概要
ドラゴンクエストXにおける第二の追加パッケージで、2015年4月30日~2017年3月2日にかけて展開された。
前Ver.の最終盤で存在が仄めかされた竜族の世界、ナドラガンドに点在する五つの領界で竜族の神ナドラガの復活を巡る戦いが繰り広げられる。
あらすじ
大魔王マデサゴーラを打ち破り、グランゼドーラに凱旋した主人公に対しアリオス王からグランドタイタス号で行われるパーティの招待状が届く。
アストルティア各国の王族と関係者を招いたパーティの最中、突如姿を現した主人公の兄弟姉妹が謎の銀の箱を使いアンルシアとラグアス王子を拉致してしまった。
この一件により、各国の王族の若者が狙われる事を危惧し主人公は彼らを守ろうと奔走するも、今度は白いローブの男が王族の若者を次々と拉致していく。
しかし白いローブの男の方は竜族のアンテロ、マデサゴーラが開こうとした奈落の門から来た事が判明し、主人公はアンテロを下す。
奈落の門をくぐり、主人公はナドラガンドの炎の領界に飛ばされ神官エステラによりアペカの村へと案内される。
そこは魔炎鳥と化した神獣、聖鳥に襲撃されており戦いで魔炎鳥を弱らせ、歌によって聖鳥に戻す事に成功。
これがきっかけで主人公はナドラガ教団の総本山、聖都エジャルナに招き入れられ総主教オルストフから強大な闇に対抗すべく五つの領界を繋ぐ使命を与えられる。
手始めに業炎の聖塔での試練を乗り越え、炎と氷の領界の道を繋げた。
氷の領界にあるイーサの村の住民は恵みの木から採れる実を糧に生きてきたが、木は凍ってしまっており、緑の者の救済を待ち望んでいた。
アストルティアから飛ばされてきたドワーフのダストンが緑の者だと思われ、彼は人々に崇められるものの本人はそれを嫌う。
一方で村の少女リルチェラは触れた相手の元気を吸い取る力を持っており、人々から疎まれている。
主人公は村の問題を解決すべく木を凍らせた犯人であるフロスティを倒し、リルチェラの力はいざという時に元気を分け与えられる事が判明。それによって恵みの木が復活して村は元通りとなる。
同時に氷晶の聖塔の扉が開き、その途中兄弟姉妹から「このままでは死ぬ」と忠告されたがエステラがやって来たのを見て立ち去る。そして塔の試練を乗り越え、氷と闇の領界の道を繋げた。
闇の領界は名前の通り闇だけでなく、猛毒に覆われているため主人公とエステラが調査へと向かう。
そこではマイユが竜族の少年サジェを庇い、猛毒を受けてしまっていた。
彼女を救うべくカーラモーラ村へと足を運び、月の光を当てることで解毒を試みる。
しかし突如現れた魔物によって月が破壊されてしまったので、サジェの提案で月を復活させるべく楽園への道を開く。
楽園には月が存在し、管理端末Q484というロボットが今まさに月を修理している最中だった。月の修理を完了させるべく、過去世界から素材であるサルファバル鉱を入手し、村長にサルファバリンを精製してもらいそれをQ484に渡す。
Q484は月を瞬く間に修復したものの、次は楽園から竜族を排除しようとサジェに襲いかかる。
彼を護るべく主人公はQ484を撃破。その直後に月は再稼働を果たし、マイユの毒も完治。冥闇の聖塔も楽園にあると判明した。
塔ではドワーフの神であるワギの声が聞こえ、彼は闇の領界の竜族に対し自ら毒で汚染した大地に住まわせたという所業を裁定してくれる者を待ち望んでおり、裁定者となった主人公は末代にまで罪を背負わせるのは間違いで、現代の竜族を許すべきという判決を下した。
そして闇と水の領界を繋ごうとするも、邪悪なる意志を名乗る男が現れ、為すすべも無く圧倒されてしまう。そこに闇の領界を見守る神獣パチャティカが語りかけ、主人公は彼に鍛えてもらった後で闇と水の領界の道を繋げた。
(以降追記予定。)
アップデート
Ver.3.0「いにしえの竜の伝承」
2015年4月30日に前期が、同年6月24日に後期がアップデート。
新職業に踊り子が追加され、更にギラ系呪文が復活。成長システムに「達人のオーブ」が、カジノにはすごろくが追加。後期は既存コンテンツの追加が主だった。
ストーリーは再びアストルティアの各大陸が舞台であり、ナドラガンドに行けるのは次Ver.からである。
Ver.3.1「聖炎の開放者」
2015年8月24日に前期が、同年10月28日に後期がアップデート。
いよいよナドラガンドに入れるようになり、新たな素材の需要が高まった。
後期はレベル上限を90まで解放できるようになり、チャンスとくぎも習得可能に。更に仲間モンスター転生時のスキルも追加された。
一方で不正ツールで最新武器の★3を量産&荒稼ぎするチート行為を行ったプレイヤーが摘発され警察沙汰となる。
ストーリーは炎の領界での物語が展開される。
Ver.3.2「氷雪と恵みの彼方へ」
2015年12月24日に前期が、翌年2016年3月2日に後期がアップデート。
前回の話で五つの領界を解放していく事となった主人公は、次に氷の領界の解放へと向かう。
本バージョンからストーリーボスの難易度選択が後期からしか変更できなくなり、あまりのボスの強さ為に多くのプレイヤーが挫折した。
後期は当初から予定されていたアスフェルド学園が延期となるも、レベル上限が93まで解放され、釣りのコンテンツが底上げされる事に。
Ver.3.3「闇を抱く月光の楽園」
2016年5月25日に前期が、同年[7月27日]]に後期がアップデート。
またしてもアスフェルド学園が延期し、恒例の七夕イベントは廃止。後期は新職業に占い師が追加され、ナドラガンド内で指定のモンスターを倒す領界調査クエストが追加された。
ストーリーは闇の領界での物語が展開。
Ver.3.4「真実は蒼き水の深淵に」
2016年10月6日に前期が、2016年12月19日に後期がアップデート。
ようやくアスフェルド学園が実装され、レベル上限も96に。後期はスキルポイント180以降が追加されたものの、今度はSPが足りなくなってしまう。
ストーリーは水の領界での物語が展開。
Ver.3.5「嵐穿つ断罪の虚空」
2017年3月1日に前期、4月16日に中期、7月5日に後期と3期に分けアップデート。
前期では五つの領界で最後となる嵐の領界のストーリーが追加された他、全体的に機能が充実化。
中期はモンスターバトルロードに新ランクが、フィールド回帰を狙った新コンテンツが追加。
後期はいよいよストーリーが完結。ギルドストーリーも完結へ。レベル上限は99まで解放された。
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