レイジ・レギオン
れいじれぎおん
当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
概要
CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』に登場するギルドの一つ。
第1章12話時点では存在が語られるのみだったが、第2章にてその詳細が判明し、2部全体のキーパーソンを担う存在となった。
ランドソルから遠く離れた砦を拠点としており、現状は完全な敵対勢力として描かれている。
目的はメンバー各々が持つ「願い」を叶えること。「願い」を叶えるには七冠が必要であるらしく、捕らえるべくその行方を探している。
願いや七冠の捕獲に関しては「スポンサー」と呼ばれる存在が関わっており、七冠ひとりを狩るごとに叶えられる願いが一つ増えるらしい。そして跳躍王ラジラジは速攻で彼らに捕らわれてしまったようである。
現在判明しているメンバーは5人で、現状で詳細が判明している七冠の数とも一致している。
一人一人の戦力自体は非常に高く、単身で簡単にランドソルへ大打撃を与える事が可能な程。さらにストーリーが進むにつれ、七冠の能力も中途半端ながら使用できるように成っている。
ランドソルの真実についても何か知っているようで、「壊すべき空の鍋」と称して一般人を巻き込むことや街の破壊にも躊躇がない。
意外とメンバーの仲は悪くないが、基本的に個人的な目的を持つ者の集まりなので「連携」というものはあまりしない(特にカリザ)。だがそれ故に個々の動向を察知し辛く、毎回侵入からの不意打ちを許してしまう原因になっている。
覇瞳皇帝を下した主人公達も襲撃の度に窮地に追い込まれており、3章の時点では新たな力のプリンセスフォームすら通じず、ラビリスタが自らの参戦を決断した事で何とか戦いが成立したレベルであった。
王国奪還に伴い逆に身動きが取れなくなってしまったペコリーヌは、これらの現状を受けて心が折れかけてしまう結果に。
だが主人公一行全員がプリンセスフォームへと変身可能になった第5章では、メンバーの一人アゾールドが彼女らの奮闘により遂に敗北・撤退する事になる。
同時にメンバーのランファもホマレから大きなダメージを受けており、同時点では互角とは言えないものの、少しずつ攻略されつつある。
第6章にて、夢の世界でカリザ、ランファ、ミソラと戦闘していた際、ミソラが景色を現実世界に変えた事で、アメスが「『ミネルヴァの懲役』(アストルムの再構成)の後にこの世界に侵入ってきた存在」と分析した。同時に、記憶や認識を改ざんする「世界の修正力」による影響を受けないという共通の特性を有する。
第7章によると、ギルドハウスは元々スポンサーが何もないところから出した物であり、更にラジラジを捕らえるのに一役買った事で彼女の話に乗った様である。
そして第8章にて、ランドソルより遠く離れた海に、覇瞳皇帝が打ち倒された直後に一夜の内に魔物が徘徊する孤島が現れ、そこにランファと彼女が使役する竜牙兵の目撃情報があったと言うランドソル王宮の調査と、ネネカの残したメモによってアジトの所在が判明した。
なお、願いを叶えることができるのはミネルヴァのみであることが前作でも説明されている通り、七冠をとらえることとは無関係なはずである。
ストーリー中でもネネカが言及しており、裏の目的があることが示唆されているものの、現実世界を認識しているはずのメンバーがそれについて疑問を感じていないことも謎を深めている。
メンバー
ゼーン(CV:古川慎)
ギルドマスターを務めるドラゴン族の青年。
「魂喰い(データロガー)」と呼ばれる斬った相手のデータを奪うことが出来る大剣を携えており、青系の色を基調とした服を纏っている。
主人公と同じく記憶喪失になっており、それを取り戻すことが願いである。
未だ未知数な部分が多いがかなりの強者であり、王宮騎士団団長のジュンや騎士団の兵隊たち、プリンセスフォームのペコリーヌを纏めて一人で撃破する文字通り一騎当千の実力者。また、ドラゴン族が持つ能力である「覚醒」を使わずにラビリスタと互角かそれ以上に渡り合っているなど底が知れない。
会話の中には時おり「王手飛車取り」や「穴熊」などの将棋に関する言葉が出てくる。
ラジラジ戦では、詰みの一手を引き受けた模様。
カリザ (CV:岡咲美保)
魔族の少年。自分のためなら誰であろうが躊躇なく攻撃し、嗜虐目的で動けない者を痛ぶる事もする残忍な性格。
「自分の生まれる前の大人たちが勝手に決めたルールに縛られること」を嫌い、自由に生きることを願いとしている。
