エンプレス(ジョジョの奇妙な冒険)
えんぷれす
概要
【破壊力:C / スピード:E / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:D / 成長性:D】
タロットカード大アルカナ3番目のカード「女帝」の暗示を持つスタンド。本体はネーナ。
ターゲットの肉体に張り付き、その肉体と融合して発現するスタンド。その為「波紋」が通用しない（自分の肉体なので）。「チュミミ～ン」が口癖。
肉体と同化している為、姿と声は一般人にも視認でき会話も可能。エボニーデビルやハングドマンのように、本体が離れた場所に居ても自分の意思で行動できる、自動操縦型スタンドである（但し、後述の事実から、遠隔操作型の可能性も高い）。
本体に肉を纏わせる事で、美女にも擬態する事も可能。
ジョセフに取りつき、最初は腫れ物のような状態から人面疽形態に変化。
切除しようとする医師を殺害し、ジョセフの声真似をしてその罪をなすりつけた。
ジョセフが警察から逃げ回る間も、外部から食物を取り込む事で急成長していき、次第に腕が伸び、更には瞬く間に人間の形にまで成長した。
その割には成長性のステータスが低いが、「形態変化」と「能力の成長」は別物と言う事であろう。ジョジョの場合は大抵の「能力の成長」はそれまでとは一線を画した能力が使えるようになると言うようなパターンが多い為、「周りのものを食べて人型に近くなる」以上の能力はないと言う事なのかもしれない（最も、飲食で強化できるスタンドは他にも居る）。
突きやパンチでジョセフの義手を破壊する程のパワーを持ち、ジョセフを追い詰めるが、コールタールで固められた上で、隠者の紫で縛られて全身を引き千切られ消滅した。
そのダメージは本体にもはね返り、ネーナも血しぶきをあげて醜女の正体を現し、死亡した。
考察
『自動操縦型』と思われるが上記の通り、スタンドが受けたダメージが本体にフィードバックして倒された事実から、『遠隔操作型』の可能性もある。
劇中、ジョセフの腕にエンプレスが発動した際、それを察したようなネーナの顔のアップがあり、本当に自動操縦型であれば、本体が察する事はほぼない。
また、遠隔操作型は普通に本体とスタンドが別行動している描写が、それなりに散見されている。
但し、特異な事例もある為、一概に『自動操縦型』かどうかを断定するのは、早計なのも事実である。
