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action52の編集履歴

2021-08-09 11:13:35 バージョン

action52

あくしょんふぃふてぃーとぅー

「Action52」とは、アクティブ・エンタープライゼス社がNES(海外向けファミコン)用に発売したミニゲーム集。

概要

Action52は1991年という(スーパーファミコンが既に発売されていた)時期に発売された。

値段はなんと199ドル(当時の日本円で約26,000円)とかなり高いが、「52ものゲームが入っており1ゲーム約4ドル(約500円)なので得」というのが売りだった。

しかし1つ1つのゲームのクオリティが絶望的に低く、実際は500円分の価値も無い。

中には途中でフリーズするゲームや仕様上クリア不能なゲーム、更に起動しないゲームも存在する。

(※注: ROMのバラつきがあるらしく、起動するROMも存在するらしい)


この52のゲーム群の大トリを務めるのが、かの有名な「チーターマン」である。


内容(FC版)


肝心のゲームの内容についてはご覧の通り。


01.Fire Breather


2体のドラゴンを操って相手を対決する2人専用ゲーム。

ステージの背景は毎回変更するが、障害物などの害は全くない。

ちなみに2人強制プレイのゲームはこれだけである。最初からそれはないだろう…


02.Star Evil


縦スクロールシューティング。全3ステージ。

ゲームを開始すると初見殺しでは済まされない障害物がいきなり現れる。それを避けばほとんど楽勝だが、ボスに関しては現れない時がたまにある。

そうなってしまったら画面がスクロールしなくなってしまい、詰みになる。

ラスボスを倒すとそのままステージ1に戻されるので、ゲームの目的も特にない。


03.Illuminator


3番目になってようやくアクションゲームなのだが、ゲームを開始するといきなり部屋が暗闇に包まれる。ライトは直接点灯できない為、ライトを点けるには敵を倒さないと点灯できない。しかも敵を倒してから1秒ぐらいしか点灯しない。

さらには頂点に到達すると画面はスクロールしない為、これ以上は登れない。


04.G-Force


横スクロールシューティング。全3ステージ。メニュー画面では『G-Force FGT.』と書かれてるが、タイトル画面では『G-Force』になっている。

操作は移動と射撃のみ。アイテムなどは存在しない。

ちなみにステージ2以降は何故か敵は攻撃をしなくなる。


05.Ooze


横アクション。何故かこのゲームに専用のタイトル画面が存在する。全5ステージ。

また開発者のオススメなのか、毎回メニュー画面に戻ると必ず『Ooze』が選ばれてる。

ジャンプは何故かBボタンで行う。しかもBボタンを押したままだと何故か前に進まない。つまり穴を飛び越えるにはBボタンをチョン押しして十字キーを押さないと飛び越えられない。このジャンプの挙動はこのゲームすべてに共通する。

このゲームにはコンテストというものが存在しており、全5ステージをクリアすれば特別なメッセージが表示され、そのメッセージを写真に撮って送ると賞金が貰える企画があったらしいのだが…、その賞金を受け取った者は誰一人存在しない。なぜかというと…

ステージ2で特定の位置まで進むとバグで先に進めなくなるかららしい……。もはや詐欺にも程がある。ちなみに後期ROMの方は改良された為か、バグが修正されている。


06.Silver Sword


まるでゴルフ場のようなフィールドに放り出され、敵を倒していくゼルダ方式のアクションゲーム。剣の見た目は明らかにシルバーではない。


07.Crytival Bypass


横スクロールシューティング。全3ステージ。Criticalのスペルが間違ってる。

ゲームを開始すると目に悪い背景がいきなり現れる。

射撃は十字キーを押した方向に発射されるのだが、狙いと移動が一緒になっている為狙いづらい。しかも自機も早い為、敵を狙うのはかなり困難である。


08.Jupiter Scope


画面固定のシューティング。敵は少なめで難易度も低め。全7ステージ。

ステージが変わっても変化するのは背景と敵の速さが変わるのみ。


09.Alfred n The Fettuc


横アクション。内容は何故か調理器具で食材の敵を倒していくというもの。

このゲーム、最初期ROMの方はなんとゲームが起動しない。


10.Operation Full Moon


また縦スクロールシューティング。全8ステージ。

内容ゲロテスクなフィールドを進んで敵を倒していくというもの。


11.Dam Busters


アクションゲーム。自機はまるでビーバーのような熊。全2ステージ。

とある箇所にルートがあり、そこで行き止まりを選んでしまうと戻る際のスクロールが存在しない為、うっかりルートを間違えてしまったらその場で詰みとなる。


12.Thrusters


またまた縦スクロールシューティング。グラフィックが違うだけでそれ以外の違いは特にない……が、ステージ2の特定ポイントでBGMが突如消え、その後画面がバグってしまう。…尚更である。


