アヴェンジャーとは、英語で復讐者のこと(avenger)。アベンジャーとも。
曖昧さ回避
- アメリカ海軍の艦上攻撃機TBF/TBM アベンジャーの表記ゆれ
- アメリカ空軍の機関砲GAU-8 Avenger。
- Fateシリーズに登場するクラス名⇒アヴェンジャー(Fate)
- 2003年に放送されたTVアニメ⇒AVENGER
- ファイナルファンタジーシリーズに登場する武器
- ファンタシースターオンライン2とその派生作品PSO2esに登場する武器(ウェポノイド)
- 聖剣伝説3のホークアイのクラス4(リメイク版にて追加)の闇クラスの名称。
もしかして→アヴェンジャーズ
TBF/TBM アベンジャー
GAU-8/A Avenger
A-10神に据えつけられた口径30mm・7砲身ガトリング砲。
A-10神のご本尊(冗談ではなく、A-10神はコレの搭載前提で設計をされている)。
全長は本体のみで6.4mと軽く乗用車越え、砲本体は300kg近くあり、給弾機構等のシステム全体では2トンを超える。
30mm弾は薬莢だけで牛乳瓶サイズと巨大。
射撃後薬莢は、排出された薬莢に起因する機体の重量変移やFODを防ぐため、そのまま持ち帰る。
また薬莢をアルミ合金にすることで、弾薬搭載量を3割増やす事に成功している。
30mm弾の威力は高く「現在地球上に存在する装甲車両は全て撃破できる」と言われるほど。
これほどの威力を発揮するのは、航空機に搭載されるため、薄い上面装甲を狙えるからである。
このため主に戦車ごと地面を耕すのに使われる。
なお、これは誇張ではあっても虚構ではない。いやほんとに。
対戦車専門と言うわけではなく、徹甲弾で建築物などの強固な目標を破壊できるし、焼夷榴弾で敵兵士や軽装甲目標を一網打尽にすることが出来る。むしろ冷戦後、主目標の(赤い)戦車がいなくなったため、対戦車攻撃に使われることのほうが少ない。
ちなみに「撃ち続けると反動で機体が失速する」「撃った振動でビス止めが抜けて部品が落ちた」という逸話?は都市伝説だそうである。良かったよかった。
ただし、困ったことに前者の都市伝説にはいくばくかの真実が含まれる。
まず、反動はA-10の片肺分の推力に匹敵するために失速はしないが減速はする。
これ自体は亜音速機なのでさして問題はないのだが、10トン近い重さがある筈のA-10が反動で機首の軸がズレたため、反動を計算された配置に変更された。
ちなみにビス等はワイヤー等を用いてのゆるみ止めが徹底的に行われているため、抜け落ちることはまずないとのこと。
派生型として、外装式機関砲ポッドのGPU-5/A(中身は4砲身の軽量アレンジ版)や、CIWSのSGE-30 ゴールキーパーにも搭載されている。
因みに、使用火薬はSB・シングルベース無煙火薬。