概要
1981年に登場した近畿日本鉄道の通勤形電車。車体は奈良線向けに製造された8810系・9000系・9200系に似ているが、2610系・2800系列と同様、裾絞りが無くストレートな車体が特徴である。
制御方式は界磁チョッパ制御を採用、少しだけ省エネルギー化を果たした。
スペック
最高速度 | 110km/h |
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減速度(常用最大) | 4.0km/h/s |
制御装置 | 界磁チョッパ制御 |
駆動方式 | WNドライブ |
歯車比 | 18:85=4.72 |
1400系
4両編成が4本、16両在籍している。電算記号は「FC」。
第1編成から第3編成のFC01~FC05編成主に大阪線の大阪上本町~青山町間で運用される。第4編成であるFC07編成は2018年3月17日付けで名局の富吉検車区に転籍した。この編成のク1508に化粧室がある。
1200系
1200系は24両が製造された。第11・12編成は2410系・2430系の編成組み換えで足りない先頭車・中間車としてそれぞれ2両ずつが新製され、編成の前後で顔が異なる4両固定編成を組んでいる(前後2両で車体断面、制御方式、パンタグラフ等異なる箇所が存在する)。この2編成の電算記号は「FC」。中間車・サ1380形にトイレを装備。かつては大阪線で運用されていたが、現在は主に名古屋線で運用されている。
一方で2両固定編成で登場した第1~第10編成は、ワンマン運転対応改造によって「1201系」に形式変更されている(現在「1200系」を名乗るのは前述の4両のみ)。
1201系
先述の通り1200系として落成していた2両編成10本が、ワンマン運転対応改造を受けたことにより1201系を名乗ることになった。電算記号は「RC」。
主に名古屋線を中心に運用されている。
2050系
3両編成が2本、6両在籍している。電算記号は「RC」。
番号は2000系が3両固定編成を組んでいたためそれに倣ったもの。3両固定編成ということで、近鉄名古屋線の普通・準急を中心に活躍している。