概要
CV:関俊彦
主人公・ナディアおよびジャンがお世話になっている万能潜水艦ノーチラス号の乗組員の1人。役職は機関員。
ファンの間では「みんなのトラウマ」にして『ナディア』で絶対に忘れてほしくないキャラクターの1人。
人物
ある日、ナディアが誤って壊してしまったジャンの眼鏡を元通りに修復し、ジャンに「花で落ちない女はいない」と人工栽培された花を譲渡して後押しするなど親切な人物。
ノーチラス号の科学力をジャンに説いているが、後に起こる事件で「二面性もある」ことを身をもって思い知らせることになる。
ガーゴイルのネオ・アトランティスに唆されたアメリカ艦隊によるノーチラス号への攻撃の被弾により発生した有毒ガスから艦を守るべく、ネモ船長は補助機関室にフェイトを残したまま隔壁を閉じることを命令する。隔壁に駆け寄ったジャンとナディアはネモに隔壁を開けるよう直談判すると言ったが、フェイトは船長の判断は妥当だと擁護する。しかし最後は死の恐怖に耐えきれず泣き叫びながら非業の死を遂げる事となった。
「嫌だぁぁぁぁああああっ!! 俺はまだ死にたくない!! 俺にはまだやりたいことが残っているんだぁぁ! お、俺にはまだ……」
彼の死により、ノーチラス号に無邪気な憧れを抱いていたジャンに対し、ノーチラス号がやっていることは「戦争という名の殺し合い」であるという事実を知らしめる事となった。
その他
1話限りの登場にして当時子供だった視聴者にトラウマを植え付けてしまったことや、その人柄の良さから制作スタッフも思うところがあった節があり、PCゲームでは、「女は追うものじゃなく追わせるもの」とジャンを激励する描写があったり、グラタンを科学技術部長と共に強化改造したり、さらにゲーム『〜Inherit the Bluewater〜』では、大幅に出番が追加されている。
関連タグ
浜本(無敵超人ザンボット3):元ネタとされるキャラ。人間爆弾にされてしまった事が判明し、他人を巻き添えにしないために他の人間爆弾たちと共に荒野に去る事となる。その際、主人公に腹を括った態度を見せたのだが、移動中に死の恐怖に耐え切れず脱走しようとして他の人間爆弾たちに捕らえられ、直後に泣き叫びながら爆死すると言う壮絶な最後を遂げた。爆発を遠くから見ていた主人公達も、ただただ号泣するしかなかった。