武器は鞭であり、攻撃はもちろんのこと、手下の魔物をこの鞭で叩くことで強化をすることができ、基本プリンセスフォームでなければ倒すどころかダメージを与えることすらできない。
キャルとは非常に折り合いが悪く、交戦すると罵り合いが始まる。
手下の魔物の名前は「アーノルド」「イーノリス」。カリザは2体まとめて「クソ魔獣(バカ)ども」と呼ぶことが多い。またそれらの魔物とは別に黄・赤・青のスライムをペットとして飼っているようであり、カリザが不機嫌になった時に八つ当たりされている。
なおメンバーで現状唯一年齢が判明したキャラであり年はネネカの半分、すなわち12歳である。
彼の戦術を始めとする頭脳と行動力の高さはゼーンも高く評価している。
ランファ (CV:原田彩楓)
たどたどしい口調で話す魔族の女性。身体の左半身にのみ角と翼が付いている。
「シャドウ」の亡霊のような声が常に聞こえてしまう性質があり、それによって「静かな場所がほしい」ということを願っている。
武器(?)は歌とブレスであり、主に鉱物系の能力を使用する。
歌によって鉱石から竜牙兵を生み出すことができたり、石化ブレスも使え、このブレスを食らった者はヒスイという状態になり無力化される。彼女の歌で生み出される竜牙兵は非常に強力で、【トワイライトキャラバン】の5人が力を合わせてようやく1体を撃破するのが限界なほど。
主人公と鉢合わせた際に何やら母性のようなものを感じ取っており、ギルドハウスにて一人で「はじめての育児本」なる物を読み耽っている様子。
その一方料理の腕は壊滅的な模様。
ラジラジ戦では、ダイゴの相手を担当していた。
ミソラ (CV:鬼頭明里)
元気で明るいヒューマンの少女。第2部OPでは満面の笑みでガトリング砲を発射している等、軽薄な物騒さを醸し出す。語尾には★を付けることが多い(語尾に☆を付けることが多いペコリーヌとは対照的)。
謎の人形が好きなようで、腰に小さな人形のマスコットを下げていたり、ギルドハウスの椅子の上に置いていたりしている。
また、恋愛脳的な部分も見られ、主人公に対して母性を抱いたランファの背中を押すような言動をしている。
ラジラジ戦では、スポンサーからの助力で彼の権能を封じていた模様。
アゾールド (CV:こぶしのぶゆき)
恰幅のいい豚の獣人の男性。その見た目に違わず美食家で、ランドソルの飲食店の食事は口に合わないらしい。
「~ですぞ」といった紳士的な口調で話し、冷静で人当たりもいいが、初手で孤児院の子供を人質にする等目的の為なら手段は選ばない。
特定の誰かを助けるため活動しているようで、その誰かを救済するのが願い。そのためには形振り構っていられないとしており、本来はここまで非情な人物ではない様子。
優れた錬金術師で、主に後方支援を得意としており、「即時回復(ファストリジェネ)」といった回復魔法を使う。しかし決して自身の戦闘能力が低いわけではなく、プリンセスフォームへと変身したレイを短剣や中国拳法で軽くあしらうほどの実力を持つ動けるデブ。ただやはり、得意分野は後方支援。
また、錬金術によって、料理から虐殺までなんでもこなせる機械人形のゴーレム「万能人形(オムニフォーク)」を生み出し使役している。
この「万能人形」は主に彼の食事の調理を担当しているほか、カリザやランファの魔物ほどではないが、高い戦闘能力も有している。なにより数が多い。第3章では小型のもの含めてランドソル中に配備され、監視の目を光らせている。
第5章では「万能人形」に変身能力を積み込ませ、新興ギルド【アマルガム貿易】を立ち上げてランドソル経済を侵略し、【メルクリウス財団】を倒産寸前まで追い込んだ。
また、機体の一つを覇瞳皇帝に化けさせ、ラビリスタの所在を吐かせるためにキャルを尋問したが、これが彼女をプリンセスフォームへと変身させる起爆剤になってしまった。
ラジラジ戦では、彼の所在に関する情報を担当していた模様。
しかも第9章にて、すでにミソラとスポンサーの正体には感づいている事を仄めかした。
呼称表
が\に | ゼーン | カリザ | ランファ | ミソラ | アゾールド |
---|---|---|---|---|---|
ゼーン | 俺 | カリザ | ミソラ | アゾールド | |
カリザ | ゼーン | オレ | アゾールド | ||
ランファ | ゼーンさん | カリザくん | わたし | ミソラちゃん | アゾールドさん |
ミソラ | ゼーンさん | カリザくん | ランファさん | わたし | アゾールドさん |
アゾールド | ゼーン君 | カリザ君 | ランファ嬢 | ワタクシ |