南進駆郎
みなみしんくろう
『南進駆郎の【本物の闘い】を見せてやるぞ!』
概要
CV:関俊彦
海岸沿いの屋敷に住む金持ちの少年。家族構成は、父と義母の三人構成であるが 現在は海岸沿いの屋敷で執事の安西と二人で生活を送っている。
ミニ四駆界の頂点に立つことを望んで一人孤独の道を歩もうとするが、四駆郎との戦いと交流の中で友情に目覚め、ダッシュ軍団に参加する。
メインマシンはトップスピード重視の「ダッシュ3号・流星(シューティング・スター)」。
パンクローとは唯一無二の親友で、勝負の場に彼がいないと心配で調子を崩すほど。
改造の技術も高く、スタビライザー・ポールをマチ針から即興で発明したりした。
南十字を持つ男の過去
進駆郎は、生まれてまもなく両親が離婚し母と姉と3人でアパートで暮らしていた。
生活は決して裕福ではなかったが、心身共に健康的で温かみの溢れる家庭環境で、三人で囲む食卓や美味しい食事は、進駆郎の精神を豊かにしていった。
だが、ある日再婚した父が『会社の跡継ぎとする』と南家に引き取られることとなった。
あまりにも唐突過ぎる出来事に嫌も応もなく、母も姉も進駆郎を引き取られていく姿を涙をこらえながらも見送った。
母からは『父は死んだ』と教わっていたのだが、真実は【父が仕事人間だったため、母と姉は精神的に辛い日々を送らされていた】ことが原因で離婚した事が明らかになった。
以後、南家の人間として生活をすることになったのだが・・・父には懐かず、義母からは『食事の作法も守れないなんて! 貧乏が染みついてるわ!』と礼儀作法を始めとしたもので嫌われてしまった。 以後は、海岸沿いの屋敷をあてがわれ執事の安西と生活することになった。
その後、姉のレーシングチームを巡って額に十字の傷を負った。傷は手術で消えたが、心が燃えるとき南十字星のように現れるらしい。
未完の必殺技として「サザンクロスエクスプレス」がある(本人曰く「言ってみたかっただけ」のようだが、極めたいという願望もある)。
歴代マシン
アニメでは未登場。単5電池4本という特殊な改造もしていた(ただし、本来はレギュレーション違反)。他には「プロペラシャフトの中間にカウンターギアを入れてシャフト回転に伴うジャンプ時の車体の捻れを相殺する」など。
メインマシン。高速重視。
※このマシンは一般公募のデザインコンテストで優秀賞を取ったデザインを元に手直しされて誕生した。そしてそのデザインを生み出したのは、のちに続編『ハイパーダッシュ!四駆郎』を執筆することになる、当時中学生だった武井宏之氏であった。
- ダッシュ03号 スーパーシューティングスター(S・S・S)
真・ダッシュ!四駆郎に登場。
- ハイパーダッシュ3号 シューティングプラウドスター(流星の誇り)
ハイパーダッシュ!四駆郎に登場。コンテナブースターを装着してエンペラー用の強化外骨格を届ける活躍も。
実はハイパーダッシュマシンで最初に登場したのはエンペラー(ライズエンペラー)ではなく、このマシン。
関連タグ
ハルーン:シューティングスターの元になるマシンの案を送り、後に漫画家になった武井宏之氏が作った漫画であり、本作と同様にテレビ東京系列でアニメ化した『シャーマンキング』の登場人物。進駆郎と同じく関俊彦が演じている。
三国藤吉:同じくミニ四駆(ここではフルカウルミニ四駆)を題材にした作品『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の登場人物。五人構成のチーム(アニメでは『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』と改題していた時のTRFビクトリーズ)の一人であり、裕福な家庭の御曹司であることが共通している。アニメの『四駆郎』で進駆郎を演じた関俊彦氏は『レッツ&ゴー!!』作品では映画『暴走ミニ四駆大追跡!』にてゲストキャラクターのデドゥルートを演じている。『レッツ&ゴー!!』と同じくこしたてつひろ氏の漫画を原作とするアニメ『ドッジ弾平』では二階堂大河を演じてもいる。また、進駆郎のチームメイトの一人である戸田弾九郎(アニメでの戸田弾駆郎)を演じた玄田哲章氏は、『レッツ&ゴー!!』作品では藤吉の父親である三国菊乃丞を演じた。