概要
『本好きの下剋上』のエックハルト
プロフィール
概要
ライトノベル『本好きの下剋上』の登場人物。
エーレンフェスト領の騎士団長の息子であり三兄弟の長男。
フェルディナンドに心酔し、名を捧げて護衛騎士として仕えている。
同じフェルディナンドの側近であった文官ハイデマリーと結婚していたが、今は死別し独り身である。
人物
エーレンフェスト領の騎士団長カルステッドとその第一夫人エルヴィーラの長子。
弟にランプレヒトとコルネリウス、同母妹として洗礼を受けた妹としてローゼマイン(実際の血縁はない)、異母弟にニコラウスがいる。
三兄弟の中では最も祖父ボニファティウスに性格が似た脳筋であり、本人もその自覚がある。
学生時代にフェルディナンドに心酔、名を捧げた。
同じく心酔してたハイデマリーと結婚し子を授かったが、ヴェローニカの策略により毒を盛られ妻と胎内の子は死亡。以来、エックハルトはハイデマリーの分までフェルディナンドに忠誠を捧げている。
兎にも角にもフェルディナンド第一主義者であり、物事の大半を主基準で判断し、主に害を為す者には誰であろうとも容赦しない。
王命によりフェルディナンドがアーレンスバッハへの婿入りを命じられた際には、「王を殺せば王命は取り消されるのだろうか」や「あの頭に花を咲かせた愚か者を今すぐ斬り捨ててやりたい」などかなり物騒な事を口走り、同僚であるユストクスに諌められていた。
ユストクスと共にマインの身辺調査を命じられていたため、三兄弟の中で唯一ローゼマインが元平民であり、自分と血の繋がりがないことを把握している。
当初はフェルディナンドの手を煩わせながらも距離を縮め信頼されていくローゼマインに対して苛立ちと嫉妬を覚えていたが、彼女が元平民なため感情が丸分かりで警戒する必要が無いという説明に納得。以降はフェルディナンドに良い影響を与える興味深い妹として、彼なりの評価している。
妻ハイデマリーの事を深く愛しており、亡くなった今でもそれは変わらず彼女の死は心の傷となり癒えていない。貴族の義務として後妻を取るよう周囲から言われているが、主よりも先に結婚する訳にはいかないと拒否していた。
アンゲリカがボニファティウスに弟子入りし、祖父が彼女を気に入った事に端を発した一族嫁入り問題では、護衛を続けたいが故になるべく結婚したくない彼女と利害が一致。婚約者となり、アンゲリカの婚期ギリギリまで結婚を引き延ばす腹積りだった。フェルディナンドのアーレンスバッハ婿入りの際、互いの主の側にいるため婚約は解消されたが、ローゼマインがアウブ・アレキサンドリアに就任すると同時にあっさり婚約し直す。
当初は貴族院で落第しかけたアンゲリカに呆れていたが、主を護り仕える事を第一とする生き方に今では好感を持っている。
能力
領主一族の傍系に相応しい魔力量と、祖父の代から受け継がれた高い戦闘力を持つ優秀な騎士。
対象や状況によって様々な武器を使いこなす。
またシュタープ製の武器以外にもナイフなどを隠し持っている。
身体強化を用いた格闘術も得意としており、戦闘方法においても一番祖父に似ているらしい。
幼少の頃から命を狙われていたフェルディナンドに仕えていたため、毒物の効能や解毒の対処を心得ている。
騎士団では新人の教育や事務仕事を担当し、神殿では嬉々としてフェルディナンドの執務を手伝っているなど、書類仕事もなんなくこなせる。
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