眠れる勇者と導きの盟友

ねむれるゆうしゃとみちびきのめいゆう

スクウェア・エニックスのMMORPG、ドラゴンクエストⅩのバージョン2である。

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目次 [非表示]

1 概要

2 あらすじ

3 アップデート

3.1 Ver.2.0「眠れる勇者と導きの盟友」

3.2 Ver.2.1「重なりし運命の大地」

3.3 Ver.2.2「紡がれし勇気の絆」

3.4 Ver.2.3「天翔ける希望の双翼」

3.5 Ver.2.4「悠久の果ての決戦」

4 関連タグ

概要

ドラゴンクエストX初の追加パッケージで、2013年 12月5日～2015年 3月2日までの間に展開された。ディレクターは齋藤力。

当バージョンからメインストーリーは区切りがついた所で終了し、続きは大型アップデート毎に配信されるようになった。そしてこれまで謎に包まれていた人間達の大陸、レンダーシアで繰り広げられ、勇者姫アンルシアが初登場する。

オフライン版では2022年夏に有料追加コンテンツとして配信される予定だったが、本作の発売延期に伴い2023年5月26日に延期された。

あらすじ

豪華客船「グランドタイタス号」に乗り、魔法の羅針盤を用いて迷いの霧を抜けレンダーシアに上陸した主人公達。

勇者姫アンルシアと会うべくグランゼドーラ王国に向かおうとするが、王国へと繋がる三門の関所はアンルシアに封鎖されていた。そこに謎の男クロウズが現れ、彼の助言通り3匹の蝶を探すべくレンダーシアを巡ることとなる。

メルサンディ村では村を襲撃する魔物を英雄ザンクローネが守護してくれていたが、彼は行方不明になっており、村で出会ったミシュアと共に事件解決に取り組んでいく。

セレドの町では女王と呼ばれるリゼロッタという少女が治める子供だけの町で、元いた大人達は突如消えてしまったというので、真相を確かめることとなる。

アラハギーロ王国では国王ベルムドが記憶を失った国民に名前と役割を与えて先導していた。そこで国に住む人々と魔物の驚くべき関係が明らかになっていく。

これらの事件を全て解決するとようやくグランゼドーラに行くことができ、そこでミシュアと瓜二つの姫、アンルシアが現れこれをきっかけにミシュアの記憶が戻っていく。

ミシュアはかつて国が大魔王の軍勢に襲われた際、兄のトーマを魔元帥ゼルドラドに殺害されたショックで記憶を閉ざし、メルサンディ村でミシュアとなったのである。

記憶を取り戻したミシュアは勇者姫アンルシアとして覚醒し、城にいたアンルシア姫は非道な手段で勇者覚醒を目論んでいたことが判明。主人公は勇者姫アンルシアの盟友となり、創生の魔力を得て魔勇者となったアンルシア姫と激闘し、勇者の力をもって魔勇者アンルシアを撃破する。

敗北した魔勇者は大魔王マデサゴーラによって勇者として造られたが、覚醒できない失敗作扱いされた事と今いる世界は偽りのレンダーシアである事を明かして死亡した。

魔勇者が遺したブレイブストーンを使用し、主人公とアンルシア、そして石を直したクロウズは真のレンダーシアへと転移する。

真のグランゼドーラ城へと戻った一行は叡智の冠の一人である賢者ルシェンダから真レンダーシアの異変の調査を命じられ、真のメルサンディ村、セレドの町、アラハギーロ王国へと赴く。

メルサンディでは未完の物語である「小さな英雄ザンクローネ」を完結させるために奔走し、セレドでは偽セレドとは反対に大人しかおらず、子供を失った悲しみにつけこむ霊媒師の野望を阻止することに。アラハギーロでは行方不明となった魔物使い、カレヴァンを連れ戻すべく偽アラハギーロから彼を探すことになる。

その後、ルシェンダから真と偽の自然物質の成分を調べる薬品を手に入れるべく王家の宝物庫へ行く事を命じられ、先代勇者の指輪を仮面の男に奪われはしたが薬品の入手に成功。

ルシェンダは手に入れた薬品で偽りと真の世界の自然物質を比較し、両者は異なる成分である事と真の世界の物質から僅かに偽りの世界と同成分が検出された事を突き止め、マデサゴーラは自ら創造した偽りの世界で真の世界を侵食しているのではと仮説を立てた。

その説を立証するため、再び真レンダーシア各地の事件や問題の解決後、魔元帥ゼルドラドの居場所を突き止め、主人公とアンルシアはそこでゼルドラドとマデサゴーラの手駒として蘇ったトーマと立ち会い、直属の部下である四魔将のガルレイと激突し、これを撃破。

大魔王の軍勢に対抗すべくアンルシアは叡智の冠の試練を乗り越え破邪の秘技を習得し、残りの四魔将を次々と倒していった。

しかし真の世界を守る神の緋石の一つがゼルドラドとトーマに破壊されたため、真の世界の一部がマデサゴーラの領土と置き換わってしまう。

そこでマデサゴーラの居城である魔幻宮殿へと乗り込もうとするも、強固な結界が張られていた為一時撤退することとなる。

結界を破るにはペガサスの力が必要なため、主人公は空を飛ぶ手段として飛竜を手に入れ故郷のエテーネの島へと帰還し、兄弟姉妹の軌跡を追った末にペガサスを発見。そしてアンルシアと共に魔幻宮殿へ突入。二人はそこでゼルドラドを撃破するも、彼は囮として戦ったに過ぎず、主のマデサゴーラは創生の霊核を手中に治めるべく宮殿を後にしていた。

創生の霊核は奈落の門の先にあるとのことで、二人もマデサゴーラを追うように門へと向かいマデサゴーラとトーマと対峙。

トーマを退け、大いなる闇の根源と創生の霊核の力を得たマデサゴーラをも撃破したがマデサゴーラはそれでも霊核を諦めない。

トーマはマデサゴーラを食い止め、妹に自身ごと剣に貫かれることで彼を完全に消滅させた。

その直後、門の奥から無数の竜の怨念が溢れ出し、クロウズが現れ自らが竜族である事を明かして怨念を祓い奈落の門を閉じた。

グランゼドーラに帰還し、アンルシアと主人公は凱旋の宴でもてなされる一方、クロウズは新たな戦いの始まりを予感するのであった。