概要
ガンダムシリーズに登場したモビルスーツが登場し、腕や脚部といったパーツ単位で交換したり、武器を変更するなどしてカスタマイズできるRPG。ゲームの世界設定は既存のガンダムシリーズとは異なるゲームオリジナルで、登場するモビルスーツは、SDガンダムのようにデフォルメされている。
宇宙世紀を中心にGやWなど様々なシリーズの機体が登場するが、X・∀・SEEDは出演が見送られた。
なお、登場するモビルスーツのコクピットは演出の都合上全てファーストガンダムに近いものとなっており、本来ならモビルトレースシステムであるモビルファイターでさえも例外ではない。
それが理由かは不明だが、元々は∀ガンダムの続編として製作されていた。
モビルスーツの各パーツは、ボディ(頭部・胴体部)を中心に腕部・アーマー・脚部・オプションパーツと分類されており、それぞれ自由に組み換えが可能となっている。予め用意されたカラーパターンの中で機体の色を変更することも出来る。なお、この世界のモビルスーツは機体の情報とECAPと呼ばれるエネルギーをGシステムに投入する事で『創造』される。
各パーツ
ボディ - 頭部と胴体部を構成するモビルスーツの中心部分。武器のキャパシティが設定されている他、改造で基本性能を向上させることが可能。
腕部 - モビルスーツの攻撃性能に影響する。腕そのものに武器が内蔵されたパーツもある。
脚部 - モビルスーツの耐久性と運動性能を司る。中には攻撃性能や初期EN(エネルギー)値を向上させるものもある。
アーマー -肩部に装備するアーマー。左右別々に存在する。攻撃・防御性能が向上するが運動性能は低下するものが多い。
オプションパーツ -特定の性能を向上させるパーツ。サイズによって内装機器から背部に装備するバックユニットまで様々な種類がある。
ストーリー
エネルギーと設計図さえあればありとあらゆるものを想像できるG(グローリー)システムが開発され、人類文明は繁栄の頂点に達した。しかし、システムの暴走によって世界を壊滅状態に追い込む大惨事が引き起こされてしまう。その惨事は後に大破壊と呼ばれるようになった。
大破壊を生き延びた人々はGシステムを厳重に管理しながら運用し、世界は少しずつ復興へと向かう。
大破壊から60年後。少年トラッシュが世話になった孤児院から旅立った直後、突如現れたMSザクの攻撃で孤児院を破壊される。恩師や仲間を失ったトラッシュは偶然に生き延びた弟分のフリッツとともに復讐の旅に出るのであった。そして彼らの戦いは、世界の存亡をかけた戦いに繋がっていく・・・
登場人物
- トラッシュ
本編の主人公である16歳の少年。髪色は赤で目の色はオッドアイ。孤児院を襲撃したMSを見つけて、仲間たちの仇を取る為にGシステムでモビルスーツ「ジム」を創造する。
- フリッツ
機械いじりが好きなトラッシュの弟分。14歳。トラッシュと同じ孤児院の仲間だが、孤児院が襲撃された時は偶然脱走中だったため生き延びた。
- イーチィ
宇宙船の遺跡で出会った記憶喪失の少女。外見年齢は14歳。
- トレミー
旅先で出会う、生き別れの兄を捜して旅をしている少女。18歳。某作品の戦艦とは関係ない。
- ナイアール・ハーミット
アイゼングラード軍所属の軍人で、階級は大尉。常に仮面を身に着けている。年齢は19歳。
- ガベンジャー
Gシステムを管理する組織、ジーズ・ユニコーンのエージェント。年齢は24歳だが、仲間たちからはもっと上の年齢だと思われていた。
- ヴァンガス
ガウに乗り世界を股にかける空賊団の首領。29歳。ダークモビル四将軍のバスリーとは悪友同士。
- バスリー・スー
ダークモビル四将軍の一人。38歳。厳つい見た目に反して動物と子供が好き。
頭に被っている狼の被り物は、飼っていた狼が死亡した際に死後も一緒に居られるよう亡骸の毛皮で作ったものである。
- キ・ハクホウ
格闘技「鳳翔拳」を使う少女。17歳。
- ノインス・レンザー
アイゼングラード軍の軍人で階級は少佐。24歳。好きなものは酒。
- ラピス・ザース
ネオザース幹部を務める少女。
- マリー
フルネームは「マリー・オリジン・ネイケシュネック・トキタ」で、初代ジース・ユニコーンの長官。フリッツからはマリー婆さんと呼ばれている(マリーは怒る)。
かつて存在した公式ブログユニコーン通信ではプレイヤーと公式の架け橋として活躍しており、マリーの部屋ではディープなガノタトークが展開された。
専門用語
- G(グローリー)システム
高エネルギー圧縮体ECAPと設計図を基にあらゆる物質の変換と合成を自在に行い、何でも作れるというとんでもない夢のシステム。ザースカンパニーが開発した。
食料品や衣類、果てはモビルスーツなど本当に何でも作れてしまう。食糧危機などの問題を解決させたのだが、人の手で悪用された結果大破壊を引き起こしてしまう。そして大破壊後にジーズ・ユニコーンによって悪用されないためのGシステム3大原則が制定された。
小型・大型・超大型の3種類が存在する。
- 大破壊
60年前に発生した、Gシステムの暴走により発生した膨大なエネルギーによって引き起こされた大災害。この大災害によって世界人口の9割が死滅し、人類文明は崩壊。Gシステムを作ったザース家は、大破壊の元凶として生き残った人々から迫害される羽目になった。
そして、皮肉な事に大破壊後の復興に役立てられたのもGシステムであった。
- ジーズ・ユニコーン
大破壊後にGシステム管理の為に結成された世界的組織で、正式名称は「Gシステム統一管理機構」。
各地にユニコーン・ベースと言う支部を置いており、それぞれに監理官がいる。
- Gシステム3大原則
Gシステムの悪用による大破壊の二の舞を防ぐ為にジーズ・ユニコーンが制定したルール。内容は以下の通り。
1.兵器および武装の創造の禁止
2.生命体の創造の禁止
3.過去に存在していた物以外の創造の禁止
ただし、近年では大幅な拡大解釈や規制緩和などにより、この原則の強制力は低下している。
- アイゼングラード軍
世界最大の都市アイゼングラードの軍隊。
ジーズ・ユニコーンと協力関係にある。
- ダークモビル同盟
モビルスーツを悪用する謎の武装集団。各地の都市を襲撃する。
アイゼングラード軍やジーズ・ユニコーンと敵対している。
登場機体
ダークモビル同盟
ダークモビル四将軍の一人、「怒涛のウェイバー」の駆る大型MS。
ダークモビル四将軍の一人、「鉄壁のザイン」の駆るMS。
ダークモビル四将軍の一人、「神速のクーロン」の駆るMA。
最後のダークモビル四将軍、バスリーの駆るMA。
ネオザース
ネオザース幹部、ティック・ザースの駆る機体。
ネオザース幹部、ラピス・ザースの駆るMS。
ネオザース幹部、マフディ・ザースの駆る機体。
ネオザース幹部、タッカーの駆る機体。
関連タグ
機動新世紀ガンダムX ∀ガンダム 荒廃した世界観繋がり。ただしメカは出演していない。