リオ(精霊幻想記)
りお
概要
ライトノベル『精霊幻想記』の主人公。日本にて不慮の事故により死んだ大学生、天川春人の生まれ変わり。本人はあくまでこの世界の人間「リオ」であり、天川春人としての記憶は一要素であり別人であると自認している。
出身はベルトラム王国だが、両親の故郷はヤグモ地方にあるカラスキ王国。
幼少期に父が死んだ後世話をしていたルシウスに母親を目の前で嬲り殺され、それからは孤児としてスラム街で生活していた。
だが7歳の時前世の記憶が蘇り、その後遭遇した事件で王女のフローラを助けた。その際王女誘拐の嫌疑と7歳の子供にしては異常な力を感じられたことで、功績と監視により貴族の王立学院に通うことを許される。だがスラム出身という出自からよく思われず、友達はほぼ皆無だった。卒業試験の際、王女暗殺の冤罪を着せられ、国外へと逃亡する形で旅立つ(旅立ちの際、恩師であるセリアにのみ別れを告げて出て行った)。
その後、カラスキ王国に着くまでに義妹となるラティーファを奴隷から解放・保護したことで、精霊の里の民と親しくなる。そうした紆余曲折を経て両親の故郷であるカラスキ王国に辿り着き、祖父母や従姉と会うことに成功。だが両親を殺された復讐心が完全には消えてはおらず、自身の手を汚してでも前へ進むことを決意、ベルトラム王国へと戻ることを決意。
先述の理由でベルトラム王国では指名手配されているため、前世の名前であるハルト・アマカワを名乗るようになる。
能力と性格
黒髪の少年で、精霊の民の里で倒したブラックワイバーンの皮で出来た黒い戦闘服を身にまとっている。先述の理由で身元を隠すため、髪の色をアイテムの力で白く変えている。
リオの血筋と大学生天川春人の知能が合わさった結果、
- 母親のアヤメがカラスキ王国の元王女のため、王族の血を引いている(但し継承権はなし)
- 親譲りの容姿端麗さ
- 努力の結果、王立学院で学年1位になる程の頭脳
- 前世でも学んでいた剣術の才能
- 極めて強力な魔力の潜在能力
- 体内に人型の精霊(最低でも準高位精霊)を体内に宿している
- 14歳の時点で、両親の故郷カラスキ王国最強の武士ゴウキに勝利する戦闘力
- その他大工仕事・料理・酒造・陶芸等の技術
- 礼儀正しく謙虚な物腰で、女性に対しても紳士的
等など、おおよそ欠点など存在しない完璧超人となっている(あったとしても精霊を体内に宿している副作用で通常の魔術が使えない位。それも精霊術で補えるため実質無いに等しい)。
当然作中でも合法ロリの恩師や狐耳の義妹、大手商会のお嬢様等々女性にモテまくっている。
だが本人は幼い頃の裏切りで両親を殺され、その後の学院生活でも貴族の子供達から差別や無視等を受け、冤罪で退学及び国外追放を受けた等過酷な半生もあり、どこか人間不信で冷めた性格をしている。
