6820系
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ろくせんはっぴゃくにじゅっけい
近畿日本鉄道の通勤形車両の1つ。
2000年代に製造された近畿日本鉄道の通勤形車両のグループ「シリーズ21」の1つ。6820系はシリーズ21の狭軌線仕様車で、南大阪線、吉野線、近鉄長野線等で運用されている。
最後まで残っていた6000系6009編成4両を置き換える目的で2002年に2両編成2本が登場。電算記号はAY。それ以降は置き換え対象車両がないため6820系が増備されることは無く、少数派系列となった。南大阪線向けの通勤形車両は当系列の製造以降15年以上もの間、新造がストップしている。
基本設計は標準軌線向け9020系と同じであるが、普通・準急の一部列車に2両編成単独運用があるため、機器類は二重化対策がなされている(※ワンマン運転は非対応)ほか、走行路線の関係で抑速ブレーキは装備していない。VVVFインバータ制御装置は2編成とも日立製作所製、ブレーキ方式は電気指令式。
少数派系列となったことから6820系同士で編成を組むのは滅多に見ることは出来ず、日常的に電磁直通式ブレーキの従来形通勤車とつないで運用されている。
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