名古屋鉄道6600系
1978年登場。名鉄瀬戸線用の通勤型電車で、同社6000系をベース車とするが、窓がユニットサッシになっていること、スカート付きであることが異なる。当初は15本製造する予定だったが、地下新線の建設コスト増大のため製造数が減らされ2両固定編成6本の陣容となった。登場時点では「乗車時間が短い普通列車運転主体」を理由として非冷房車だったが、1985年に8800系パノラマDXに足回りを供出して廃車された7000系パノラマカー(編成組み換えで余った先頭車)の廃車発生品の冷房装置を流用して冷房化改造。1988年には座席をロングシートに改造。晩年は4両編成で運用された。
4000系に置き換えられて2013年引退。
近畿日本鉄道6600系
1983年登場。狭軌路線である近鉄南大阪線系統用の通勤型電車。2両固定編成4本が製造された。車両デザインは同世代の8810系や1400系に合わせ、製造当初から冷房装置あり。製造時期の事情から2両固定4本で打ち止めになった為、南大阪線唯一の界磁チョッパ制御のロングシート車となる。2001年から2003年にかけてリニューアル工事を実施。後輩の6400系列や6820系に交じって運用されている。
電算記号は「FT」で、歯車比は15:93=6.20に設定されている。