レイ(ダンまち)
れい
概要
CV:高田憂希
金色の翼を持つ歌人鳥(セイレーン)の異端児(ゼノス)。20歳。
リドとグロス同様に異端児の最初期からのメンバーで、彼らに続くNo.3の実力者。
リドと同じく人類との共存を願う穏健派であるが、自らに中立を課し一歩引いた立ち位置にいる。
戦闘力はNo.3なだけありLv.5相当、冒険者でいうところの第一級冒険者クラスの実力を持つ。飛行能力も高くその機動力を駆使して相手を牽制するといった活躍を作中で見せ、更に反響定位(エコロケーション)を扱うことができ、複雑な迷宮構造を即座に把握することや生きた人間を見つけ出すなどといった事も可能。
人物像
毛先が青みがかったくすんだ金髪と青い瞳が特徴で、通常の老婆のような醜い容姿をした歌人鳥と違い美しい相貌を持っており、異端児の中ではウィーネやフィアと同様に人間に近しい姿をしている。
人の言葉は喋ることが出来るが一部は片言。しかし美しいその歌声は一部の冒険者達の間で噂になっており、その歌声の出所を突き止めるために冒険者依頼が発注されるほどで、原作では(外伝含め)以前からその歌声を調査するというクエストが存在していた。
「日の光を浴びて空を羽ばたく事」、「両腕が翼であるため、抱きしめることのできない翼の代わりに愛する人に抱きしめてもらう事」という夢を持っている。
後に異形の存在である自分達を拒まず、また自分達の為に命を懸けて戦ってくれたベル・クラネルに対して異端児騒動を通して好意を抱くようになったようで、『メモリア・フレーゼ』の『迷宮の白い闇 -ホワイトアウト-』では、明確に好意を抱くようになった経緯が描かれている。
魔道具でベルが複数の女性に話しかけらているところを見て口を尖らせたり、ウィーネのベルと一緒に寝た発言やマリィの指を舐めてもらった発言(※どちらもやましい意味ではない)を聞いた時は普段の大人びた雰囲気が崩れるほど動揺し、【ロキ・ファミリア】の本拠でティオネ・ヒリュテに好きな相手がいるのかと聞かされた時は危うくベルの名前を言いそうになり「ベベベベェルシャン」と咄嗟に誤魔化している。かわいい。
劇中の様相
本編の異端児篇で初登場。
19階層でベルとヴェルフ・クロッゾの前にローブで姿を隠した姿で現れ、彼らに「人とモンスターの共生はできるのか?」と問い、2人に何かを感じたのか「期待している」と言い残してその場を去っている。
そして異端児の隠れ里にて、ベル達【ヘスティア・ファミリア】と真の姿を見せる形で再会。自分達がどういう存在なのかを説明し交流した後、自らの夢を語った。
外伝『ソード・オラトリア』では、異端児事件終盤時にフェルズやリド達と合流しクノッソスを移動中、タナトスの策略でリヴェリア・リヨス・アールヴ率いる妖精部隊(フェアリー・フォース)と遭遇。自分達の主張を「絵空事」と冷酷に切り捨られた上で交戦となり、その最中に闇派閥からの奇襲を受け、乱戦状態となってしまう。
この時アリシア・フォレストライトを咄嗟に庇い重傷を負うが、合流したフィン・ディムナの指示で命を救われた。
第一次クノッソス攻略戦では仲間と共に極彩食のモンスターを生み出す簡易苗花(プラント)の破壊して回り、クノッソスが緑肉に侵食された時は仲間の制止を振り切り生存者を探しに向かい、間一髪でフィンを救い出す事に成功。結果的に、依然助けられた恩を返す事になった。
仲間と離れ離れになった事で一時共闘中の【ロキ・ファミリア】によって保護される事となり、この時フィンを救った事から彼に好意を抱いているティオネに感謝され(だが、フィンを好きになったら殺すと脅される)、レイに命を救われたもののどう接すればいいのか悩んでいたアリシアから改めて「力を貸してほしい」と言われたときは笑顔で「勿論」と答え、第二次攻略戦ではロキの護衛やアリシアと共に行動して彼らに協力した。終盤、フィンの指示でベルを『第七の精霊』の邪竜・ニーズホッグの元へ運び、彼が【英雄願望(アルゴノゥト)】を発動すると、チャージが溜まるまでラウル・ノールド達とともにベルを死守した。ベルがニーズホッグを撃破すると、地面に降りたところを感極まったラクタに抱き付かれる。
その後は特典SSにて同胞達と合流した姿が書かれているので、無事にダンジョンに帰還した模様。