この記事ではディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のヒロインについて説明する。
概要
声:マンディ・ムーア(英語版)/中川翔子(吹き替え版)、小此木まり(歌の吹き替え)
森の中の塔でゴーテルと暮らす少女。その金髪の長さは70フィート(21メートル)にも及ぶ。髪を引きずって歩き、中盤で花を飾った三つ編みに結ってもらう。
彼女の髪には秘密の歌を歌うと傷や病を癒やす特別な力が秘められ、「外には髪を狙う悪者がいる」とゴーテルに言い聞かされ、外の世界を知らずに塔の中で暮らしてきた。しかし不自由な生活とは裏腹に非常に好奇心旺盛であり、唯一の友人であるカメレオンのパスカルと遊びながら外に憧れ、自分の誕生日に遠くの空を飛ぶ「灯り」の正体を確かめたいという夢を抱いている。
読書、料理、音楽など多趣味な中、部屋の壁に絵を描くのが一番の趣味であるが、描きすぎたあまりスペースが無くなってしまう。
18歳の誕生日の前日、塔に侵入したフリン・ライダーを捕まえ、ゴーテルに「今度こそ灯りを見たい」と告げるが無視されて「あんたはここにいるの!一生!」と怒鳴られてしまう。そこでフリンを灯りの場所に案内させようと考え、夢を実現させるべく塔の外へと踏み出す。
引きこもっていたとは思えないほど運動能力が高く、長い髪をロープや鞭のように自在に操ってアクションをこなす。
絶体絶命の危機を通じ、フリン(ユージーン)と秘密を打ち明け合い、心を通わせていく。
正体
その正体は行方不明の王女であり、国王が国中の人々に探させた『金色の花』を飲んで重い病から奇跡的に回復した王妃のお腹の中から生まれ、金色の花の力で美貌を保とうとしたゴーテルに赤ん坊の頃に誘拐されていた。
髪を切ると力が消えるため、髪は伸ばしっぱなし。誘拐される前にゴーテルが一房だけ切った髪は茶髪になり、伸びずに残っている。
『魔法の花』の歌詞によると、この髪の魔法は時間を巻き戻して傷や病を回復させるものらしい。→時間操作
誕生日の夜にユージーンと灯りを眺めて夢を叶えるが、ゴーテルの策略で彼と引き離されて塔に連れ戻される。
だが、壁に描いていた王国の紋章を見て自分が何者かを思い出し、自分を誘拐して利用してきたゴーテルに「私は消えたプリンセス」「生まれてからずーっと隠れて生きてきた!髪の力を狙う悪い人から!でもそれはあなただった!」という怒りを吐き出すのだが、
いつものように彼女の言い分を無視して丸め込もうとするゴーテルに怒りが頂点に達し、髪の力を使わせることを拒絶する。
ラプンツェルはゴーテルに鎖で繋がれ、助けに来たユージーンもナイフで刺されてしまう。死にかけたユージーンを髪の力で救う代わりにゴーテルから一生逃げない約束をするが、傷を癒やす前にユージーンに髪を切られて短い茶髪の髪になった。
髪の魔法を失ってパニックに陥ったゴーテルは塔から落ちて灰になり、ユージーンは「君は俺の新しい夢だ」と言い残して息を引き取る。
ラプンツェルが流した涙から金色の花の力がこぼれて彼を生き返らせ、本当である両親の国王夫妻と再会を果たし、ユージーンと結ばれて女王となった。
短編映画『ラプンツェルのウェディング』でユージーンと結婚する。
しかし、本編の6か月後の設定の映画『ラプンツェル あたらしい冒険』で切ったはずの金髪が復活してしまい、その理由を探るために奔走することとなってしまう。
関連イラスト
関連タグ
セフィロス:共通点が多い。英語版ではエアリスの初代声優がラプンツェル役のマンディ・ムーアだったりする。
クラリス・ド・カリオストロ:元ネタ説がある。