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MDの編集履歴

2020-11-10 19:30:27 バージョン

MD

えむでぃー

いくつか意味を持つ略称であるが、一般的にセガのゲーム機であるメガドライブか音楽用光学ディスクであるミニディスクの略称のいずれかが多い。

曖昧さ回避

  1. セガゲーム機であるメガドライブ(Mega Drive)の略。
  2. MiniDiscの略。本項ではこれについて説明する。
  3. 新機動戦記ガンダムWに登場する無人自律機システム「モビルドール」の略称。
  4. ミサイル防衛Missile Defenseの略

概要

横72mm、縦68mm、厚さ5mmのカートリッジに封入された音楽用光学ディスク。または、その録音や再生を行う装置を言う。再生専用MDは構造そのものはCDと同様の構造であるが後述の理由と音楽MDレンタルサービスが無かった事により普及しなかった。


録音可能MDは磁界変調オーバーライト方式により記録される光磁気ディスクである。記録には寸法の小さいディスクにCDと同程度の時間の楽曲や音声を収めるため音声帯域ごとに分割し、圧縮し符号化して記録する。

しかし、MDに使われる圧縮は非可逆圧縮といって、再生される音声は元の音声に比べると劣化している。さらに、初期の圧縮規格ではエラー制御に容量を割いてしまい音質が悪かったため、MDは音質が悪いというイメージを植えつけることになってしまった。

MDへのデジタルオーディオデータコピーはコピー制限がかけられ、デジタルコピーは1世代のみとなっている。


MDはデジタルデータを記録することから、録音した音声の編集や文字入力、日時記録といったことができる。(ただし、文字の入力・表示に制限のある機種がある)

また、MD-DATAというものがあって、当時の光磁気ディスクに並ぶ容量で大きさも小さかったが、専用ディスクでないとデータ記録ができず、転送速度も遅かったため(150KB/秒)、普及せずに終わった。

他にもNet MDやHi-MDといった規格ではパソコンとの親和性の強化や音声の非圧縮録音、パソコン用ストレージ機器としての動作などが追加されている。


2000年前後に最盛期を迎え、携帯電話と共に中高生の憧れのアイテムとされたが、間もなくiPodに代表されるデジタルオーディオプレイヤーが普及。容量、サイズに劣るMDは急速に姿を消していった。


2013年に開発元であるソニーが撤退。他社のほとんどは前年までに撤退しており、事実上消滅、したかと思われた。


しかし2018年に入ってTEACが純正ピュアオーディオ用のCDプレーヤー一体型デッキ MD-70CD を投入。思わぬカーテンコールにオーディオ市場を沸かせた。

TEACのコンセプトは「録音を諦めない」。録音には単純なオーディオ以外の知識を必要とする半導体デジタルオーディオに一石を投じるものである。なお同社は、同年にピュアオーディオ用カセットデッキも投入している。


関連タグ

カセットテープ アンプ レコード CD SONY

ミニディスク表記揺れ

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