概要
「ラプンツェル ザ・シリーズ(Tangled:The SeriesまたはRapunzel's Tangled Adventure)」とは、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の続編となるアメリカのテレビアニメ。通称「ラプザ」。海外では「TTS」や「RTA」とも呼ばれる。
アメリカのディズニー・チャンネルで2017年3月14日から2020年3月1日まで全3シーズンが放送された。日本ではディズニー・チャンネルにて2017年8月11日から2020年9月22日まで放送され、Dlifeでも途中まで放送されている。
2020年4月5日からはテレビ東京のディズニー・サンデーにて放送されたが、「レゴタイム」再開の煽りで「遊戯王SEVENS」の枠移動により2021年3月28日を以て途中打ち切り、ディズニー・サンデー自体も6年間の幕を閉じる。
映画のED後から短編映画「ラプンツェルのウェディング」までの空白期間を補填するストーリーで、絵本調の2D風アートスタイルで描かれる。
ラプンツェルの故郷コロナ王国が舞台の本作ではラプンツェルの金色の髪が一時的に復活。もう一人の主人公の侍女兼護衛カサンドラなどの新キャラクターが加わり、髪の力の起源と光と闇をめぐる波乱万丈のストーリーが展開される。過去ディズニー作品からのオマージュや、同時期に公開された「アナと雪の女王2」「スカイウォーカーの夜明け」との共通点を指摘されている。
主役のマンディ・ムーア(吹き替えは中川翔子)とザッカリー・リーヴァイ(吹き替えは畠中洋)などの声優陣の殆どが映画から続投し、劇中歌を引き続きアラン・メンケンとグレン・スレイターが全て描き下ろしている。伝説的アニメーターの父グレン・キーンと映画に共同参加したクレア・キーン(ラプンツェルが描いた塔の壁画で知られている)が引き続きデザイナーに参加した。
日本語吹き替え版では、映画吹き替え版の翻訳者いずみつかさと音響監督の松岡裕貴が続投している。
新キャラクターの声優にブロードウェイ俳優が参加し、カサンドラに「ウィキッド」のエルファバで知られるエデン・エスピノーザ(吹き替えは園崎未恵)、魔術師ヴァリアンに「SMASH」のジェレミー・ジョーダン(吹き替えは内匠靖明)、ユージーンの盗賊時代の相棒ランスにブロードウェイ版初代ジーニーのジェームズ・モンロー・アイグルハート(吹き替えは田中美央)が起用された。
あらすじ
ラプンツェルとフリン改めユージーンがコロナ王国に帰還して6ヶ月後。
家族とお城で暮らし始めたラプンツェルだが、王族のしきたりになじめず、今までのように自由に外に出られずにストレスを貯めていた。そんな中、お城での幸せな結婚生活に舞い上がるユージーンに突然プロポーズをされて激しく動揺してしまう。
心配した親友の侍女カサンドラの誘いでお城から抜け出してコロナの壁の外に連れ出されたラプンツェルは、「太陽の滴」の花があった場所で光り輝く謎の黒い岩を見つける。ラプンツェルが黒い岩に触れると、切ったはずの髪がまた伸びてしまった。
(ここまでは前日譚の「ラプンツェル あたらしい冒険」のあらすじ)
髪が復活したラプンツェルは、カサンドラとユージーン、パスカルとマキシマスと一緒に悪者からコロナ王国を守りながら平和な日常を過ごしていく。
未来の女王として国を背負う責任に向き合い始めるラプンツェルだが、謎の黒い岩はコロナ王国を少しずつ蝕み、ラプンツェルを「太陽の滴」の運命に導こうとする。
登場人物
(吹き替え:中川翔子(歌も担当)/英語:マンディ・ムーア)
コロナ王国のはだしのプリンセス。自由と冒険を求める18歳。本作ではビーズの髪留めを着用し、絵日記を描いている。レモネードが苦手(性格の不一致)。鳥に憧れている。英語版での愛称は「ラプ」。英語版のユージーンには「ブロンディ」「サンシャイン」とも呼ばれる。
天真爛漫な楽天家で、好奇心旺盛で行動力も抜群。嘘がつくのが苦手(髪のひみつ)。友達思いで責任感が強い。少し前まで囚われの身だったのでまだ知らないことばかりで、世界を知ってみんなの夢を叶える手伝いをしたいと思っている。
復活した金色の髪は癒しの力が消えた代わりに物理的な切断が不可能になり、防御と戦闘に活用している。髪の長さは70フィート(約21m)。クリエイティブな才能に溢れ、美術と音楽方面の才能は勿論、金属の加工ができたり、超人的な身体能力と戦闘センス、実践的な電気工学と物理の知識を持つ(夢の発明品)などの天才肌。法律を勉強中(プリンセスの事件簿)。
