概要
2002年7月から12月にテレビ東京系や独立局等にて放送された。その後、『マガジンSPECIAL』(講談社)にて2003年から2004年にかけてRANが漫画を連載した。
主人公のまおちゃんこと鬼瓦まお(8歳)たちが、小中高一貫教育の女子校の「聖14学園」で学校生活を送りながら「かわいいエイリアン」とゆるく闘うストーリーである。
タイトルが「防衛隊」なのは陸上自衛隊からのクレームを回避するため。但し、組織構造や階級は現実の陸上自衛隊とほぼ同じである。
そのゆるさはまだ「カオスアニメ」「日常系」という概念がなかった当時の人類には早すぎたようで、富野由悠季は「エンターテイメントと考えても狂気が感じられます」と評し、赤松自身も「私は思想家ではありません。ネタです」と連載当時の日記で語っている。
登場キャラクター
- 鬼瓦まお(CV:こやまきみこ)
- 築島みそら(CV:吉川由弥)
- 丸山シルヴィア(CV:堀江由衣)
- 三島かごめ(CV:長沢美樹)
- 鬼瓦陸士郎(CV:野島昭生)
- 築島空次郎(CV:鈴木清信)
- アーダルベルト・フォン・丸山(CV:谷口節)
- 宙ゆり子(CV:満仲由紀子)
- 宇ちなみ(CV:井浦愛)
- 浦島けーのすけ(CV:うえだゆうじ)
- 七瀬川ナナ(CV:堀江由衣)
- 陸・空・海のオペレーター、上原絵里(CV:豊嶋真千子)
- 三田舞子(CV:富坂晶)
- 難波三緒(CV:たかはし智秋)
- 徳川徳三郎(CV:坂東尚樹)
- 相川郁美(CV:戸田真衣子)
- 築島空子(CV:半場友恵)
- キャロル・キャメロン(CV:倉田雅世)
- 鬼瓦陸吉(CV:服巻浩司)
- 鬼瓦国子(CV:雪乃五月)
- 首相(CV:菅原淳一)
- 素敵一郎(CV:野島裕史)
- 銀河大王(CV:園部啓一)
- 小大王(CV:間宮くるみ)
- 菊一文字参号(CV:白鳥由里)
主題歌
オープニングテーマ
「ALL MY LOVE」
作詞・作曲 - 伊藤千夏 / 編曲 - 小西貴雄 / 歌 - 堀江由衣
オリジナル版
「Brand new day」
作詞・作曲・編曲 - 橋本由香利 / 歌 - Aice5(堀江由衣、神田朱未、たかはし智秋、浅野真澄、木村まどか)
2007年再放送版
エンディングテーマ
「It's my style」
作詞・作曲・編曲 - 松浦有希 / 歌 - 堀江由衣
オリジナル版
「Eternity」
作詞・作曲・編曲 - 橋本由香利 / 歌 - Aice5(堀江由衣、神田朱未、たかはし智秋、浅野真澄、木村まどか)
2007年再放送版
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 日本は自分が守ります! |
第2話 | 初出動のまおちゃん! |
第3話 | 空の防衛隊みそらちゃん |
第4話 | 空と陸は一つです |
第5話 | 海の防衛隊シルヴィア |
第6話 | とりあえずメシ食うか |
第7話 | アメンボだって防衛です |
第8話 | プロジェクト防衛結界 |
第9話 | 結成、綜合防衛隊 |
第10話 | 日本収集作戦 |
第11話 | それはさておき運動会 |
第12話 | 寝ても覚めても防衛です |
第13話 | お母様が来たであります |
第14話 | 防衛隊本部危機一髪 |
第15話 | 菊一文字参号登場です |
第16話 | みーくんが家出です |
第17話 | 芸の道はきびしいでー |
第18話 | 雪祭りでわっしょい |
第19話 | リンゴ・ミカン・メロン |
第20話 | 東大に受かる温泉にいこう |
第21話 | 防衛少女アメリカン |
第22話 | 幸せを防衛しよう |
第23話 | ごめんね、みーくん |
第24話 | 紫のユリのひと |
第25話 | おもひでぼうえい |
第26話 | 今日もゆるゆる防衛です |
余談
- 当時の視聴者からは受け入れられたとは言い難い本作だが、要素だけ切り取れば、後にヒットする作品につながっているのである。
・特にヤマのないゆるいアニメ→日常系アニメ全般
・ 美少女が実在する兵器を使う→ストライクウィッチーズ(空)、ガールズ&パンツァー(陸)、艦隊これくしょん(海)
・ 支持率(数字)を気にするヒーロー→TIGER&BUNNY
・実在する地名(江の島)で展開→ガールズ&パンツァー、輪廻のラグランジェなど
- まおの小学校の同級生たちの中に、キツネ(ラブひな)や、紀久子(A・Iが止まらない!)のそっくりさんがいる。
- 当初、敵方には、作戦を立てる赤松先生似のキャラが出る予定だったらしい。
- オープニング「ALL MY LOVE」は、まお達が大人になったときのことを想像して制作されたもので、実際の作風とは異なり、「日本を守りたい」「みんなを守りたい」という作品の真のメッセージを込めた切ない曲調になっている。その代わり、エンディング「It's my style」は、本作品の特徴であるコミカル面がふんだんに取り込まれた楽曲。
- 当初は、「魔法先生ネギま!」の連載開始と同時に放送される予定だったが、諸事情で放送が早まった。放送終了後に漫画版の連載が始まったのはそのため。
関連タグ
朝霧の巫女・・・アニメ版はこの作品とのカップリング放送であった。