概要
カルバドの集落と同じ大陸の北東にある雪原にある全寮制の名門校。
立地の悪い雪原地帯にあるのは、表面上は初代学院長が「子供達が寒さにも負けない心と身体を持てるように」と願っての事とされているが、実際は金不足で良い土地に建てられなかったとも言われている。
この手のファンタジーもの学園のお約束として、魔法や錬金術、戦闘技術についても学ぶようだが、士官学校ではない様子。
生徒の年齢層は中学生程度。何年制かは不明。
制服はエルシオンブレザーと呼ばれ、ワインレッドのブレザーと黒いスカート・ズボンを合わせたもの。
登場人物は生徒・教師ともにモブとは思えない程妙に濃い。
不良だが仲間に慕われており最終的には生徒会長にまで出世するモザイオ、主人公に宿題を押し付けようとする先輩、退学してカラコタ橋でやさぐれている女子、幼女教師、「フフィーッ!」といううめき声を発しながら飯を食うデブ生徒など豊富。
特にデブ生徒はその特徴的なうめき声がプレイヤー間でネタにされ、星空の守り人ならぬ「食堂の守り人」の愛称で親しまれてしまう。
公式側もこれを認知していたのか、後に『ドラゴンクエストⅪ』でパロディ台詞として登場させている。
本校舎の他、体育館や寮、屋外の購買部、また地下には旧校舎跡地があったりとマップとしてもかなり広い。
学生寮には主人公の部屋も用意される。タダ宿なので足しげく通ったプレイヤーもいるのではないだろうか。
屋上には守護天使モリケンヌの像があり、深夜にこの像の額を触ると幽霊が現れるという噂が広がっている。
ストーリーでは女神の果実を追ってここに訪れるが、謎の生徒誘拐事件の噂で持ち切りになっている。
校長が主人公を探偵と勘違いしたため、生徒のふりをして潜入調査するように頼まれる。
なお本物の探偵は事件解決後に現れるが、不審者扱いされてあっさりと追い返されてしまった。その後校長は本物の探偵より主人公の方が腕が立ちそうだったので主人公を選んだと言っている。(実際にそうだったが)
また事件解決後は研修に出ていた教師たちが戻り、武器や盾スキルのクエストを受けられるようになる。
余談
ドラゴンクエストシリーズの教育機関としては、『ドラゴンクエストⅣ』のイムルの村の小学校に続いて二例目。
この後、『ドラゴンクエストⅩ』の「学びの庭」および「アスフェルド学園」、『ドラゴンクエストⅪ』の「メダル女学園」と続々と登場している。
関連イラスト
関連タグ
アイーン…「エルシオン流あいさつ」がこれにしか見えないと言われている。
メダル女学園…『ドラゴンクエストⅪ』に登場する全寮制の学園。こちらは女子校で中には善良なモンスター(もちろん♀)も生徒として在籍している。