塔の中で願っていた夢は叶ったものの、今度はお城の中に閉じ込められてしまう。人生が必ずしも理想通りにはいかないことを学びながら、「自分のことは自分で決めたい」と思い行動していく。
(吹き替え:畠中洋/英語:ザッカリー・リーヴァイ)
ラプンツェルの恋人。元は大泥棒のフリン・ライダーだったが、ラプンツェルを救った功績で身分を変えてお城に居候中。おしゃべりで自信たっぷりなナルシストで、口を開けば冗談ばかりだが、根は優しく現実的思考を持つ。推定24歳(カサンドラの復讐)。カサンドラと警護隊長には「フィッツハーバート」と呼ばれる。
盗みと嘘からは縁を切ってラプンツェルを支えることを誓っている。彼女との冒険を終えて手に入れた新しい人生に満足し、何度もプロポーズしているがまだ返事をもらえていない。将来の義父フレデリック達の信頼を得ようと、犯罪の手口を衛兵に教える講師に就職する(衛兵フィッツハーバート)。
かつてはランスと大陸を旅して盗みを働き、イタリア語に堪能。まだ手配されている地域が存在する(ピンコスタの目)初めて盗んだ櫛を大切に持ち続ける一面も。自分を冒険家の息子と信じていた時期があった(カサンドラ対ユージーン)。誘惑顔の名前は情熱の瞳。雪が大嫌い(女王のつとめ)。
シーズン2ではラプンツェルの髪の謎を紐解く冒険に同行し、自らの思いがけない過去に遭遇する。
(吹き替え:園崎未恵/英語:エデン・エスピノーザ)
衛兵隊長の娘で、ラプンツェルの侍女兼護衛役。ラプンツェルの4歳上の22歳(スパイアの番人)。見張り役に自ら訓練したフクロウを連れている。趣味は武器収集で、レイピアを背負っている。英語版での愛称は「キャス」。ヴァリアンからは「キャシー」と呼ばれる。
クールで颯爽とした男装の麗人で、シビアで夢を見ない現実主義者。ラプンツェルとは性格も容姿も正反対だが、主従関係を超えた親友同士である。真面目で忠実だが暴れたがりな一面も。幼い頃から衛兵を目指しており、おてんばなラプンツェルについていける唯一の存在。本当は父親の跡を継ぎたいと思っているが、父親の言いつけで侍女の仕事をしている。
ユージーンとの共通点はラプンツェルにぞっこんなこと(Dch公式CM)で、嫌いなものはラプンツェルとユージーンの関係。よってユージーンとは仲が悪く口喧嘩が絶えない。ユージーンによれば「ドラゴンみたいな女」「死んだ目をした冷血動物」。ラプンツェルにユージーンの顔を描いたサンドバッグをもらったことも(カサンドラの秘密)。
ラプンツェルを大切に思う反面、努力を評価されない自分と違って王女の地位と才能で評価される彼女にコンプレックスを感じている(勇者の挑戦)。誰にも言えない秘密を持ち、過去を語りたがらない(カサンドラ対ユージーン)。ラプンツェルとは初めての女友達同士(はじまり)。6歳の時に溺れてから泳げない(Rapunzel and The Lost Lagoon)。
パスカル
ラプンツェルの相棒のカメレオン。ユージーンには「カエル」と呼ばれ続けている。好物は虫。体の色を自在に変える特技を持つ。
やんちゃで好奇心旺盛な性格。体は小さくても勇敢で頼もしく、人間ができることは一通りこなせる。ラプンツェルとは幼なじみで、毒蛇から命を救われたのが出会い(パスカルの物語)。
マキシマス
衛兵隊の白馬。ユージーンからの愛称は「マックス」。文字通り鼻が利き、犯罪者の逮捕に執念を燃やす。お城で一番の馬として国民に英雄視されている(マックスの敵)。
パスカルと仲が良い。ストイックで正義感が強いが、好物のリンゴを目にすると我を忘れてしまう。カサンドラの愛馬フェデラのことが好きで、ライバルは黒馬のアクセル(マックスの敵)。
コロナ王国の法律書を持ち歩き、ルールを破ることを嫌う(マックスとユージーン大海の冒険)。なんと子馬の頃からユージーンを追っていた(過去への旅)。
フレデリック国王
(吹き替え:佐山陽規/英語:クランシー・ブラウン)
(画像右)
ラプンツェルの父。ラプンツェルが危ない目に遭うことを極端に恐れ、法律を作ってまで彼女をお城に閉じ込めようとする。
ユージーンへの感情は複雑だが娘を取り戻してくれたことは感謝している(国王のいたずら)。軍隊の訓練を受けているらしい。若い頃は内気な卵オタクで運動音痴だった(王と王妃の思い出)。
ラプンツェルが魔法の髪の秘密を調べることを禁止しているが…?
