概要
カルタゴとは、紀元前800年代~紀元後698年ごろまで存在した、現在のチュニジア共和国の首都チュニスに程近い湖であるチュニス湖東岸にあった古代都市国家。人身御供の悪習もあったと伝えられる。
現在のシリア・パレスチナを根拠地とするフェニキアの移民によって築きあげられた。古代ギリシャ民族と地中海を二分し、カルタゴは西地球海の覇者となった。
やがて、チュニジアとは対岸のイタリア半島に勃興してきた古代ローマ(共和政ローマ)と対立し、1~3次のポエニ戦争(ポエニはフェニキアの訛り)で滅亡した。
第二次ポエニ戦争の武将(というか首謀者)のハンニバル・バルカの名声は高い。
尚、カルタゴ滅亡後、ローマ人が再興させまいと農地に塩を振り撒いた伝説があり、そこから転じて「農地に除草・防虫目的で塩をドバドバ投入する農法」をカルタゴ農法と呼ぶようになった(だいたい天穂のサクナヒメのせい)。
ネット上で話題にされる際はとりあえず最後に「ともあれカルタゴは滅ぼされるべきである」と最後につけられがち。
これはローマの政治家、大カトーことマルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスが全く関係のない演説でも最後にこのフレーズをつけてカルタゴを滅ぼすべしという機運を作ろうとしたエピソードが存在するため。ともあれカルタゴは滅ぼされるべきである
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SCP-2513…ともあれカルタゴ滅ぶべし