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D4Cの編集履歴

2021-03-14 15:33:56 バージョン

D4C

でぃーふぉーしー

D4Cとは「ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン」に登場するスタンド。

同じ場所に隣りの世界を同時に存在させられる

それがスタンド能力 “ いともたやすく行われるえげつない行為 ”

『 D・D・D・D・C (ディー・4・シー) 』


概要

【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】

「JOJOVELLER STANDS」より。


第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するスタンド

正式には英文でDirty_deeds_done_dirt_cheapであり、「いともたやすく行われるえげつない行為」はその日本語訳に当たる。頭文字を略して「D・D・D・D・C」もしくは「D4C(ディー・フォー・シー)」と呼ばれる(以下D4C)。



本体はファニー・ヴァレンタイン大統領(以下大統領)。

容姿は、巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と全身にある縫い目状の模様が特徴な人型のスタンド。第7部自体にまともに近接格闘する人型スタンドが他におらず、純粋にスマートなフォルムというだけでかなり目を引く。

ビックリマン×ジョジョ No.19 D4C ラブトレイン

最終盤で大統領が老化攻撃を受けた際には、それに伴い顔の角含めた外装が剥がれ落ちた。この状態は別次元の大統領に乗り換えても改善しなかった。


あまりラッシュを多用しない戦闘スタイルで、手刀を披露している。

能力に関しては数あるスタンドの中でも屈指の難解さを誇るスタンドの一つである。


能力

性能

原作内では「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる」と表現される能力。

要するに「平行世界、パラレルワールド間を自在に行き来することができ、さらに他者を異世界へ引きずり込む(又は送り出す)ことができる」能力である。

D4Cの能力上では、「聖人の遺体」が存在する世界が「基本の世界」となっているらしく、平行世界に「遺体」は存在しない。


何らかの物体の隙間(「扉と壁の間」「国旗と地面の間」等)に挟まれる、或いは挟み込むことで発動する。ただし、自分の体で自分を挟む行為(舌を噛むなど)、または既に身に着けているもので自分を挟む行為は発動条件とみなされない模様。


大統領以外の人間でも同じ条件を満たすことで、もともと自分がいた世界に帰ることはできるが、「同じ世界」で「同一の物、人が2つ」出会うと重なり合って崩壊し、消滅する。作中の解説では並行世界から物を持ち帰ることができないという意味で「お金持ちにはなれない」と喩えられる。

これはD4Cの攻撃で最も恐るべきものであり、崩壊する際の破片は「メンガーのスポンジ」に酷似している。唯一本体である大統領だけは崩壊の対象にはならず、何人同じ世界に集おうが平気である。このため、人海戦術のような使い方も可能。ただしその場合、いくら同じ自分とはいえ並行世界ごとに行動は微妙に異なるため、使いたい状況に応じて似たような場面から「自分」を引っ張ってくる必要がある。


更に、大統領はたとえ致命傷を負っても並行世界の自分に意思とD4Cを託すことができる。

致命傷を負った大統領は死ぬが、並行世界から同じ意思を持った別の大統領が来るため、対峙するジョニィらにとっては不死身と同意である。戦闘上とても便利そうな能力に見えるが、本体が死を恐れてD4Cを手放さなければそのまま消滅してしまうのであるから、国家のためなら自身が死んでも問題ないという狂信的な愛国者である大統領だからこそ成立する疑似的な不死身である。(それ故、ホワイトスネイクのように能力を抜き取って他人が用いても十分に使いこなせないと思われる。)


祖国のためならどんな犠牲も厭わない大統領にとって、まさにその理想を具現化したような能力だが、異世界移動の能力以外は、他のスタンドにパワーで劣ることもある上、飛び道具を持たないため、完全無敵というわけではない(本体である大統領が拳銃で応戦することで一応のカバーできる)。

つまり、「挟む」という行動が伴う攻撃には無敵だが、削ったり抉ったりなどの攻撃では死亡する可能性がある。


またジョニィのタスク ACT2による攻撃を挟み込んでも、追尾する「穴」はその挟んだものに移ってしまうため、下記の新たなる段階の現象が無ければ防ぐことは出来ない。

ちなみに、「基本の世界」の大統領以外の大統領は平行世界を行き来できず、その場合、D4Cはただの格闘タイプのスタンドである。


D4C-ラブトレイン-(新たなる段階)

詳細はD4C-ラブトレイン-


余談

  • スタンド名最長

英語でも日本語でもスタンド名としては最長。

普段は省略され本記事のように「D4C」と記述及び呼ばれることのほうが多い。


  • 元ネタ

オーストラリアのバンドAC/DCの発表したアルバムおよびそこに収録された楽曲に「Dirty deeds done dirt cheap」があり、恐らくはこれが元ネタ。

直訳すると「安く請け負われた汚い仕事」となり、歌詞の内容も含めて意訳すると「どんな仕事も安く請け負う」となるらしい。ヴァレンタイン大統領の思想や行動を踏まえるとなんとも皮肉めいているかもしれない。

なお、元ネタとなったアルバムおよび曲の邦題は「悪事と地獄」となっている。


因みに、AC/DCは第2部に登場する柱の男の1人:エシディシの名前の由来になったことでも有名。


ラブトレインはアメリカのソウル・トリオのO'Jaysの楽曲「Love train」が元になっている。


関連イラスト

大統領&D4C\ happy birthday of president /


関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 SBR ファニー・ヴァレンタイン大統領

スタンド ジョジョの奇妙な冒険・スタンド一覧

パラレルワールド 重力相互作用

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