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ハムスターを殺した不良学生の編集履歴

2021-05-29 21:44:01 バージョン

ハムスターを殺した不良学生

はむすたーをころしたふりょうがくせい

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物。こち亀有数の外道ぶりを見せつけた。

「まて!面白いゲームを考えた。明日園児(ガキ)たちくるだろ。ただ殺すだけじゃなくて…」

「じゃあいらねぇこんな物!クビで上等!親も教師も見はなしたこいつらをだれが目を覚まさせるんだ!」(不良達を鉄拳制裁する際の両津の台詞)

「お…おそい…よ、もう…ハムちゃんたちは…一生懸命生きていたんだよ、それなのになんで…なんで!あんたたちも踏み潰されればいいんだ!!わあああん!」(犯人に対する檸檬の台詞)

『その日、初めてレモンは人前で大声で泣いた。犯人を捕らえても解決しない、わしにとってもいやな事件だった(両津事件簿第12章)』(物語のラストを締め括る両津のモノローグ。この部分からだけでも、檸檬や両津達のやりようの無さから来る後味の悪さが伝わってくる)


概要

第123巻(マンガアプリ少年ジャンプ+では第1181話)収録の「檸檬が泣いた日…の巻」に登場した不良達。

同時に、該当エピソードは数あるこち亀の回の中でも後述する後味の悪さから屈指のトラウマエピソードとしても有名。


(主に主人公・両津により)シャレにならない被害もよく起きる本作だが、ギャグ漫画と言う事もあり、まだ笑い話で済まされる部分もある一方で、このエピソードに登場した彼等はギャグ補正など皆無な正真正銘の外道である。

実際、40年の長期連載の本作の中でも、両津がここまで本気で激昂したシーンは殆ど無い。


詳細

彼らは近隣の学校を荒らしては金品を奪って回っており、ある時偶然檸檬が通う幼稚園(数日前に制服姿の両津達が幼稚園に立ち寄ってた所からその事件のパトロールの強化をしていたようだがその矢先)に侵入した際、立ち去る前に「面白いことを思いついた」と檸檬や園児達が飼っていたハムスターを踏み潰してバラバラに惨殺(流石に死体の描写はされていないが)、金品を奪い逃走。しかもこの時に殺されたハムスターの内の1匹は妊娠中で、1週間後に出産を控えていた


翌日、上記の事件は彼等の犯行と断定され、エスカレートする危険性からすぐに捜査が始まったものの親も学校も既に彼らを見放しており、頑として警察には協力しようとしなかった(その事をは「少年犯罪は他人事と思っているから」と語っている)。

その為両津が(恐らくサボりでよく立ち寄ってたゲーセンの聞き込みや自身の仲間達の協力で)独自に捜査を行い、最終的には(発見時点で証拠や逮捕状を所持していない事を承知で)両津が自身の警察手帳を捨て、懲戒免職覚悟の上で鉄拳制裁を行い(両津もボロボロ姿になっている事から抵抗はしたようだかそれも虚しく)檸檬の元へ引きずっていき謝罪させた。

だが、檸檬が許すはずもなく、号泣しながら「あんたたちも踏み潰されればいいんだ!!」と罵声を浴びせる。


この時、檸檬の(初めて人前で)号泣する姿に犯人達は、僅かにも自分達の行いに反省の色を見せているが、彼らが逮捕されたその後に関しては最終回になっても一切描かれていない。尤も、仮に彼らが更正したところで、殺されたハムスター達が生き返る訳でも、檸檬達の負った心の傷が完全に癒える訳でもなく、最終コマのモノローグにて両津も「犯人を捕らえても解決しない、わしにとってもいやな事件だった」と(両津が提出した報告書の文面と思われる)語っている等、登場人物が誰も救われない後味の悪さが滲み出ている。


関連タグ

こちら葛飾区亀有公園前派出所


檸檬が泣いた日…の巻


人間のクズ 外道 お前ら人間じゃねぇ!! みんなのトラウマ

 

吐き気を催す邪悪:扱いの難しいタグだが、上述の非道ぶりを見れば正にこれ。制裁されてわずかでも反省した分だけはまだマシか。


ライフル銃の男:同じジャンプ作品の同類


ホーディ・ジョーンズに代表される新魚人海賊団の幹部:周囲にストッパーがおらず暴走した点で同類。その本質は環境が生んだ化け物と評された。


ステイル:自身の店で売られている動物達を虐殺させる非道な共通点を持っている。最終的に主人公(のペットの身内)に成敗されている。


善悪の屑:小学校内で飼育されているウサギを虐待死させた不良達が復讐屋に制裁を受けるエピソードがある。この回に登場する不良達は一度警察に捕まるも未成年の為に重い処罰を受けず、その後も反省の色を見せず夜な夜な学校内で好き放題していた為に、最終的に復讐屋にボコボコに叩きのめされた。

制裁されたとはいえ反省の色がなかった辺りはこっちの不良どもより邪悪ともいえるか。


ジャンプアルティメットスターズ:上記の「親も教師も~」のセリフが両津のバトルコマとして収録されている。そのセリフの簡易の解説もされている。


外部リンク

檸檬が泣いた日…の巻(こち亀):アニヲタWiki(仮)のページ


法務省:社会を明るくする運動:親や学校から見放された結果、不良学生達はこのような事件を起こしたわけだが、「一度大きな過ちを犯してしまった者は切り捨てる」周りの対応が何度も過ちを繰り返す原因になっていると指摘している。

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