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マイアサウラの編集履歴

2021-04-09 12:12:41 バージョン

マイアサウラ

まいあさうら

白亜紀後期の北アメリカに生息していた植物食恐竜の一種。

概要

アメリカ・モンタナ州で発見された、そこそこ原始的なハドロサウルス科(いわゆるカモノハシ竜)の鳥脚類である。全長は9mに達する。属名は「良母爬虫類」を意味する。「子育て恐竜」として有名。


最初の化石は、のちに「エッグマウンテン」として知られる場所で、ジャック・ホーナー(ティラノサウルス腐肉食説を唱える古生物学者)によって発見された。この時、様々な成長段階にある多数のマイアサウラの化石と卵殻、そして巣の跡が発見された。また、エッグマウンテン直下の地層からも多数の巣の跡が発見された。エッグマウンテンはマイアサウラの集団営巣地だったのである。

マイアサウラの子育てだよ


この時発見された幼体の化石(足首関節が完成しきっておらず、まだ歩けない)の歯には、すり減った跡が見られた。このことから、親がまだ歩けない子供に餌を与えていた、すなわち「子育てをしていた」と考えられた。

しかし、巣の中に卵殻が残っていたこと(鳥であれば、ヒナがケガをしないように親が取り除く)や、巣の中に死肉食性の昆虫の化石があったことなどから、単にこれらの幼体化石は孵化前の胚であったとする説もある(何らかの理由で卵が割れて胚が露出し、昆虫がやってきて死んだ胚を食べたものと考えられる)。孵化前の幼体の歯にもすり減った様子が見られる。

とはいえ、マイアサウラの集団が定期的にエッグマウンテンを訪れ、集団で産卵していったことは間違いないとされている。


復元骨格は日本でも目にすることができる。「子育て恐竜」というキャッチもあり、(当時としては)命名からさほど間をおかずに日本でも有名になった。


関連タグ

鳥脚類 サウロロフス

ヒパクロサウルス…同時期に生息したランベオサウルス亜科の鳥脚類で、同じく様々な成長段階の個体の化石や卵、巣の跡が発見されている。

トロオドン…同時期に生息した小型獣脚類で、同じく卵の化石や巣の跡が発見されている。

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