トロイ(ダンボール戦機)

とろい

トロイとは、『ダンボール戦機』シリーズに登場した小型ロボット「LBX」のひとつである。

概要

海道ジンを主役として描かれた漫画『ダンボール戦機外伝』に登場したLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。

デクーをベースとした神谷重工の試作型LBXであり、同じ神谷重工製のインビットと同じく自律型のAIを搭載しているが、あちらよりも遥かに高性能。

手持ち武器を使用しない代わりに、腕そのものが回転式機関銃になっている武器腕「デスバレル」を搭載している。

名前の由来は、おそらく「トロイの木馬」だろう。

初出が漫画という珍しい出自でありながら、『BOOST』以降のゲーム版に逆輸入という形で実装されており、漫画からの逆輸入機体は『ウォーズ』までの時点で本機が最初で最後となっている。

『BOOST』におけるデスバレルの初期性能は、連射してもテンション切れにならない、弾数が60発と豊富、通常の射撃系武器よりも威力が高いと、明らかなバランスブレイカーとなっており、「トロイの腕があれば積む事は無い」とまで言われる程だった。

このあまりの高性能っぷりは流石に問題視されたのか、後のアップデートで調整される事になった。

ちなみに、後の『W』においても、デスバレルにお世話になったプレイヤーは多かったとか。

初出となる漫画『ダンボール戦機外伝』では、暴走してジンの知り合いとなったシジミを襲う等の凶行を行うも、最終的にジンのエンペラーM2に破壊された。

それからしばらく後の『ダンボール戦機WARS外伝』では、魔改造されたカスタム機「デストロイ」となり、ジンの機体として再登場を果たす。

武器腕では無くなったものの、装甲と一体化された武器が下腕部に装着されていたり、両肩と脚部には推進器が増設された等、かつてのトロイ以上の全身凶器ぶりを発揮している。

残念ながら、こちらはエンペラーM5やディ・レギウディア同様、ゲーム版には登場していない。