概要
初出は『時のオカリナ』から。コキリ族の森を出たリンクが最初に出会う人物、もといフクロウである。
口癖は「ホッ」「ホホウ」「ホホ~ゥ!!」。語尾に「~じゃ」を付けるなど老人風の口調。顔をくるんと180度回転させるクセがあり、模様と相まって笑った顔になる。
リンクの行く先々に現れて様々なアドバイスをしてくれるありがた~い存在。ただしうっかり選択肢を間違えると長~い話を最初から聞き直すことになるので注意。
基本的には子供時代にしか登場せず、大人時代ではシークが彼の役回りを行う。
ハイリア湖畔に佇んでおり、話しかけると城下町やカカリコ村まで連れて行ってくれる。
随所に意味深な台詞な台詞を残すが、ストーリーにはまったく絡んで来ない。正体に関しても不明なままだが、一説によれば「大昔に存在した賢者の生まれ変わり」と言われており、「時のオカリナ百科」には『ラウルの顔はケポラ・ゲボラと似ている』と書かれ、「ハイラル・ヒストリア」では六賢者のひとりラウルの転生体である事が示唆されている。
続編である『ムジュラの仮面』にも冒頭のみ登場。彼が去った後、石像を調べるとワープ手段となる「大翼の歌」を覚えられる。
『スカイウォードソード』ではリンクが在籍する騎士学校の校長で、ゼルダの父でもある「ゲポラ」が登場。容姿はケポラ・ゲボラとラウル両方によく似ており、ストーリー上の立ち位置も重なる部分がある。
漫画版
姫川明作「時のオカリナ」では、デクの樹サマの古い友人を名乗り、彼に代わってリンクの行く末を見守っていた。
リンクの前に姿を現したのは、ロンロン牧場でマロンと出会った時。「美少女ばかり3人も」とモテモテであることを冷かした。
この時にリンクを運んでいたが、いきなり手を放して地面に落とすなど結構荒っぽいことをしている(ゲームでの高所から落ちるとダメージを受けるというのをギャグ描写で再現したのだろうか?)。
友人のデクの樹サマのことは「デクの樹」と呼び捨てで呼んでいる。これはラウルも同様であり、ラウルがゲームでのケポラ・ゲボラと同じ台詞を言っていたことから両者が同一人物である事が示唆されている。
余談
時のオカリナ以前に発売された『夢をみる島』に登場するフクロウは、次に進むべき道を示すという役割が同じであり口調や口癖も同一だが、その正体から「ケポラ・ゲボラ」とは別人であると思われる。
時のオカリナにはマロンやタロンといった『夢をみる島』の登場人物のセルフオマージュキャラが存在しており、ケポラ・ゲボラもまたその1人なのかもしれない。