概要
【破壊力:C / スピード:E / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:D / 成長性:D】
タロットカード大アルカナ3番目のカード「女帝」の暗示を持つ人面疽型のスタンド。本体はネーナ。
「チュミミ~ン」が口癖。
本体(また寄生された被害者)の血液を浴びたターゲットの肉体にスタンドが張り付き、その肉体と融合して発現する。その為「波紋」が通用しない(自分の肉体なので)。
肉体と同化している為、姿と声は一般人にも視認でき会話も可能。エボニーデビルやハングドマンのように、本体が離れた場所にいても自分の意思で行動できる、自動操縦型スタンドである(但し、後述の事実から、遠隔操作型の可能性も高い)。
ジョセフ曰く「人面疽(スタンド)が(ネーナという16歳の少女に)くっ付いて肉人形と化し、(本体が)美人にカムフラージュしていた」とのこと。
このことからスタンドに取り付かれた相手は最終的に支配されてしまうようだ。
ジョセフに取りつき、最初は腫れ物のような状態から人面疽形態に変化。
切除しようとする医師を殺害し、ジョセフの声真似をしてその罪をなすりつけた。
ジョセフが警察から逃げ回る間も、外部から食物を取り込む事で急成長していき、次第に腕が伸び、更には瞬く間に人間の形にまで成長した。
その割には成長性のステータスが低いが、「形態変化」と「能力の成長」は別物と言う事であろう。ジョジョの場合は大抵の「能力の成長」はそれまでとは一線を画した能力が使えるようになると言うようなパターンが多い為、「周りのものを食べて人型に近くなる」以上の能力はないと言う事なのかもしれない(もっとも、飲食で強化できるスタンドは他にもいる)。
突きやパンチでジョセフの義手を破壊する程のパワーを持ち、ジョセフを追い詰めるが、コールタールで固められた上で、隠者の紫で縛られて全身を引き千切られ消滅した。
そのダメージは本体にもはね返り、ネーナも血しぶきをあげて醜女の正体を現し、死亡した。
余談
『自動操縦型』と思われるが上記の通り、スタンドが受けたダメージが本体にフィードバックして倒された事実から、『遠隔操作型』の可能性もある。
劇中、ジョセフの腕にエンプレスが発動した際、それを察したようなネーナの顔のアップがあり、本当に自動操縦型であれば本体が察する事はほぼない(例:吉良吉影、ポルポ)。
また、遠隔操作型は普通に本体とスタンドが別行動している描写が、それなりに散見されている(例:花京院典明、鋼入りのダン)。
但し、ベイビィ・フェイスのような特異な事例もある為、一概に『自動操縦型』と断定するのも難しいところである。
エボニーデビル同様、一般人を殺すには充分な性能を持ち得てはいるが、スタンド使いを攻撃するには、能力上相手を選ぶ必要がある。
仮に承太郎やポルナレフに取り付いた場合、近距離パワー型スタンド使いである彼らには、腕に固定された標的を一方的に攻撃出来る為、勝ち目は薄く、非パワー型のジョセフを狙ったのは理に適っている。
さらにスタンドがジョセフを襲っている間、本体のネーナがポルナレフの気を引いて救援に入れなくするという頭脳的作戦を繰り広げたが、最後はジョセフの『戦いの年季』による経験値の差に敗れ去った。
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タスク(ジョジョの奇妙な冒険):チュミミ~ンが口癖つながり