アリアナ王妃
(吹き替え:斎藤恵理/英語:ジュリー・ボーウェン)
ラプンツェルの母。ラプンツェルの自立を応援し、夫の過保護をたしなめている。
ラプンツェルに心のまま生きるよう諭して日記をプレゼントした(あたらしい冒険)。元々は七王国の一国の王女。若い頃はやんちゃで、自由に憧れて冒険の旅に出ていた。冒険家の妹がいる(ウィローの旅)。
ユージーンによれば性格が読めない。泥棒時代のユージーンに指輪を盗まれていたが、罪を告白した彼を見守ることにした(昔の友達)。
ヴァリアン
(吹き替え:内匠靖明/英語:ジェレミー・ジョーダン)
科学の力を使った現代魔術(英語版では錬金術)を操る天才少年で、ラプンツェルの魔法の髪を調べている。14才。ユージーン曰く「発明オタク」。前向きで人懐っこく、大きな青い目と愛くるしい仕草が特徴。あっという間に女性ファンの人気をかっさらっていった。
フリン・ライダーに憧れ、自分を大人っぽく見せようと背伸びしている。みんなの役に立つ発明をして父親のクウィリンに褒めてもらおうと奮闘しているが、失敗を繰り返して危険人物扱いされてしまっている。好物はココア。錬金術の素材となる金属も大好き(カサンドラの復讐)。
自分の命を助けてくれたカサンドラに恋している(髪のひみつ)。カサンドラとは同じ悩みを共有する仲間でもあり、発明した紫色の石の元素に「カサンドリウム」と名付けてプレゼントした(夢の発明品)。
ルディガー
野生のアライグマ。リンゴが大好物で抜け目がない。
ヴァリアンにちょっかいをかけては追い払われていたが、後にヴァリアンの相棒になった。
ランス・ストロングボー
(吹き替え:田中美央/英語:ジェームズ・モンロー・アイグルハート)
ユージーンの孤児院時代からの親友で、8年前に男爵に裏切られて投獄されるまでは大泥棒コンビとして活動した(昔の友達)。本名はアーンワルド・シュニッツェル。
再会したユージーンを騙して男爵への復讐の片棒を担がせるが、反省して泥棒から足を洗い、アッティラの代わりに「アヒルの子」のコックに就職する(小さな大泥棒)。
小悪党だが根は優しく、陽気で人懐っこい。子供と小動物が好きでクモを怖がっている。改心してからはユージーンを手伝い、シーズン2のラプンツェルの旅にも同行した。
人前で歌うのは苦手(迫りくる恐怖)。
ビッグノーズ
(日本語:石原慎一/英語:ジェフリー・タンバー)
「アヒルの子」の常連の元犯罪者で、ラプンツェルとユージーンの友達。
純情なロマンチストで、恋人のために詩を書いたり花を摘むのが好きだが、仲間たちには詩の朗読に霹靂されている。登場する度に恋人の名前が変わっている。
アッティラ
(日本語:多田野曜平/英語:スティーブン・ブルーム)
「アヒルの子」の常連の元犯罪者。恐ろしげな見た目に反して趣味はスイーツ作り。
ラプンツェルに出会う前に手作りスイーツを使って逮捕された仲間を脱獄させていた(コロナ王国のひとコマ)
念願のパン屋をオープンするが冤罪を着せられてしまい、ラプンツェルが無実の証明に奔走する(プリンセスの事件簿)。
ストレスを感じた時は森で育てたビルベリーに歌いかける秘密を持っている。
ウラジミール
(日本語:田中英樹/英語:チャールズ・ハートフォード)
「アヒルの子」の常連の元犯罪者。いかつい大男の外見に反して、趣味はセラミックのユニコーンを集めること。
本物のユニコーンに憧れている(エルツ・デゾンの日記)。
ウルフ
「アヒルの子」の常連の元犯罪者。ピエロの化粧をした無口な男。パントマイマーとして活躍中。
ショーティー
(吹き替え:多田野曜平/英語:ポール・F・トンプキンス)
「アヒルの子」の常連の謎の老人。年齢不詳。神出鬼没でどこにでも現れ、お城の人とも顔見知り。野良ヤギと仲がいい。