13.Haunted Hill


横アクション。

操作性は『Ooze』と余り大差がない。ボスはまるで風船のようなキャラである。

また当たり判定もおかしく、1マス上の段差からジャンプして落ちると何故か即死する。


14.Chill Out


アクションゲーム。この時点でもう落ち着けない人も多数いるだろう。ちなみに「Chill Out」の意味は「落ち着く」又は「リラックスする」という意味である。

内容はドンキーコングのようなステージを駆け登るというもの。


15.Sharks


内容は名前の通りサメが出てくる画面固定のシューティング。

バランス調整が適当なせいか、サメが中々出てこないことがある。

ステージ3に入ると何故かサメがいなくなり、クラゲだけが登場する。『Sharks』じゃないのか?


16.Megalonia


またしても横スクロールシューティング。全5ステージ。

プレイ中に画面が尋常じゃないぐらいにバグるが、このゲームにはなんと安全地帯がある。


17.French Baker


主人公がシェフのアクションゲーム。全4ステージ。


18.Atmos Quake


また縦スクロールシューテ(ty…

こちらはただゴールを目指すだけの単調極まりないゲーム。

しかし、当たり判定が所々おかしい箇所が何箇所か存在する。


19.meong


ゲームを開始するとマインスイーパーのような画面が現れ、何考えずに移動すると何かしらの障害物にぶつかってしまう。初見の人に関したらまず何をすればいいのかさっぱり分からない。一言で言えば「死んで覚える記憶ゲー」である。それを"アクション"と呼べるかどうか……


20.Space Dreams


内容は言うまでもなくシューティングゲームである。自機はなんとおしゃぶりである。

敵キャラの中にどういう訳か『安全ピン』が含まれている。……どうしてそうなる。

このゲームだけ何故か全10ステージもある。


21.Streemerz


ピエロがスパイダーマンみたいにステージを登っていくアクションゲーム。

このゲームアイテムが存在するのだが、取ってもプレイに全く影響がない。袋を取ると🤢のような顔が出現する。最初期ROMでは特定の位置でブラックアウト(フリーズ)する。


22.Spread Fire


画面固定のシューティング。

自機はインベーダーゲームのように真横にしか動かない。とにかく背景が雑である。


23.Bubble Gum Rossie


横アクション。自機はガムを武器にした少女である。

しかし敵を撃っても全く倒せない。…そりゃガムだしな。 ちなみに踏みつけ攻撃は有効である。

後期ROMではなんとジャンプで飛び来れられない箇所が存在する。


24.Micro Mike


このゲームは一言で言うと『避けゲー』なのだが…、とにかくスクロールが早すぎる。

一応こちらもボスは存在するのだが、稀にボスが安地の場所に出現することがある。


25.Underground


洞窟探索型のようなアクションゲーム。

落下死はないが、キノコに当たると何故か即死する。…毒キノコなのだろうか。


26.ROCKET Jock


ロケットに乗ったカウボーイが投げ縄で敵を退治するシューティング。全2ステージ。


27.Non Human


横アクション。全1ステージ。

『Non Human』というタイトルなのだが、はっきり言ってこのゲームはどこにも人間っぽいモノが出てこない。


28.Cry Baby


アクションゲーム。全5ステージ。

内容は赤ん坊のようなキャラを操作して人間を虐殺していくというもの。…ホラーゲームか。家具から落ちると赤ん坊が泣いて1機消滅する。…むしろ泣きたくなるのはこっちの方だ。


29.Slashers


このゲームとしては珍しいベルトスクロールアクションゲーム。

操作はパンチとキック。『ダブルドラゴン』劣化版のような内容だが、パンチとキックの性能の違いは一切ない為、戦略性は全くなし。


30.Crazy shufle


アクションゲームのようだが明らかにキャラが小さめ。全6ステージ。

内容は小さいドットを撃ち、小さい敵をたおしていくというもの。

もはやイカれてるのはプレイヤーの方かそれともゲームの方か…


31.Fuzz Power


横アクション。その名の通り自機はFuzz(毛玉)である。

しかしダメージを受けるとその自機キャラはなんと真っ裸になる。…これを思いついた当時の開発者は何を考えたのだろうか。


32.Shooting Gallety


もちろんその名の通りシューティングである。

内容は単純であり、制限時間なし、段数制限なし、そして死なない。…つまりゲームが終わらない。


33.Lollipop


横アクション…なのだが、何故か自機の武器はロリポップである。当然の事ではあるが、ロリポップは武器ではない。…正気ですか? ハシゴは十字キーの上ではなく、何故かジャンプで登る。

