概要
今からおよそ3万年前、エンペラ星人は、後の暗黒四天王を始めとする多数の配下を従え、宇宙征服を目指して勢力を広げていったが、その過程でウルトラの星へ侵攻した。これが後にウルトラ大戦争と呼ばれる戦いの始まりであった。
エンペラ軍団は、圧倒的戦力でウルトラの星を陥落寸前まで追い詰めたものの、自身はウルトラの父との一騎打ちで父のウルティメイトブレードで右脇腹を負傷し、怪獣軍団もウルトラ長老達が急遽開発した新兵器「ウルトラベル」の力で壊滅させられ、撤退する羽目になった。
この戦いでウルトラの父はウルトラの母と出会う事になり、ウルトラの星は他の星とも協力して「宇宙警備隊」を設立した。またエンペラ星人の圧倒的な力を目の当たりにしたウルトラマンベリアルが、力を求める遠因になってしまうなど、後の世に様々な影響をもたらした。
本来はウルトラマンタロウ内において内山まもる氏の描いたイラストと共に紹介された事件であり、後に『ウルトラマンメビウス』内においてエンペラ星人共々正式な設定が作られている。
『ウルトラマンメビウス』第49話においてウルトラの父とエンペラ星人による一騎打ちのシーンのみが映像化され、さらにその14年後の『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』で、ウルトラの父とアーリーベリアルが配下の宇宙人を相手に戦うシーンと、先述のエンペラ星人との一騎打ちのより詳細な映像化がなされることとなった。