シンプソンズ
しんぷそんず
略歴
日本でももっとも有名な海外アニメのひとつ
1990年代 - 一部テレビ局にて地上波放送(サンテレビなど)
2000年代 - CATVWOWOWで続編放送。
2010年代 - 現在CATV・FOX JAPANにて放送中。
概要
原子力発電所がそびえたつ街に暮らす問題家族と、その周辺の人々の暮らしをブラックユーモアたっぷりに描くギャグアニメ。原作者が自分の親兄弟をモデルにして作ったといわれる。
初見者向けにわかりやすく言うと、毒を何十倍も濃くした「クレヨンしんちゃん」。
(更に猛毒なのはサウスパークだが)
毎回OPの締めをくくるのはカウチギャグと呼ばれる「家族がソファーに集合」する場面。
例えば、ホーマーが座るべきところがおじいちゃんに占拠されたり
家の鍵を忘れてしまいソファーに集合できないといった様々な展開が行われた。
アメリカのみならず、今も各国で根強い人気を誇るものの、シンプソン一家が海外旅行に行くが、そこでのお偉いさんに非常識な行為を働くことが多い為、その国では放送しないお約束がある。(例:アメリカ合衆国の大統領を殴ることは当たり前、国際電話を用いてオーストラリア政府にイタズラ電話、イギリスのエリザベス女王や日本の天皇にまで国を問わず世界中でハチャメチャな行動を起こす)
現在シーズン30までが確認されている長寿アニメ。
元ビートルズのリンゴ・スター、メル・ギブソンなどアメリカで有名な大物たちが、活動分野を超えて、様々な場面からゲスト出演している。放送時の時事ネタを風刺したストーリーが多いほか、長寿番組ゆえに時折後付け設定などがされたりしている。
その人気から、2007年に大長編映画化された。しかし、日本語吹き替え版が、所ジョージ、和田アキ子、田村淳、ベッキーなどの芸能人を中心に起用した、TV版とは異なるキャストとなったため、ファンたちの間で物議を醸した。その後、ファンたちの強い要望もあって、オリジナルキャストによる吹き替え版の制作が発表された(ちなみに、DVDではタレント版も併せて収録されている)。
この騒動との関連性は不明だが、2008年に日本初放送されたシーズン15以降は吹き替え版が制作されていない。
更に2010年代に入ると20世紀フォックス配給のアニメ映画の殆どが日本で劇場未公開となってしまう。FOXアニメを代表する『アイス・エイジ』シリーズや、 一時期FOXと配給契約を結んでいたドリームワークス制作作品も例外ではなく、特に後者は日本でも人気があるシリーズの続編の多くが劇場未公開若しくはOVAでの販売となる事態になった。
吹き替え版制作再開を望む声は現在も多い一方、2016年にはホーマー役の大平透が死去。
大平氏は声優変更問題に声を上げてくれたファンへの感謝を込めたイベントを主催していた事もあり、本作のファンからもその死を惜しまれた。
11年ぶりに新作映画が製作されることがウォールストリート・ジャーナルより報じられているがその後の進展は不明。
おもな登場人物
シンプソンズの登場人物一覧の記事を参照のこと。
著名なエピソード
S01E12「クラスティは強盗犯?(Krusth get busted)」
後に準レギュラーとなるバートの天敵、サイドショー・ボブの初登場回。
S03E01「マイケルがやって来た!(Stark Raving Dad)」
キングオブポップの名を冠したマイケル・ジャクソンが登場するエピソード。準主役級の扱いでマイケル本人から出演したい意向の電話がスタッフに届き、夢の共演が実現した。
S10E23「シンプソンズ東京へ行く(Thirty Minutes Over Tokyo)」
ホーマーが天皇を投げ飛ばすシーンや、ポケモンショックをパロディーにしたシーン等が問題となった為、日本では未放送。
S1110「小さなお母さん(Little Big Mom)」
ハンセン病をネタにするシーンがある。此方も日本未放送。