概要
近鉄有数のターミナル、大阪阿部野橋駅から橿原神宮前駅までの南大阪線の実質的延長として山岳部へ突入し、吉野山地に至る路線。特急列車の運行形態は南大阪線と一体化しており、路線記号も同じくF。2021年ダイヤ改正より、パターンダイヤでは急行以下は分断された。代わりにワンマン運転の普通が特急を補完している。
駅一覧
●:停車、|:通過
普通は各駅に停車するため省略。
駅番号 | 駅名 | 読み | 準急 | 急行 | 快急(臨時) | 特急 | 乗り換え路線 |
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F42 | 橿原神宮前 | かしはらじんぐうまえ | ● | ● | ● | ● | 近鉄橿原線 |
F43 | 岡寺 | おかでら | ● | ● | | | | | |
F44 | 飛鳥 | あすか | ● | ● | ● | ● | |
F45 | 壺阪山 | つぼさかやま | ● | ● | ● | ● | |
F46 | 市尾 | いちお | ● | ● | | | | | |
F47 | 葛 | くず | ● | ● | | | | | |
F48 | 吉野口 | よしのぐち | ● | ● | ● | ● | JR和歌山線 |
F49 | 薬水 | くすりみず | ● | ● | | | | | |
F50 | 福神 | ふくがみ | ● | ● | ● | ● | |
F51 | 大阿太 | おおあだ | ● | ● | | | | | |
F52 | 下市口 | しもいちぐち | ● | ● | ● | ● |
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F53 | 越部 | こしべ | ● | ● | | | | | |
F54 | 六田 | むだ | ● | ● | ● | ● |
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F55 | 大和上市 | やまとかみいち | ● | ● | ● | ● |
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F56 | 吉野神宮 | よしのじんぐう | ● | ● | ● | ● | |
F57 | 吉野 | よしの | ● | ● | ● | ● | 吉野ロープウェイ |
現役車両
狭軌車は千の位に6が割り当てられる(狭軌電車はすべてこの系統。過去近鉄が所有した養老線も狭軌のため車両は6000系統が多かった。)。在籍車両数は2016年9月時点。製造・改造順に紹介。
特急形
16000系:近鉄特急最古参形式。半数以上は既に廃車され、一部は大井川鉄道へ移籍。4両編成1本、2両編成2本在籍。
16010系:16000系の増備車ながら、車体はビスタカー30000系の先頭車に準じる。2両編成1本のみ製造。
16200系:青の交響曲(あおのシンフォニー)。6200系から改造の3両編成1本。
通勤形
6020系:初期の編成は一部が廃車になっているが、通勤形で最古参形式。4両編成8本、3両編成18本在籍。
6200系:製造当初から冷房装置つき。電気検測車はかるくんの動力車にも使用。4両編成5本、3両編成5本。
6600系:界磁チョッパ制御車。2両編成4本のみの製造。
6400系列:以降の通勤形はVVVF制御車で製造。シュリーレン台車。細かい区分により、6400系(2両編成6本)、6407系(2両編成6本)、6413系(2両編成6本)、6419系(2両編成3本)に分けられる。
6422系:6400系列のうち、台車をボルスタレス台車に変更したグループ。末尾30、31の編成、2両編成2本が在籍。
6432系:6422系のワンマン運転対応車。末尾22~29、32、33の編成、2両編成10本が在籍。末尾32、33の編成は製造当初からワンマン仕様、末尾22~29の編成は6422系から改造編入。
6620系:6400系列を4両固定編成にしたもの。在籍する7編成ともボルスタレス台車。