「アヒルの子」ではショーティー投げの時間があるらしい(王と王妃の思い出)。
シーズン2のラプンツェルの冒険にも同行した。
フックフット
(吹き替え:藤沼建人/英語:ジェフ・ロス)
「アヒルの子」の常連の元犯罪者。ピアニストとして世界を飛び回るフックハンドの弟で、左足がフックになっている。
シーズン2ではラプンツェル達の冒険に同行し、人魚のセラフィーナと恋に落ちる(フックフットの物語)。
実はプロのダンサーを目指していたが、フックハンドに笑われて諦めていた(兄弟の夢)。
警護隊長
(吹き替え:藤沼建人/英語:M・C・ゲイニー)
衛兵隊の隊長でカサンドラの父。部下の名前はピートとスタン。カサンドラに対しては過保護で、衛兵の仕事をさせることにも消極的。
フレデリック国王に忠実だが、ユージーンを信用せずに泥棒時代の「ライダー」と呼んでいたが、衛兵を手伝った功績を認めて本名「フィッツハーバート」に改めた(衛兵フィッツハーバート)(小さな大泥棒)。
モンティおじさん
(吹き替え:西村太佑/英語:リチャード・カインド)
洋菓子店を開いているみんなの人気者で、ラプンツェルの宿敵。
誰にでも気さくで優しい人格者だが、ラプンツェルについては伝統を壊すからと嫌っており、ラプンツェルも悩んだ末にモンティを嫌うことを選択する(みんなの人気者)。
アングリーとレッド
(吹き替え:壹岐紹未&吉本里謹/英語:ヴィヴィアン・ヴェンサー&ルビー・ジェイ)
「見えない襲撃者」と呼ばれる大泥棒の孤児コンビ。アングリーとレッドはランス発案のあだ名。アングリーは勝ち気で疑り深く、レッドは無口でおとなしい。
男爵の宝物を盗んで追われていたが、衛兵の仕事で身元を預かったユージーンとランスに救出され、盗んだものを返して一度王国を離れる(小さな大泥棒)。
その後、闇の王国を目指すユージーンとラプンツェルに再会した(預言者ヴィゴール)。本名はキラとカタリーナ(オオカミ男の呪い)。
ザビエル
(英語:アドウェール・アキノエ・アグバエ)
コロナの街の鍛冶屋で、ラプンツェルとも親しい。デマニタスやサポリアの伝説をラプンツェルたちに教えた。映画の没キャラ。
ユージーンとカサンドラの喧嘩に悩むパスカルとマックスに、性格を変える薬を授けた(性格の不一致)。
クラウリーさん
(吹き替え:くじら/英語:パット・キャロル)
お城の掃除婦。偏屈なおばあさんで、ユージーンたちには「ぶっちょうづらクラウリー」と呼ばれている。
好きなものは平穏と静寂(コロナ王国のひとコマ)。庭で育てた花を大切にしている(プリンセスの事件簿)。
フェルドスパー
(英語:ザッカリー・リーヴァイ)
町の靴屋の主人。キャベツを大事に育てている(コロナ王国のひとコマ)。盗賊時代のユージーンに靴を盗まれたことがある(衛兵フィッツハーバート)。
サポリア語が読める(エルツ・デゾンの秘宝)。
(吹き替え:剣幸/英語:ドナ・マーフィ)
故人のため回想にのみ登場。ラプンツェルを長い間塔の中に閉じ込めた悪者で、ラプンツェルのトラウマ。
デマニタス卿を突然裏切った三人の弟子の一人のシルエットがゴーテルに酷似している(デマニタスの道)。
テレビシリーズシーズン3第1話で驚くべき秘密が明らかになる。
レディ・ケイン
(吹き替え:壹岐紹未/英語:ローラ・ベナンティ)
コロナ王国の地下に潜んでいた盗賊の女首領。サーベルと扇子を武器に使う。
ラプンツェルの誘拐によって犯罪者への罰が厳しくなり、ただのコソ泥だった父親が牢獄の中で死んでしまったため、取り締まりを強化したフレデリック国王と王家を恨んでいる。
貴族に変装してお城に潜入し、王族と招待客をさらおうとした(あたらしい冒険)。
