狛村左陣
こまむらさじん
CV:稲田徹
人物像
護廷十三隊の七番隊隊長。
彼は人狼であり、それを隠すため虚無僧のような鉄笠や手甲を着用し、顔や手を隠していたが、更木剣八との戦い以降は、鉄笠で顔を隠さなくなった。孤独だった自分を死神として拾ってくれた山本総隊長に恩義を感じている。
作中の活躍
尸魂界編篇
中盤で登場。親友である東仙要と共に行動する。
後に一護たち旅禍に味方した剣八と対峙、序盤は東仙の交戦を見守る。東仙が敗北したことで彼と交代し、卍解を発動して交戦しようとしたが元柳斎の霊圧を察知して戦闘を中断した。
その後藍染の謀反を知らされた際には一足早く双極の丘に到着し、彼と戦闘を行おうとするも藍染の放った「黒棺」をくらい戦闘不能になった。
虚圏へと去っていく東仙を呼び止めようとするも彼が聞き入れることはなかった。
破面編篇
他の隊長達と共に空座町の決戦に参戦。
チーノン・ポウに敗北した一角の救援に入り、卍解でポウを一撃で叩き潰して勝利。(この時柱が壊されて回帰しかけてた本物の空座町をも損傷させてしまった為、今月は赤字となってしまった)
その後は吉良が治療を行っている結界の護衛に回っていたが吉良の説得で前線に立ち藍染側に回った東仙と交戦する。しかし虚化や帰刃をも手にした東仙に圧倒される。止めを刺されそうになるが檜佐木の奇襲によって事なきを得た。そして東仙と和解しかけたが、直後に東仙は藍染に殺害されてしまう。
その後藍染と戦闘を行うが一蹴されて敗北した。
千年血戦篇
バンビエッタ・バスターバインと対峙。早期決着を狙い卍解するも彼女に奪われてしまった。戦闘でも劣勢になってしまうが、元柳斎の霊圧を感知して部下を鼓舞し奮い立つも右耳を失う重傷を負った。(後に完治)
第1進行後、人狼一族の元を訪れ「大爺様」に一族の秘儀の教えを乞おうとするが拒否され彼と戦闘を行う事となった。
実は狛村が人狼であるのは彼の出生が、生前罪を犯し畜生道に堕ちた一族の出である為。
見えざる帝国編では山本総隊長の仇討ちの為、一族に伝わる「人化の術」を使用し不死身の体となってバンビエッタと再び戦闘に入る。バンビエッタを圧倒して勝利するも人化の術が切れ、術の副作用によって完全な狼と化した。
復讐心に駆られかつての東仙の二の舞になってしまった自分を卑下するが、射場の励ましを受けてともにユーハバッハのもとへと向かう。その後の動向は不明だったが、射場とともに行動していることが描かれた。
以降はどうなったのかは描かれず、最終回でも登場しなかった。
小説版では、隊長職を退き(射場により、戦死したと護廷十三隊には説明された。なお、霊圧の残滓から一部は存命に気づいている模様)、人狼族の少年を射場のもとに預け、狼として裏山で生活していることが判明した。呪いのため、人語は話せなくなったようだが、人狼を介すれば意思疎通がとれるため、自らが隊長の器として充分か思い悩む射場を励ます言葉を伝えた。
斬魄刀
- 天譴
能力解放に伴う形状の変化は無いが、自身の攻撃を巨大化させる力を持つ。
狛村は基本的に卍解を多用するため詳細な能力は不明。
解号は「轟け」
- 卍解:黒縄天譴明王
自身と連動する巨大な鎧武者、明王を召喚する能力。
明王の能力は単純な力押しの卍解であり、明王の怪力で相手を叩き潰すと言う、他の卍解と比べれば分かり易いまでに脳筋な能力。
明王は狛村とリンクしており、明王と狛村のどちらかがダメージを受けると、同様のダメージがお互いにフィードバックする。その故に明王を破壊されて狛村敗北と言うパターンが多々ある。作中において単純な力勝負ならば、間違いなく最強の部類であるが、互いに戦法を熟知している東仙との戦いでは、破面特有の超速再生で自慢の攻撃力が全く通用しない上に、巨体故に小回りが利かずに速さで翻弄されて圧倒されると言う、正に典型的な攻め方で苦戦を強いられ、東仙からも「その破壊力故に一撃で相手を仕留めきれず、反撃されるとは思わない」、「不便な卍解」と酷評された上に、藍染には卍解ごと一撃で破壊される羽目になった。しかし、逆に狛村が回復すれば明王も回復する為に、卍解唯一の修復機能を持っている。
- 黒縄天譴明王・断鎧縄衣
人化の術によって黒縄天譴明王が変化した姿。
鎧を脱ぎ捨て、鬼のような内面をむき出しにした明王。黒縄天譴明王の鎧は狛村の命そのものであり、それを捨て去った姿は狛村が命を捨てた事の証明でもある。
特性は以前と変わらないが、狛村が不死身と化した事により、明王も攻撃する端から再生する不死身の卍解と化している。
また鎧を脱ぎ捨てたためか、動きも非常に俊敏になっている。