なおこちらもBボタンがジャンプである。


34.Evil Empire


画面固定アクションゲーム。こちらも『Crazy shufle』のようにキャラが小さい。

高所から落ちると何故か空中に浮いて即死する。


35.Sombreros


縦アクション。『ソンブレロ』とはメキシコの帽子のことである。


36.Storm Over The Desert


戦車ゲームっぽいアクションゲーム。こちらも専用のタイトル画面が存在する。

自機は戦車で、ピンクの敵戦車を倒していくというシンプルな内容。しかし敵キャラのサイズが明らかにおかしい。…まぁ、他のゲームでもそうだが。


37.Mash Man


横アクション。『Fuzz Power』のキャラに服を着せたかのような見た目。全3ステージ。

スキヤポデスのように足がデカい割にはなんと敵が踏みつけれない。


38.They Came…


画面固定のシューティング。…「どこから来た…」って? 宇宙か

一部のステージで敵が背景と同化して見えにくい。


39.Lazer League


またシュt(ty

全2ステージ。なのだが、ステージ構成は全く同じで、ボスも全く同じ。


40.Billy Bob


プリンスオブペルシャ』のようなアクションゲーム。自機のアニメーションが滑らか。

しかし操作性やステージ構成が全くもって酷い所はもはや言うまでもない。

なおこのゲームも空中死する。


41.City of Doom


クレイジークライマー』のような縦アクション。…出来は雲泥の差ではあるが。

敵を避けつつビルを登っていくのだが、クリアの目的はない。


42.Bits And Pieces


ゾンビがキャラクターの横アクション…なのだが、

内容は敵をただ踏みつけながら進んでいくというもの。…それだけ。


43.Beep And Blips


また画面固定のシューティング。…もういい加減にしてほしい。

自機は一定の敵を倒せばクリアというシンプルな内容。


44.Manchester


マリオ3の音符ブロックみたいな箱を飛び越えながら進んでいく横アクション。

もちろん箱に乗っても跳ねたりはしないのでご注意。


45.Boss


歩くトカゲのようなキャラが爆弾をひたすら避ける横アクション。

『ボス』と聞いて誰がこんな内容を想像できるか…


46.Dedant


もはやお馴染みシューティング。自機はアリ。

『Spread Fire』のように真横にしか動かない。しかも敵キャラが最下層まで降りてくる。さらには弾は横に打てない。


47.Hanbos Adventures


画面固定アクションゲーム。ランボーではない。

敵をジャンプでかわしてゴールをするのが目的。


48.Time Warp Tickers


横アクション。自機は何故か…である。

敵を倒すたびに『Time?』という文字が現れる。…ゲームのプレイ時間を表してるのだろうか。


49.Jigsaw

横アクション。

こちらも最初期のROMだとゲームが起動しない。


50.Ninja Asault


ベルトスクロールアクションゲーム。自機は忍者。

内容はタイミングよく押しながら敵を倒していくというもの。これまた戦略性なし。

敵を当てた時に出てくる雑音ボイスは「FU○K!」と言っている。


51.Robbie The Robot


ターミネーターのようなロボットを操って右に進んでいく横アクション。

仕組みはただ右に歩いて弾を撃つだけでクリアできる。2面目からは話は別であるが。


52.Cheetah Men


ご存知チーターマン。Action52最後のゲーム。

(※詳細はチーターマンの項目を参照。)


上記のようにどれもこれも散々な完成度ではあるが、一部ゲームのBGMについてはまともなクオリティであると評価する声もある。


まさかの第二弾

その後、懲りずにGENESIS(北米向けメガドライブ)版も発売され、こちらはゲームのクオリティが少しだけ向上している。


しかしそれでもまともなゲームの水準に仕上がっているとは言いづらく、水増しの為かわざわざテレビゲームでやる必要が無いパズルゲームや、別のゲームを2P対戦用にしただけのゲームが多数収録されている。


更に唯一ほめられる点であったBGMも退屈なものに変えられてしまっており、ある意味NES版以上にいじり甲斐が無く、退屈なゲーム集となってしまっている。


なお、GENESIS版のAction52にも「チーターマン」は収録されているが、収録ナンバーは大トリの52番ではなく、海外では不吉な番号とされる13番。内容もNES版のスクロール型アクションゲームからうって変わってステージ内のパネルを集めるという退屈極まりないなゲームになり、大幅な退化を遂げている。


有志によるリメイク

Action52は商業的に完全な失敗に終わったが、その(マイナスの)インパクトとBGMの良さが取り上げられた事で根強いファン(?)が存在しているらしく、一部ゲームのリメイクが作成されている。


Cheetahmen Prologue Remake


Bubblegirl Rozy(Bubblegum Rosieのリメイク)


Haunted Hill preview (level 1)


Lollipops Trailer (Action 52 Remake)


Jigsaw


別名・表記ゆれ

Action52 ACTION52 アクション52

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ゲーム クソゲー 伝説のクソゲー

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