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GAMERA(怪獣)の編集履歴

2020-12-09 18:01:25 バージョン

GAMERA(怪獣)

あらたながめら

GAMERA(怪獣)とは、怪獣ガメラの生誕50周年記念映像『GAMERA』にて登場した怪獣である。

概要

GAMERA』にてお披露目された新たな個体。

角川ガメラとしては2種類目にあたる。


体躯・全長・重量などのデータは不明だが、前作に登場した成長途中のトトに近いように見えるサイズのシーンもあれば高層ビルより体高があるかに見えるシーンもあるのでまちまち。

  • 後に65mから70m程度¹と明かされたが、角川側の要望により当初は 100m に達する予定だったとか。これは東京の市街にうまく立ち入るための大きさであるとしている。ただし、この数値が身長・体高・全長のどれなのかは不明であり、このどれかによっても体躯・サイズが大きく変わってくる。仮に体高が65-70m だとしたら徳間ガメラと大差ない大きさか、場合によってはそれ以上になる。

だが、いずれにしろ「マナブを呑み込もうとしたギャオスを呑み込んで更にマナブを呑み込もうとしたギャオス」の頭部がこのガメラの後ろ脚の片方の幅の半分にも満たないようにも見えるシーンがあるので、かなり巨大なことが伺える。


16年ぶりに伝統の吠え声を取り戻した。飛行シーンは未披露だが四肢からのジェット噴射をすることは判明している。なお、飛行時には甲羅から排熱を行うことが示唆されている。


※¹『宇宙船』Vol.151


特徴

イメージは「動く岩山」 / 「地属神

頭部の全容は第一作目の昭和ガメラG3ガメラの意匠が強い。注目すると鼻先や腹甲の上部など「昭和ガメラの企画デザイン」に近い(こういう点ではシン・ゴジラに近いのかもしれない)。甲羅の形やトサカ、尻尾の基本デザインは平成ガメラをベースにしている。


歴代でも通常の直立では歴代一前傾姿勢。

歴代は昭和やトトのように四つん這いでない限りは甲羅を地上戦で活かしにくいことが多い。

アヴァンガメラならトゲで腕と足が守られているので問題ない。肩口は手足の収納に差し支えがあるのでトゲが生えていない。「G3」のガメラも強化された超音波メスが皮膚を通り切らない程度には皮膚が強い。


一見、平成シリーズのガメラに近いシルエットをしているが、甲羅のトゲ、頭頂部の皮膚甲のデザイン、分厚い下あごと首、溶岩を思わせる皮膚、尻尾の造形、体色に至るまで全体的に「アヴァンガメラの初期デザインと完成版の合成」に近い印象を持ち、デザインでの基調は徳間と角川という2種類の平成ガメラの中間的なものとされる。それに加えて腕が脚と同じぐらい太くて逞しいものとなっており、さらにフルCGによるスーツの限界を越える造形が可能になったことから甲羅のボディに対する比重、尻尾の太さと長さ、つまり、腕、脚、甲羅、尻尾は歴代で最も体躯に対して大きくなっている。


また、甲羅のトゲが逆向きになっているのも歴代初。ただし、重量感が半端ないため、飛行する際のジェット噴射もこれまでとは比較にならないような表現が求められたという。


GAMERA

体からもうもうと煙を上げながら仁王立ちするその姿はまるで生きた火山とでも表現した方が適当な様にも思えるもので、甲羅が一枚一枚稼働するのはG3と共通している。その他、首元の上部にも皮膚甲があるのは歴代初。甲羅の形状は角川ガメラと徳間ガメラの中間に非常に近く、さらみ腹甲の形状は『G1』制作時に作られた昭和版を基にしたイメージボードのものに近い感もある。

目の色はオレンジかイエローで、虹彩のカラーリングはアヴァンを基調にG3が若干入っているかいないか(というかほぼアヴァン)というもの。下から見上げた際は何種類かの淡水性の亀の意匠も入っているかのような印象を持つため、こういう意味でも原点回帰なのかもしれない(下からだと、甲羅のため首もとからトゲがあるかに見えるのも特徴)。少なくとも鼻先などは以前のようなゾウガメやウミガメ然とした嘴ではなく、スッポンマタマタに少し近い、歴代で最もリアルな淡水亀に近い頭部である。手足の質感はやはり徳間ガメラとアヴァンガメラの中間といってよい形態であり、足首の周辺にはアヴァンゆずりのトゲも生えている。それ以外の脚の皮膚の感じはこれまで歴代のガメラには見られなかったもので、かぎ爪はこれもおそらくアヴァンと徳間の中間的であり、歴代でも大型である。

  • 「(主に目元と頭部に)昭和ガメラの面影を取り入れつつも、徳間ガメラ(特にG1最初期の諸案とG3)とアヴァンガメラを足して角川ガメラ寄りで割った」姿という、ファン(とくに報われてこなかった「小さき勇者たち~」のファン・制作陣)への想いに忠実に応えた形態なのである。

これまでの平成個体とは異なり、口からプラズマ火球ではなく昭和以来の火炎噴射を放つのも特徴であり、ガメラ本来の原点回帰とも言える。その炎はトトの通常時の火炎球に質感が似ており、火球と火炎噴射の混合たる様相をしたさしずめ「火球」というよりは火砕流や火山の噴火の意匠を浮かばせる「火流」(拝借表現)と言った方が適切であろうか。まさしく火炎”放射”ではなく火炎”噴射”である。

  • その威力たるや凄まじく、息を大きく吸い込んでチャージさせてから放った一撃はこちらに襲い掛かろうと飛来してきたギャオスの大群をたった1発で全滅させて瞬時に消し炭と化しただけでなく射程圏内の市街地を丸ごと焼き飛ばしてしまったほどであり(直撃したギャオスの全身が沸騰・爆散していた)、ウルティメイト・プラズマほどかは不明だが、主役怪獣の通常技としては特撮怪獣史上でも稀に見る破壊力・規模であった。

なお、付随して発生した現象の差から、少なくとも映像中での火炎球(拝借表現)をチャージする際に要する肺活量および吸引力は、大人が立ってられない暴風を起こした徳間ガメラよりも弱いことが見受けられるが、足下の子供(マナブ)への影響を考慮した可能性もあるため一概に比較して上下はつけられない。


また、『小さき勇者たち~GAMERA~』でアヴァンガメラが行うことが(諸事情により)叶わなかった「ギャオスの頭(首)を踏み潰す」攻撃および「成長した少年との再会」も行っている。また、ここまでガメラとギャオスに体格差のある状態での戦闘は初めてである(ほとんどのギャオスが小柄であるため)。


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