密かに蠢く蟲達。
その羽音が静かに忍び寄る。
概要
アニメや原作ではインセクター羽蛾の切り札としても名高い。
必殺技は「クイーンズ・ヘル・ブレス」。
テキスト
効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2200/守2400
(1):このカードの攻撃力は、フィールドの昆虫族モンスターの数×200アップする。
(2):このカードの攻撃宣言の際に、
自分は自分フィールドの他のモンスター1体をリリースしなければならない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンのエンドフェイズに発動する。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」
(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
解説
最上級にしては攻撃力が上級モンスターに負けてしまう程低い。
自身の効果で攻撃力は2400になるが、デメリット効果のせいで使いづらい。
今では上級通常モンスターの「フロストザウルス」にやられてしまう。
昆虫族の数だけ攻撃力が上昇するが、攻撃時に自軍モンスターを一体リリースしなければならない。このせいで、攻撃力を上げようにも全然上がらない。
カード化が初期の頃とは言え、この点は当時から不満だった決闘者も多かった事だろう。
それから10数年後、レジェンドデュエリスト達の愛用テーマのカード化、
リメイクの波に乗る形で、「究極変異態・インセクト女王」が登場した。
因みに、遊戯王OCG初の「モンスタートークンを特殊召喚する」効果を持つカードである。
活躍
バトルシティの予選城之内克也とのデュエルで召喚された。羽蛾自体の昆虫族モンスターに加えて、モンスターの種族を強制的に変更するパラサイドを使った反則コンボ(パラサイドを参照)のおかげで、両方のフィールドから這い出てくる昆虫族と、トークン(自身の生み出す物は勿論、他にも大量展開するカードを入れていた)を組み合わせる事でこのモンスターの攻撃力を際限なく上昇させ、城之内を追い詰めた。
しかし、反則コンボの盲点「ギア・フリード」を倒せず、最終的に罠カード「墓荒らし」で自分の墓地に置かれていた魔法カード「殺虫剤」で破壊された。
羽蛾「女王様ぁぁぁぁ!(絶叫)」
このデュエルのアンティルールで渋々城之内に手渡されたものの、汎用性の高い人造人間サイコ・ショッカーと比べると、アニメオリジナルのデュエルを含めても、出番はほぼない。
ドーマ編では羽蛾の切り札として再登場、心がボロボロだった闇遊戯を追い詰めたが結局破壊されている。KCグランプリ編では1ターン目で召喚され、返しのターンで破壊された。
余談ではあるがこのカードが生み出すトークンは、原作のみ「インセクト・ラーバ」という攻撃力1200守備力0のモンスター(アニメやOCGを昆虫の卵とするなら、さしずめそこから孵った幼虫のような姿)となっている。
余談
OCGではこのカードはリリース(当時は生け贄)を攻撃宣言時に必要とするカードであり、アニメ版もこの形式が採用されたが、その際の描写は、指定したモンスターをクイーンが捕食するというショッキングなものだった。クイーンへの生贄という事だろう。
また獏良了はバトルシティ編で、城之内がこのカードと共にアンティで入手した人造人間サイコ・ショッカーを欲しがっていた。遠回しに悪趣味と言いたかったのだろうか(彼のデッキコンセプトでは、そういったモンスターが多い為)。
究極変異態・インセクト女王
特殊召喚・効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2800/守2400
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):フィールドに他の昆虫族モンスターが存在する場合、
自分フィールドの昆虫族モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが攻撃したダメージステップ終了時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
解説
インセクト女王のリメイクモンスター。
インセクター羽蛾のキャラクターデッキでも基本的にはこちらを優先した方がいいだろう。
闇雲にSSしても3000打点で簡単に突破されてしまうのでB・F-毒針のニードルやG・ボールパーク(ゴキポールを墓地送りして除去に繋げる)との併用で堅牢さを高めたい。
関連タグ
遊戯王種族一覧 遊戯王特殊カテゴリ一覧 インセクター羽蛾 地属性(遊戯王)
インセクト・プリンセス(女王ときて、皇女繋がり)
寄生虫パラサイド(このカードの効果を最大限活かす為に使用されたカード。)
スリヴァーの女王…「女王」で「卵を産む(トークンを作る)」という共通点がある。
また、漫画「デュエル・マスターズ」の使用者邪藩牛次郎も卑怯者という共通点がある。