近鉄 16000系電車
1965年より投入が開始された南大阪線系統(1067mm軌間線区)用の特急形電車。廃車された車両の一部が大井川鐵道に譲渡されている。
9編成製造されている。太字は現役車。
- 16001F:1965年製造。大井川鐵道で2015年1月に解体。
- 16002F:1965年製造。大井川鐵道で休車中。
- 16003F:1966年製造。大井川鐵道で活躍。
- 16004F:1967年製造。2005年に廃車され、初めて解体。
- 16005F:1969年製造。2013年引退。
- 16006F:1970年製造。2013年引退。
- 16007F:1970年製造。デッキ追加済み。
- 16008F:1974年製造。この編成のみ4両固定編成で製造。他は2両固定編成。デッキ追加済み。
- 16009F:1977年製造の最終編成。デッキ追加済み。
製造当初はデッキが無かったが、最後の3編成についてはデッキを取り付ける工事が行われ、乗降扉も車いす対応のために折り戸ながら大型のものを採用している。
近鉄では形式自体は12200系「スナックカー」を上回る最古参系列であり、唯一貫通幌が剥き出しかつ特急プレートが固定式で、正面行先表示幕も無くステッカーで行先を示している。
ただし、製造年次で言えば12200系より製造年次が古い大半の車輌は廃止された。同格で古いものは16007Fを残すのみである。そのためなのか、近鉄特急において2016年以降実施されている塗装変更の対象にも入っている。
もっともこの中には、(1編成のみの増備車である)16010系の2両を含めて10両の塗装変更が予定されているため16007Fも入る。12200系は変更対象には入っておらず、従って塗装変更後の近鉄特急では名実ともに最古参車輌となる予定。
なお上述の通り、大井川鐵道へ移籍した編成がいるが、「ビスタカー」と間違って呼んでいる人が後を絶えない。16000系は「ビスタカー」じゃないからね。
東京メトロ 16000系電車
2010年より運行開始の千代田線用の通勤形電車。
⇒東京メトロ16000系
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