「この私が、汚らわしい属州人と約束を交わすなどと……最高のジョークじゃないかぁ!!」
「うんうんッ! そうだろうともッ!なら、もう一度頑張ってみようかッ……?がーんばれ、がーんばれッ!」
概要
5年前の「カルテノーの戦い」で軍団長ネール・ヴァン・ダーナスを失ったガレマール帝国軍第VII軍団の新たな軍団長を務める男。
元々は魔導技術者であり、優秀な故に軍内では出世街道を歩んでいたが、その先を行くガイウス・ヴァン・バエサルに対する劣等感が反転して憎悪を抱く。
そして軍団長が不在となり、何度かトップの更迭や粛清が起きた果て、第Ⅶ軍団軍団長の座に就いた。
その後、ヴァリス帝の命令でアルテマウェポンの後継機である「ウェポンシリーズ」の開発に取り組んでいたが、ヴァリス帝がゼノスに暗殺されたことで状況が一変。
「ウェポンで皇帝の座を我が物にする」という欲望にとりつかれ、暴走していった。
性格
陰湿な臆病者で、常に周囲を見下している。
物事が自身の思い通りにならないと周囲の弱者に当たり散らし、一方で自身より強いものには媚び諂いつつも、陰では強い恨みを抱く、精神的に幼い卑劣漢。
冷酷で加虐趣味があり、FF14の登場人物の中でもトップクラスの悪辣さを持つ。
「純血主義」の論文をわざわざ発表するほどのガレアン人純血至上主義者で、属州民を単なる使い捨ての部品としか見ていない。
これは、実力さえあれば属州民も分け隔てなく重用していたガイウスへの意趣返しの意味もあるらしい。
利用価値のある相手には不気味なほどの優しさを見せる一方、使えないと判断した相手には一切の容赦がない。基本的に自分以外の人間には興味がなく、邪魔者か道具か玩具としか思っていない。
アリー達には日常的に虐待を加えるほか、ウェポンシリーズが破壊される度に責任をアルフォンスに押し付け拷問にかけている。
常に属州民の子供達を世話係として引き連れており、彼らにアルフォンスの拷問を強要させることで子どもたちに加害者意識を植え付け、その罪の意識によって「お義父さん」に逆らう意思を持たせないようにしているなど、陰湿な虐待を行っている。
これもまた戦災孤児を保護して義理の親子となっていたガイウスへの意趣返しであり、その実子供達の名前すら記憶していないという醜悪な模倣である。
ダイヤウェポンの実験ではウェルリト人の親子を被検体にし、父親に対して「協力すれば妻子は解放する」と言いつつ、妻子の目の前で実験を実施。
ゼノスの人格コピーに失敗し、膨満・溶解して死亡したのを「きたならしい」と言い捨て、恐怖に震える妻子のどちらかを次の被検体にするという行為を嬉々として行っている。
好物はウェルリトで100頭しか飼育されていない希少な品種の乳牛から採れたミルク。
余談
自分の思い通りにならない人間には容赦ないウァレンスだが、パッチ5.4のある場面から「がんばれおじさん」というあだ名が定着するようになった。
ついでにその時のセリフを再現するテンプレマクロも流行したりしている。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 漆黒のヴィランズ
ガレマール帝国軍第VII軍団 ガレマール帝国 ウェポン(FF)
この先、彼の最期が書かれているためネタバレ注意!!
アルフォンスの脳を組み込んだダイヤウェポンが暴走し、ガレマール帝国軍第VII軍団を壊滅させた挙句に、切り札であったダイヤウェポンを光の戦士に破壊された事で皇帝の座を手にする計画は破綻。
一時は死亡したとも考えられていたが、せめてガイウスだけでも葬ろうと、彼の前に姿を表す。最初の内は収集したガイウスの戦闘データを以って彼を圧倒するが、ガイウスの揺るぎない信念と覚悟の前に敗北。
最期はアルフォンスの意思で再起動したダイヤウェポンによって握り潰され圧死。その亡骸は海へと投げ捨てられた。
かくして、皇帝の座に執着し続けた愚か者は自分の欲望の為に使い捨ててきた者たちの思いによって破滅したのであった。