概要
『ドラゴンクエストⅩ』内のコンテンツのひとつ。「いにしえの竜の伝承」(Ver.3)の頃に実装。
元々は「アストルティア学園」という名称で他プレイヤーとも遊べるコンテンツになる予定であったが、後にソロコンテンツに変更。ただし、他のプレイヤーと協力する場面も存在する。
プレイヤーは姿を変え「伝説の転校生」となって、レンダーシア大陸の一角にある名門校「アスフェルド学園」に入学し、そこで起きている怪しげな「封印事件」を解決するというストーリーになっている。
入学後は「封印危機対策委員会」、通称「フウキ」の一員となって他の個性の強い生徒たちと共に戦い、時に青春しながら学園生活を謳歌することに。
12話構成とかなりのボリュームとなっており、学園独自のクエストややり込み要素があるなど、遊びの幅は広い。
『ドラゴンクエストⅩ』本編とはまた違った新鮮なスキルシステムやキャラクターとのやり取りなどを楽しむプレイヤーもいる一方、あまりにドラゴンクエストの世界観からかけ離れたノリやギャルゲーじみた恋愛システム、本編と矛盾した設定、また歴代ドラゴンクエストシリーズの名曲の雑な使用などは「こんなもん作ってる暇があったら本編を充実させろ」という批判も少なくない。
実際進めたところで特になんのメリットもなく、持ち帰れるのは「アスフェルド(大)光章」のみであり、その使い道もコインボスを倒せば手に入るアクセサリーやオシャレ装備のみであるため、専用システムを組んでまで作る必要があったのかと言われると微妙である
設定
レンダーシア大陸にある人間専用の学園であり、他の種族は基本的にはいない。生徒の年齢層から察するに高校に相当すると思われる。
優れた知識人や各国の要人などを輩出しているエリート校であり、各国の大臣などがこの学園の卒業生とされている。
学園直通の専用大地の箱舟で登校する他、祈望館という学生寮もある。
アスフェルド湖と呼ばれる湖に囲まれており、湖底には願いを叶えるという不思議なチカラが眠るというが…。
この手のファンタジーもの学園のお約束として、授業では魔法や武器の使い方も学ぶようだ。ちなみに授業はチケット制で、週の頭に配られるチケットで希望の教科を履修することができる。
登場人物
フウキの一員。2年男子生徒。女子生徒たちから「王子様」と呼ばれている。
単なる愛称と思われていたが後に本当にアラハギーロ王国の王子であったことが発覚。
フウキの一員。2年女子生徒。学園のマドンナだが、実際は脳筋のお嬢様。
「師匠」と呼び慕う教師ザビアナの敵討ちという目的のためにフウキに加入する。
フウキの一員。3年男子生徒。生徒会長もつとめている。
ウェスリーという弟がおり、兄弟仲は良好であるようだが…。
フウキの一員。3年女子生徒。アイゼルとは幼馴染。
優しく家庭的な性格だが、しばしばタヌキと呼ばれからかわれる場面がある。
使い魔兼保護者のドラキー、メルジオルをいつも連れている。本人もドラキー好き。
フウキの一員。1年男子生徒。非常に生意気かつ傲慢な性格で、常に他者を見下している。
しかしその正体は…。
- シュメリア
フウキの顧問。主人公のクラスの担任でもある。
「解錠せよ!」という台詞と共に独特なポーズを決める癖がある。
- バウンズ
(※画像左下)
学園長。主人公を呼びつけたのも彼である。偉大な教育者とされているが、謎が多い。
- シナイジッチ
教頭。その傲岸不遜さから生徒たちから嫌われている。何やらろくでもないことを企んでいるようだが…。
- チェルシー
生徒たちを惑わす発言が多いお色気保険医。シュメリアとは犬猿の仲。
アグラニの町やドルワーム王国のシナリオで登場した人間の女性。
数年前にアスフェルド学園で生徒会長をやっていたことが判明する。
余談
ドラゴンクエストシリーズに学校が登場するのは初めてではなく、『ドラゴンクエストⅣ』のイムルの村の小学校、『ドラゴンクエストⅨ』のエルシオン学院などがある。『ドラゴンクエストⅪ』では新たにメダル女学園が登場。
また、同作『ドラゴンクエストⅩ』でもツスクルの村にエルフたちが通う「学びの庭」がある。
アスフェルド学園のクラスは、某学校のオマージュなのか「スペーディオ」「ガルハート」「グラブゾン」「ディアノーグ」の四つに分かれている。
これは外伝作『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』に登場する四神獣の名前が元ネタとなっている。
また、学園内には「ソマルカ」「マローア」など『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』の登場人物の名前をもじったモブキャラクターが何人か登場している。