CV:楠木ともり
曖昧さ回避
1. アラビア語由来の女性名لَطِيفة(LaṭīfahないしはLaṭīfa, ラティーファ)のカタカナ表記の一つ。意味は「優しい、親切な(人)」「かわいらしい(人)」「エレガントな(人)」など。日本語カタカナ表記では外国語人名などの長母音「ー」を省略する慣行があるためラティファと書かれることが多い。
2. 精霊幻想記のヒロインの一人。以下、本稿で解説する。
概要
ベルトラム王国公爵ギュスターヴ・ユグノーが奴隷として飼っていた狐獣人の少女。
ユグノーがバカ息子スティアードが原因で起きた、第二王女フローラ=ベルトラムの転落事故の関係者であるリオの口封じのために刺客として送り込んだ。
ユグノーを「お父様」、スティアードを「お兄様」と呼ぶよう躾けられていたが、血が繋がっているどうかは不鮮明。二人からは度重なる虐待を受けていた。
リオ暗殺に失敗した際にユグノーに着けられた服従の呪詛が掛けられた首輪を解除してもらい、以後リオを「お兄ちゃん」と呼び慕うようになる。
前世は、リオの前世・「天川春人」やリーゼロッテ=クレティアの前世「源立夏」と共にバス事故で死亡した小学生「遠藤涼音」。困っていたところを春人に助けてもらったことから春人に好意を寄せていた。
リオが春人の転生した姿であることは薄々感づいている。
前世の記憶がよみがえったことに加えて虐待された日々から情緒不安定になっていたため、リオに亜人たちが住む精霊の民の里に連れて来られて1年ほど共に生活をしていたが、リオが故郷の国へ旅立つ決意を固めたことで一旦離別することになる。
生まれた環境のためかリオと違って人格は前世寄りで、わずかながらに母親に関する記憶があるのみ。
前世の記憶もあってリオへの依存心が強く、他の女性陣がリオと密着すると敵対心をむき出しにすることがある。年齢はリオの3つ下で、初登場時は9歳。
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後にリオとはお互いの前世について語り、リオが偽名として使っていた「ハルト・アマカワ」をガルアーク王国で名誉貴族となった際に公式で名乗ったのに続いて、ハルトの妹「スズネ・アマカワ」と名乗るようになる。
ガルアークに亡命して臨時政府レストラシオンを立ち上げたユグノーはリオの活躍ぶりから何としても傘下に引き入れようとしているが、リオ本人は(学院でのバカ息子の行いはどうでもいいが)ラティーファに対する仕打ちが許せないためユグノーとは距離を置こうとしており、理由は伏せられたがリオから大体の心情を明かされたクリスティーナ=ベルトラムもユグノーの思惑を防ごうと苦心している。
ユグノー本人はラティーファの事はまったく覚えておらず、魔法で耳と尻尾を隠してハルトの妹として現れた彼女を見て褒めちぎった上に「愚息達に会わせてやりたい」と言ってリオを冷笑させている。
関連タグ
オリガ・カルメリア:同じくラノベ原作作品…ではあるが、ギャグ色が滅茶苦茶強すぎる『進化の実』シリーズのヒロインの一人。こちらも獣耳の幼女・元奴隷にして暗殺者・自分を助けてくれた主人公に懐いて兄と慕うなど、共通点多数。