概要
JR東日本京葉線・武蔵野線向けに新製配置された205系電車に対する通称。
登場は京葉線東京延伸開業時の1990年。京葉線沿線にある東京ディズニーランドを意識してデザインされたことに起因する。
もともと、205系設計段階のデザイン初期案には類似のデザインも存在しており（ライトカバーの部分を、通常の円形シールドビーム・テールライトに置き換えるとほとんど同じ）、国鉄時代の上層部には受け入れられなかったデザインを満を持して導入したという面もあるのだろう。
- 京葉線向け編成：10両編成12本(ケヨ1～12編成)が投入されたが、E233系5000番台の投入に際し2011年に運行終了。うちケヨ10編成までの10本については4両編成へ短編成化・トイレ取り付け等の改造を施した上で、日光線・宇都宮線向け600番台となった。
- 武蔵野線向け編成：輸送力増強を目的として8両編成5本(ケヨM61～65編成)が投入された。京葉線トンネル区間の急勾配に対応するため電動車比率を上げたため編成中6両がモーター車となった。2019年に運行終了、インドネシアの鉄道会社「PT Kereta Commuter Indonesia」へ全編成が譲渡された。
- 205系の他路線からの武蔵野線転入に際し、電動車ユニットが不足する事が判明。M61編成は電動車ユニット1組をM32編成へ供出、VVVF制御化のうえでM35編成へ編成番号が変わった。