アクセルとドウェインの泥棒コンビを色仕掛けで利用し、国庫の金貨を盗んでコロナを脱出しようとした(マックスの敵)。
スタビントン兄弟
(吹き替え:飯島肇/英語:ロン・パールマン)
ユージーンを恨んでいる双子の盗賊。頬に傷があるのがサイドバーンズで、眼帯をしているのがパッチー。粗野でそれほど頭は良くないらしい。
ラプンツェルがユージーンとカサンドラを仲良くさせようと閉じ込めた牢獄の真下に収容されていた(カサンドラ対ユージーン)。
脱獄してユージーンへの復讐を狙っており、途中から呼び名を「ライダー」から「ユージーン」に改める(マックスとユージーン大海原の危機)。
ラプンツェルとパスカルに体を乗っ取られたことがある(過去への旅)。
トレヴァー国王
(吹き替え:内田直哉/英語:ブラッドリー・ウィットフォード)
隣国エクイス王国の国王で、フレデリック国王のライバル。傲慢な性格で、色とりどりの宝石で着飾ったり、大勢の従者を雇っている。アザラシのトレバー二世を溺愛している。
「コロナよりもエクイスの方が上」と主張し、忍者を雇ってフレデリック国王にいたずらをふっかけている(国王のいたずら)。特技はダンス(兄弟の夢)。
実はアリアナ王妃に片思いしていた(国王と王妃の思い出)。
アンドルー
(吹き替え:桐本拓哉/英語:ディーン・ウィンタース)
コロナ王国に併合された元敵国サポリアの生き残り「サポリアの分離主義者」のリーダー。ユージーンが対抗心を燃やすイケメン。
コロナ王国に伝わる「エルツ・デゾンの日記」を狙ってカサンドラに近づいた(カサンドラの秘密)。本名はヒューバート。
裏切り者の粛清が掟(帰ってきたラプンツェル)。英語版では図々しくもカサンドラを「キャシー」、ラプンツェルを「ラプ」と呼ぶ。
ウィロー
(吹き替え:小清水亜美/英語:ジェーン・クラコウスキー)
アリアナ王妃の妹ではだしの冒険家。ラプンツェルのように好奇心旺盛で冒険や絵を描くことが好きだが、やや無神経な性格でアリアナ王妃と喧嘩していた。
誕生日にラプンツェルと二人だけで流れ星を見たいと思っていたアリアナ王妃の元に押しかけ、ウームラウトという不思議な小動物をプレゼントする(ウィローの道)。
シュガビー
(英語:エレン・グリーン)
絵画教室を開いている老婦人。
猛吹雪の事件でスランプに陥ったラプンツェルに「七王国の美術館」のための絵を教えたが……(自分らしい絵)。
男爵
(吹き替え:/英語:ランス・ヘンリクセン)
泥棒時代のユージーンの雇い主で、ヴァルダロスを支配する犯罪者の大物。
遅効性の毒を持つクモを飼っており、裏切り者をじわじわと苦しませて始末する。
ヴァルダロスに到着したユージーンとランスをさらい、ランスを毒グモで刺して解毒剤と引き換えにユージーンに娘との結婚を強要する(コロナの壁を越えて)。
スタリアン
(吹き替え:松井茜/英語:イヴォンヌ・ストラホフスキー)
ユージーンの元恋人で、男爵の愛娘。脚を露出させたセクシーな美人泥棒。
ユージーンの盗みの才能に惚れ込み婚約までしていたが、結婚式で置き去りにされてしまう(コロナの壁を越えて)。泥棒になる前のユージーンにピンコスタの宝石を無理やり盗ませたことがある(ピンコスタの目)。
ラプンツェルとは恋のライバルだが、ピンコスタで捕らわれたユージーンの救出に協力することに。
ヴィーゼル
別名はイタチのアンソニー。男爵の側近で、残忍な性格。
実は野心家で、男爵の後継者を名乗りヴァルダロスを支配しようとした。
ヴェックス
(英語:大地葉/ブリット・ロバートソン)
ヴァルダロスに住む孤児の少女。よそ者を嫌っている。
男爵の手下に雇われてユージーン達をさらう手伝いをしたが、その後ラプンツェルを手伝うことになった(コロナの壁を越えて)。
