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概要編集

ダッシュシリーズの三号機で、コードネームは【流星】。 所有者は南進駆郎

ジェット戦闘機のようなデザインのカウルに白に青のカラーリングが施されているのが特徴。

最高速度重視にセッティングされている。


流星は、さらに力を得る


立体物編集

レーサーミニ四駆のカテゴリでタイプ3シャーシが採用された製品として販売(現在は絶版)。

パーツが簡略化や一体化がされやすいミニ四駆のボディにおいて、珍しくサスペンション部・ダクト・リヤウイングが細かくパーツ分けされており、そのため部分塗装は比較的簡単な部類に入る。

ただし当時丸形のキャノピーは珍しかったのかキャノピー用のステッカーが付属しておらず、素組だと真っ白のままであった。そのため、この部分も塗装で補う必要があった。

バーニング・サン同様プレミアム化はされていないため、片軸版ボディはメモリアルボックスなどでしか手に入らず長らく入手困難になっている。ただし、2015年にはアミューズメント用プライズ(景品)向けに「シューティングスター ドラゴンテイル」としてエスケイジャパンを通じてアミューズメント施設を中心に展開。スーパー1シャーシとブルーメッキの3本スポーク大径ホイールを採用し、ボディ色は黒・白(シャーシ・タイヤはスカイブルー、ギヤカバーは白)と赤・青(シャーシは白、タイヤ・ギヤカバーは黒)の4色の展開となった。パッケージは共通で(箱絵画像は黒車体のモデルが使われ、箱側面の画像でどの色のキットが入っているかを確認できる)、ステッカーはホイルタイプで、通常キットでは設定のなかったキャノピー部分のシールが3分割式として新たに追加されている。

それとは別に、2008年にはミニ四駆特別企画のスペシャルキットとしてグレートエンペラーの+1(プラスワン)ボディとして同梱されたキットが発売された(2008年発売版は既存のキット同様キャノピー用のステッカーのない仕様だった)。このキットを含めた一連のシリーズ(エンペラーをはじめとした四駆郎マシンの+1ボディキット)は2021年にITEM番号を変更した上で再販が予定されている。


他には、MSシャーシが採用された製品としても販売された。ただしシャーシの都合上分類はミニ四駆PROシリーズに変更されている。こちらはいつでも入手が可能。

両軸シャーシ用にボディが改修されており、パーツ分けの細かさはそのままに片軸版にはないサイドポンツーンが追加されている。片軸特有のギヤボックスの干渉もなくなったため、エンペラー同様リヤサスペンションも左右対称になった。

もちろんこちらにはキャノピー用のステッカーがちゃんと付属している。

2015年には金メッキ化されたボディ部品がコロコロアニキ第2号の付録として採用された。ただしステッカーは付いていない。


小話編集

実は本マシンの原形デザインは当時連載されていたコロコロコミックにて募集された「ダッシュ1号デザインコンテスト」企画にて応募されたデザインの一つで、デザインした応募者は当時、中学生であった。マシンの名前は「ドラゴンフォース」。当時は四駆郎の先駆的なマンガとしてラジコンをテーマとした『ラジコンボーイ』が連載されており、そこに出ていた「ドラゴン兄弟」もミニ四駆化していたので、このネーミングセンスもコロコロ愛読者ならば、ある意味で当然のチョイスセンスで、さもありなんといったところであろう。

詳細な設定が描き込まれたこのデザインを観た徳田ザウルス氏は、そのデザインやメカニズムに感動(と、いうよりもそこまで描ききったメカ好きの魂に共鳴)し、電話で『四駆郎のライバルが使うマシンとしてデザイン使っていいかな?』と許可を得てリデザインさせ劇中に登場させたのであった。


……で、このデザインを描き徳田先生にセンスをベタ褒めされた中学生の少年は、その事に心から感動して将来の夢を漫画家と定め、のちにその夢を叶える事となった。その少年の名こそ武井宏之という。

つまりシューティングスターは、武井先生を漫画家に至らしめたきっかけを作ったマシンであり、このマシン(と徳田先生のベタ褒め)が無かったならば、もしかしたら『シャーマンキング』も生まれなかったかもしれなかった。


のちに武井先生はこれが縁となったか徳田先生の遺鉢を継ぐように『ハイパーダッシュ!四駆郎』を手掛ける事となったのであった。

関連タグ編集

ダッシュ!四駆郎 南進駆郎

レーサーミニ四駆 ミニ四駆PROシリーズ

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