アグナコトルとは「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。
概要
陸上で生活しているが海竜種に分類されている。
初出は原種が『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)、
亜種が『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)。
通称は原種が「炎戈竜」(えんかりゅう)、亜種が「凍戈竜」(とうかりゅう)。
名前の由来は火の神「アグニ」とナワトル語で蛇を意味する「コアトル」から。
幼体はウロコトルと呼ばれ死体などを食べる腐肉食生物である。成長するに従い、リノプロスなどのモンスターを捕食するようになる。
特徴
原種
火山に生息、ヴォルガノスの後輩に当たるモンスターだが、
ヴォルガノスとは異なり溶岩の中だけでなく陸上はもちろん天井すらも泳ぐことができる。
更に攻撃力素早さともに高く非常に手ごわい。
体の表面に溶岩を纏っており、出現直後は肉質が軟らかいが時間の経過と共に溶岩が冷えて固まり非常に肉質が硬くなる。
地面に潜ると再び肉質が軟らかくなるが、それ以外にも炎属性の攻撃を当てることで強制的に軟らかくすることもできる。
また、グラビモスのように熱線を吐いたりもする。この熱線はグラビモスと違い水平になぎ払ったりはしないので撃たれてからでも避けようはあるのだが、
剣のようにぐるぐると振り回す事があり油断は禁物である。
テーマ曲「大山、鳴動す」は火山の戦闘汎用BGMとして使われている。情熱のダンスをイメージした曲で、この曲を聴くとアグナコトルの嘴をカタカタさせる音を連想するプレイヤーも多いだろう。
ちなみに、作中でブラキディオスの生態ムービーに登場したが、あっけなくボコボコにされてしまった。「アグニャン」などのあだ名で慣れ親しまれてきたモンスターなだけに、あっけなく敗北してしまう姿を嘆く声がよく聞かれる。
どうやら火山に生息し、口から熱線を吐く大型モンスターは噛ませ犬として採用されやすい傾向があるようだ。実際にブラキディオスの装備でアグナコトルと戦うと非常に立ち回りやすい。
亜種
凍土に適応した結果、体が氷で覆われているため
原種とは逆に出現直後は肉質が硬く、時間の経過と共に氷が溶けて軟らかくなる。
そして地面に潜ると再び肉質が硬くなってしまうのも原種と逆である。
しかし炎属性の攻撃を当てると強制的に軟らかくできるのは原種と同じなので、
軟らかくなるのを待つのが面倒ならこれを利用しよう。
ちなみに何故か原種よりも小さい。
それにしても原種とは生息環境があまりに違いすぎる。亜種というより別種ではないだろうか。
地中が常に高温であることを考えれば、凍土を掘り進む生態を持つ海竜種が地中深くまで潜れるようになり高温の地熱に耐えれる身体を得、結果火山に住み着いたとは考えられないだろうか。
しかし残念ながら凍土に生息するアグナコトルの方が亜種なのである。
(全ての竜の先祖とされるミラルーツはミラボレアスの亜種扱いではあるが)
如何なる経緯でアグナコトルが凍土に棲み付く様になったのか、それは大自然の神秘である。
あれ…お前どっかで…?
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』での、炎の神殿のボス「灼熱穴居竜ヴァルバジア」に妙に似ているとの声多数。
ただしウザさはヴァルバジアの比ではない。
しかも男性用剣士防具は大介さんにそっくりだったり・・・