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戦え!マイティジャックの編集履歴

2021-08-08 05:26:26 バージョン

戦え!マイティジャック

たたかえまいてぃじゃっく

円谷プロ製作の特撮番組『マイティジャック』の第二シリーズ。

マイティジャック』の第二シリーズ。

前作の不調を受け、怪獣を出すなどの路線変更が図られた。


概要

大人向けにつくられた『マイティジャック』が視聴率が伸び悩んだため、より子供向けに路線変更した作品。

全26話。また、放映時間も1時間から30分へと変更されている。

マイティジャックは国際組織アップルの一部門とされ、敵も『Q』以外の複数の組織が存在し、後半には怪獣も登場している。(なお、作中の描写からアップルの傘下に入ったとされる一方で、整合性の取れない描写も見られる為、いわゆるパラレル続編と見る事もできる。)

なお、怪獣に関しては「ウルトラセブン」同様、予算の節約のため、登場する怪獣も殆どが既存の怪獣の着ぐるみの流用、改造と言ったものであった。

また同時期に放送されていた「ウルトラセブン」のモロボシダン役の森次晃嗣が『弾超七』としてゲスト出演している回【「マイティ号を取り返せ!(前・後篇)」】もある。

これと「怪奇大作戦」の不振により、円谷プロダクションは大規模な人員整理を行う事となった。


この続編も、ウルトラシリーズの真摯なものと比較できない酷いっちゃあ酷いもので、全部見るにはかなりの精神を消耗する覚悟が要ります。


かと思えば、上記の「マイティ号を取り返せ!」や最終回「希望の空へ飛んでいけ!」など、1時間枠のものより高度な傑作を生み出しており、企画がもう半年伸びて脚本の調整が出来ていれば、時代が変わっていたかも知れないという夢を一部のマニアに未だに残している。


本作の失敗を受け、金城哲夫はウルトラシリーズの成功に見合わぬ責任を負って円谷プロを去る。

また、美術で多大な貢献をした成田亨も本業の芸術活動に戻る(「戦争と人間」「新幹線大爆破」などで特撮美術には参加している)


も一つ、「THUNDERBIRDS」の人気でプラモデルを大ヒットさせた今井科学が本作を多数商品化したはいいが、作品の不人気に加え、「THUNDERBIRDS」の後番組「CAPTAIN SCARET & THE MISTERON」につぎ込んだ商品化攻勢も不人気というダブルパンチで倒産した。


タイトルロゴの入りもウルトラQのような絵の具を撹拌した物を使用している。(ウルトラセブンを思わせる回転から赤いMJの文字が完成し、弾けると赤背景に戦え!マイティジャックのロゴが現れると言うもの。)


MJメンバー

  • 天田一平

気象学の権威で、表の顔はプロゴルファー。彼もまた諜報員としての顔を持ち、マイティジャック隊の副長を務める。隊長と同等の指揮権を有しており、有事の際には八郎に変わって隊の指揮を取る。

戦え!では隊長として登場している。アップル傘下になったためか、好物はリンゴという設定。



  • 源田明

表の顔はテストパイロットやスカイダイバーで、隊の優秀なパイロットを務める。

正義感と責任感が強く、血気盛んな性格でチームを引っ張るが、敵の挑発に乗りやすく、融通の効かない所があるのが玉に瑕。

戦え!では副長として登場し、機械工学の専門家という設定になっている。発明の天才ではない。


  • 今井進

航空工学の専門家であるパイロット。訓練学校を首席で卒業したエリートではあるが、宇宙船が壊れて不時着したモノロン星人を侵略者と一方的に決め付けるような事はせず、命令に背いてでも守り抜く好漢である。右腕を改造した科学者とは多分関係ない。