クエイド
(英語:レグ・E・キャシー)
ヴァルダロスの伝説の保安官。泥棒時代のユージーンとランスを最初に捕まえた人物。
住民の裏切りで男爵に町を奪われてしまい、引退して蜂を育てていた(クエイドの帰還)。
アディラ
(吹き替え:塩田朋子/英語:ケリー・ヒュー)
(画像中央)
黒い岩の剣を操る謎の女戦士。ラプンツェルたちに巻物の欠片を渡し、「月の石」がある「闇の王国」へと導く(コロナの壁を越えて)。
ラプンツェルとカサンドラも敵わない戦闘能力とユージーンも敵わないサバイバル能力を持つ。カサンドラには警戒されているが、ランスには「背の高い天使みたいな魔女」と呼ばれて一目惚れされている。気管支炎を患っていた(帰らずの森)。
ヴィゴール
占い師マダム・カナルディストと暮らしている猿。映画の没キャラで、映画のクレジットにも登場している。
未来予知の力を持っているが、格言めいていて理解が難しい(預言者ヴィゴール)。
マダム・カナルディスト
(英語:キャロル・ケイン)
ヴィゴールを飼っているジプシーの老婦人。意地悪で金にがめついが、ヴィゴールを可愛がっている。
ユージーンに高い料金を払わせたが、子供には良心価格(預言者ヴィゴール)。
ラプンツェルがフレデリックにもらった望遠鏡を自分の物だと言いはり、ラプンツェルに取り返されてヴィゴールの呪いをかけた(恐ろしい呪い)。
カライオピ
(英語:ナタリー・パラミデス)
巻物の欠片を持っているスパイアの番人の魔法使い。
わがままな性格でラプンツェルたちを困らせた(スパイアの番人)。
ヘクター
(吹き替え:奥田隆仁/英語:キム・コーツ)
闇の王国に仕えるブラザーフッド騎士団のメンバーで、アディラの元仲間。サイと二匹のジャコウネコを飼っている。
「大いなる木」をねぐらにし、エドマンド国王の命令に従って闇の王国に近づく者を攻撃する(ラプンツェルと大いなる木)。
伝説にある「太陽の滴」を探して「月の石」を中和させたいと考えるアディラに反対している。
マシューズ
(英語:ギャビン・クリール)
嵐に遭遇したラプンツェルたちが泊まった「昨日の明日の館」の主人。
屋敷の鏡の中からラプンツェル達の偽物が現れたり(鏡の国)、魔法のコマでカサンドラとランスとショーティーが子供になってしまう(時のコマ)。
エドマンド国王
(吹き替え:北田理道/英語:ブルース・キャンベル)
「太陽の滴」の花と対になる「月の石」を守っている闇の王国の国王で、危険な力を持つ「月の石」を悪人から守っている王家の最後の生き残り。
25年前に「月の石」を破壊しようとして闇の王国を崩壊させてしまい、ブラザーフッド騎士団に命じて誰も闇の王国に近づかせないようにした(コロナの壁を越えて)。「月の石」の破壊に失敗した時に右腕と妻子を失っている。
デマニタス卿
(吹き替え:/英語:ティモシー・ダルトン)
遥か昔に存在したコロナ王国の伝説の科学者。
天気を変える機械を作ってザンティリが起こした吹雪を止めた(女王のつとめ)。
三人の弟子と旅をして集めた「太陽の滴」と「月の石」の秘密を巻物に記しているが、悪用を恐れて巻物を4つに分断した(デマニタスの道)。
ザン・ティリ
(吹き替え:/英語:タラ・フィッツジェラルド)
遥か昔、コロナ王国を滅ぼそうとした悪の魔法使い。現在はデマニタス卿に退治されて異世界に追放されている。
昔「大いなる木」の力を自分のものにして大暴れしたが、デマニタス卿の魔法の槍で「大いなる木」の力を封印された(ラプンツェルと大いなる木)。
関連イラスト
別名・表記
ラプンツェルザシリーズ ラプンツェルザ・シリーズ ラプンツェル・ザ・シリーズ tangledtheseries