解説
初登場は『時のオカリナ』。
ゼルダの伝説シリーズおなじみのボスであるドドンゴだが、『時のオカリナ』では雑魚敵として登場しており、その親玉がこのキングドドンゴである。
コモドオオトカゲに角を生やしたような姿をしており、口から放つ火炎や巨体を丸めて転がるといった攻撃を仕掛けてくる。皮膚はとてつもなく強固なので剣などでは傷つけることもかなわない。
時のオカリナ
「こども時代」における2つ目のダンジョン「ドドンゴの洞窟」のボス。肩書は『猛炎古代竜』。
戦闘ステージは四方を岩壁に囲まれ、中心に溶岩が湛えられたドーナツ状の足場。
通常のドドンゴよりも体格が規格外に大きく、四肢も発達している。ナビィ曰く「なんでも食べちゃう」らしく、戦闘中でも何かが口に入ると反射的に吞み込んでしまう。口から放つ特大の火球が最大の攻撃。
攻略方法
- キングドドンゴが炎を吐こうとした瞬間を狙って、爆弾を投げ込む
- 体内で爆弾が爆発して気絶するので、その隙に攻撃
- 起き上がって転がりながら体当たりを仕掛けてくるので、それをよける
というのが基本である。攻撃をよけること自体は難しくないため、ノーダメージで倒すことも比較的容易である。
最終的にはダメージのためかよろけて自ら溶岩に落ちてしまい、身体が徐々に炭化するという生々しい過程を経て、そのまま倒れる。通常のドドンゴやベビードドンゴは倒すと自爆して吹き飛ぶのに対し、キングドドンゴは首から上が溶岩から突き出した状態でそのまま残る。この倒れた後そのまま残るボスモンスターは、ゼルダの伝説シリーズの中では比較的異例である。なお流石に大人時代では残っていない。
しかし、爆弾を何度も腹の中で爆発させられているというのに、それが直接の負因でないというのはある意味すごい。
なおこのダンジョン「ドドンゴの洞窟」は、かつて存在した超巨大ドドンゴの死体という説がある。実際、洞窟の天井には巨大な脊髄と肋骨が確認でき、さらに洞窟内部にはやはり巨大なドドンゴの頭蓋骨がある。ボスとして登場するキングドドンゴはそれらよりは小型である。
また3DS版の公式ガイドブックにて、本来ドドンゴの洞窟の守護神的存在だったのが、暴走したものであることが明かされている。
ゼルダ無双
巨大魔獣の一種として、通常のドドンゴを差し置いて登場。肩書は『轟炎凶角竜』。
グラフィックは時のオカリナのものをベースに一部変更しており、体色は黄色、背中の鉱物は赤色となっている(ちなみに開発段階の映像では時のオカリナと同じ姿だったが、下記のとおり没になったわけではない)。
行動
火炎放射、前転突進といった「時のオカリナ」と同様の行動の他、地ならしや咆哮が加わっている。
口の中が弱点なのは同じで、火炎放射前の呼吸時に爆弾を食べさせるとダウンしウィークポイントゲージが出る。
出現場面
本編
冒頭のシナリオで、ウィズロに召喚されて登場。その後、時のオカリナ世界でもウィズロに召喚されている(召喚された場所が場所だからか、他のシナリオと違って時のオカリナと同じ姿をしているが、行動等は通常の個体と変わらない)。これらと別に、ゲルド砂漠にもともといた魔物たちの首領の1体としてガノンドロフ軍に襲い掛かる。
黒の魔女シア編
ヴァルガとともにオルディン火山に暮らす竜族の生き物であり、シアが襲撃した際にヴァルガによって2体召喚されている。
緑衣の少女編
ラスボスとして登場。ガノンドロフに支配されていた魔物だが主が倒れたことで凶悪な本能のまま暴走する。リンクルは「魔物たちの王」と推測しており、通常の個体よりも強い。
リンクとゼルダはマスターソードを封印するためにハイラル城を去り、異世界の仲間たちもそれぞれあるべき場所へと帰っていた。その間隙を突くように暴走した多数の魔物と共にインパたちを強襲する。先の戦いで疲弊していた彼女たちを追い詰めるがリンクルの活躍によって戦況を覆される。
ガノンドロフの配下だけあって暴走によって絶対的な防御力を獲得していたが、リンクルが持つ不思議なコンパスの力によって無効化。死闘の末、ガノンドロフの置き土産は「もう一人の勇者」によって葬られた。
亜種
ドドンゴ
古代生物ドドンゴ。キングドドンゴと違い後脚がなく、前脚だけで這い回る、火を吐く怪物。倒すと少しして爆発する。
ちなみにボム袋はドドンゴの胃袋を素材に作られている。
また、この個体は続編のムジュラの仮面にも登場する。
ベビードドンゴ
古代生物ドドンゴの赤ちゃん。脚部が無く、地面を這って移動する怪物。倒すと少しして爆発する。
突然地面から現れて集団で襲い掛かってくるので要注意。
ちなみに神々のトライフォースおよび神々のトライフォース2にコドンゴというドドンゴの子供と目されるモンスターが登場しているが、関連性は不明。
関連タグ
その他ゼルダ作品
行動や攻略法など、キングドドンゴのオマージュらしき部分が見受けられるボスモンスター。