  • 小川喜助

電気工学のスペシャリスト。実家は漁師である。最終回で殉職。


  • 江村奈美

爆発物の専門家で、戦え!のメンバーでは紅一点となっている。

普段はオペレーターなどを務めるが、前線に出ることも少なくはなく、格闘能力は高い。


  • 清水光夫/船木一郎

最終回で殉職した小川の後任として入隊して来た。


  • ゼネラル藤井

アップル極東支部総責任者。

御手洗博士ではない。


万能戦艦マイティジャック号

マイティジャック号(通称MJ号)は飛行および潜水可能な巨大戦艦、

全長235メートル 全高40メートル 重量28000トン

武装として コバルト砲 レーザー 各種ミサイル 爆雷および対地攻撃用の爆弾を装備する


デザインは「空飛ぶ戦艦」NG稿と、東映「海底大戦争」のマンモス原潜の艦首部分を融合させたもの。

劇中で「MJ号」「マイティ号」と呼ばれる。「マイティジャック号」と呼ばれることは無い。


また艦載機として下記の機種を搭載している。

艦載機及び敵メカニックのネーミングは、オックスベリー騒動で東宝から派遣された才人

赤井鬼介こと宮崎正信による。


そもそも巨大ヒーローが全く登場しない世界観なので、これらのマシンは怪獣とも互角以上に渡り合えるほどの強さを誇る。


  • ピブリダー

細みのフォルムが特徴的な戦闘機で、スピード戦に優れる。

ロケット弾が主な武装ではあるが、当時の円谷作品の戦闘機では珍しく翼に回転鋸が仕込まれている。後にこのアイデアはアイゼンボーグ号へと受け継がれた。


  • コンクルーダー

スチールブルーのカラーリングが特徴的な水陸両用機。

航空戦力の中では最強クラスで、2門のバルカン砲とミサイルが武器。

ガンクルセイダーの元ネタ。


  • エキゾスカウト

高性能カメラを搭載した水陸両用の偵察機だが、投下式の爆弾で戦闘に参加することもある。

モチーフはトビウオ


  • バギー/バンカーH

高性能ヘリ。前者は運搬や救助目的で、後者は戦闘や偵察などの多目的に対応する為にジェットエンジンやレーザー砲などを搭載している。


  • ハイドロジェット

高性能潜航艇。機体前部に敵基地に吸着するための強力磁力吸盤を備えているが、特にこれといって戦闘用の武装はない。


  • ジプリー

主に海上任務で運用されるモーターボートで、戦闘の際には機関砲で応戦する。



敵「Q」


各話リスト

No.サブタイトル登場怪獣/メカニック初回放映日
1かかった罠はぶっ飛ばせ!パック戦闘機、イルカ型ミサイル1968年7月6日
2ミニミニ島を爆破せよ!アセンダー7月13日
3悪魔の海に飛んでいけ!!-7月20日
4とられたものはとりかえせ!!ラピッドアロー、クイックシルバー7月27日
5マリヤの像を追いかけろ!!X特殊ヘリ8月3日
6マイティー号でぶちかませ!V101号艇8月10日
7来るなら来てみろ!!ブラック・アロー8月17日
8地獄へ行って笑え!スーパーカー8月24日
9地底の悪魔をたたき出せ-8月31日
10消えた王女の謎を解け!!R武装ヘリ9月7日
11甘い爆弾にくらいつけ!B4号艇、ブラッドプレーン9月14日
12マイティ号を取り返せ!!(前編)-9月21日
13マイティ号を取り返せ!!(後編)-9月28日
14炎の海を乗り越えろ!大ダコ10月5日
15死人の館に突入せよ!ミイラ怪人10月12日
16来訪者を守り抜けモノロン星人パッキー10月19日
17逃げたぞそれ行けつかまえろ!!ナナちゃん10月26日
18水爆恐竜をやっつけろ!!ザウルス11月2日
19くいとめろ人間植物園!プラント11月9日
20宇宙忍者をあばき出せドロン星人11月16日
21亡霊の仮面をはぎ取れ-11月23日
22東京タワーに白旗あげろビッグQ11月30日
23殺し屋レディをマークしろ!某国爆撃機12月7日
24ハプニング島へ進路とれ!!大ワニ恐竜12月14日
25希望の空へとんで行け!前編ジャンボー型戦艦12月21日
26希望の空へとんで行け!後編Q戦闘機隊(F-4ファントム)、ツインヘリ12月28日

関連項目

マイティジャック

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