ハプルボッカ
はぷるぼっか
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)から登場した新モンスターの一種。
通称『潜口竜』「ハプル」。
砂漠地帯の砂中に生息する大型の海竜種。
海竜種としては中型の全長20m程度。その全長の約3割を占めるほどの巨大な頭部と首元まで裂けた口が特徴。
保水性の優れた色鮮やかな体液を持ち、それを循環させる事で過酷な環境に対応できる身体を手に入れている。
砂の海で独自の進化を遂げ、潜口竜の名のとおり砂に潜って身を隠し獲物を狙う。
音に敏感に反応し、音で獲物の位置を探る。そして巨大な口で獲物を砂ごと一呑みにしてしまう。
飲み込んだ砂からエサを濾し獲るためのエラに似た器官を持ち、そこから勢いよく砂を噴出する。
普段地表に出している背中とは違い、腹の部分は鮮やかな青地に黄色の斑点という熱帯魚のようなビビットカラー。
狩りについて
鈍重そうな外見の割には移動速度が早く、常に動き回る。
ハンターと距離をとりつつ、噛みつき、突進、地中からの突き上げや、大量の砂を吐きつけるブレス攻撃など、多彩な攻撃を仕掛けてくる。
そのため攻撃チャンスは多くはなく、近接武器ではやきもきする事になりがち。
また、ダウン状態から体勢を戻すときに、回転攻撃を仕掛けてくる事も有る。
総じて戦いにくく、時間のかかる厄介な相手である。
戦いにくく、時間のかかる厄介な相手であるが、その特性さえしっかり理解していればより安全に立ち回る事も可能。
なんでも丸呑みにしてしまう習性を利用して、大タル爆弾を飲ませることで、口の中で爆発し、かなり大きな隙を作れる。
この間に口の中にルアーを投げ込んで、ハプルボッカを釣り上げることができる。
勿論釣り上げた後はしばらく攻撃し放題。ダウンさせて口を開けさせると口蓋垂(のどちんこ)を壊せる。(エラにガンランスを突っ込んで砲撃しても壊せる。)
遠距離武器やリーチの長い武器であれば、突進時に開いている大口に攻撃を叩きこむこともできるし。地中からの攻撃には音爆弾や小樽爆弾で音を立て、誘導する事で安全に立ち回れる。
MH4および4Gではハプルボッカは登場しない(一応、竜人商人との素材交換ではハプル素材を入手することは可能。また、一部の武器が発掘装備として登場する)。
MHXにて再登場。
今回はMH4G仕様の旧砂漠に姿を見せるようだ。
「ハンターイーター作戦」
MGSPWとのコラボクエスト。
40mを越す巨大ハプルが出現。あまりの大きさに画面の処理が追いつかずカクつく始末。突進の避けにくさも異常。
だが最近シビレ罠を右前足に設置すると罠にかかり続けるという致命的なバグが発見された。おそらくでかすぎたためか。
「規格外の大口」
散々罵られてきたハプルがついに牙を剥いた。
内容は「ハンターイーター作戦」同様超巨大なハプルを狩猟するクエストなのだが、その場所は
闘技場
つまりハンターは逃げ場が無い上とても狭いフィールドでこのバケモノを倒さないといけない。もちろんG級クエスト。巨体とフィールドの狭さ故に攻撃の回避は困難を極め、突進は回避距離アップ如きではまず避けられない。ぶっちゃけ全ての攻撃がダイブでないと避けられないと思ったほうがいい。ガード出来ない武器にとっては正に地獄である。
またその巨体はハンターの足だけではなくプレイヤーの視界さえも奪い、突進を食らったと思ったら何も見えなくなって死んだということも頻繁に起こる。MHP3rdのシビレ罠ハメはできないこともないが、たいてい3、4回目で脱出される。正々堂々戦うしかないのだ。
「じゃあやらなければいいじゃん」と思う人もいるだろうが、これはDLCなどのイベントクエストではない。つまり少なくとも勲章などゲームのコンプリートのためには嫌でもこの鬼畜クエストをやらなければならない。
「これだけキツイクエストなんだからきっと報酬も・・・」と考える人もきっといるだろうが、思い出してほしい。ハプル固有のレア素材は存在しないということを。
要は大竜玉くらいしかレア素材のない超強化されたこいつをわざわざ圧倒的に不利なフィールドで狩らなければならないというとんでもないドSクエストである。最恐の果てといい、闘技場の人間はそんなにハンターに死んでほしいのだろうか。
作れる武器は「46式潜伏銃砲」(ヘビィボウガン)や「64式連装弓」などと随分ミリタリーチックな名前がつく。
武器、防具の性能は手堅くも今一歩と言ったところ。
制作時期、制作難易度こそ優れるものの、後半に差し掛かると高性能なライバル武器が増え、差も開いてしまいがち。
しかし、その武骨な見た目からファンも多い。
オトモ武器の設定がどう考えてもジョンブル御用達の高性能鈍器…
「爆弾を飲みこませて怯ませる」と聞いてこれのこいつを連想したプレイヤーも多いはず。
また同シリーズに、砂に潜って攻撃してくるという習性が似ている魔物もいる。
倒し方も前者に似ている。
どうでもいいが、瀕死状態になると凄くウネウネしながら逃亡する。