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吉野郡の編集履歴

2021-06-20 20:15:51 バージョン

吉野郡

よしのぐん

吉野郡とは、奈良県南部にある郡。

構成町村(38)

吉野町大淀町下市町黒滝村天川村野迫川村十津川村上北山村下北山村川上村東吉野村


概要

奈良県南部のほとんどを占める広大な郡。

人口は吉野・大淀・下市の北部3町に集中、面積は日本最大の村十津川村を筆頭にそれ以外の8村が多くを占める。これらの村地域は「奥吉野」と呼ばれ吉野・大淀・下市とはまた区別されることもある。

紀伊山地の深い山々に覆われており、山を割って流れる吉野川十津川、北山川の谷に集落が営まれる。

ほとんどが山林地帯となる村地域の人口は極めて希薄。これらの地域には豊かな自然が残り林業が営まれている他、大規模なダムが建設され、貯められた水は発電や灌漑などに利用されている。また、十津川村や野迫川村などの一部地域は北部3町や五條、橿原といった奈良県内よりも新宮や橋本など、和歌山県内との繋がりが深い。一方の町地域は近鉄吉野線で大阪へアクセスできることから、大阪のベッドタウンとして期待された時期もあったが、現在は奥吉野との物資集散基地や、吉野山の観光が主な産業となっている。

自然の他にも、朝廷開闢の地飛鳥に近いことから古代から極めて長い歴史を歩んでおり、壬申の乱における大海人皇子決起の地や後醍醐天皇による南朝樹立地となった吉野山や、霊場として人気を集めた大峰山ばかりがクローズアップされがちだが、奥吉野も奥吉野で独自の歴史が綴られた地であり、特に十津川郷士などが有名である。


大和国

8世紀頃に吉野監(よしののげん)という特別の地方行政区画が置かれた。畿内に属す。その後、廃止され大和国吉野郡となった。


奈良県

廃藩置県により、奈良県が発足し吉野郡が奈良県の管轄となった。明治30年(1897年)に郡制が施行され、郡役所が上市町に設置。大正15年(1926年)に郡役所が廃止され、それ以降は地域名称となる。


関連項目

吉野奈良県

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