CV:坂本千夏
『タイムボカンシリーズ イタダキマン』に登場する妖怪であり、三悪が乗るメカでもある。
緑髪の少女の姿をしており、「あちき」「ありんす」など花魁言葉に近い古風かつマイペースな口調で話す。
ヤンヤンたち二束三文トリオ(後期ボカンの三悪たち参照)からは「竜子ちゃん」、孫田空作からは「竜子ねえちゃん」と呼ばれる。
ふだんはオシャカ学園近くにあるオタマガ池の底で暮らしている竜の妖怪で、ヤンヤンが吹く「竜の呼笛(たつのこぶえ)」の音で召喚され、身体を丸めることでデンデンメカ(後述)に変身する。
二束三文トリオよりもしっかりした面があり、都合が悪くなるとさっさと逃げてしまう。
- デンデンメカ
「イタダキマン」における三悪が乗るメカであり、竜子が変身したもの(メカと呼称されているが機械ではない模様)。
外観はカタツムリをモチーフにしており、座席部分が露出。「一心同体(いっしん・どうとぅわぁい)!」のかけ声で口から妖怪をコントロールできるアンテナを吐き出し、出現した妖怪に取り付けて操ってしまう。
アンテナを付けられた妖怪には、巨大化したりパワーアップするなどの効果が現れる。
コックピット正面計器類の中にはなぜか竜子のおっぱいが混じって露出しており、ボタンと乳首が紛らわしいという困った仕様になっている。間違って押され悩ましい声を上げるのがお約束。
『タイムボカン王道復古』にもヤンヤンたちの乗機として登場。実況からは「竜子メカ」と呼称されたが、セリフは無かった。
- リリーフメカ
二束三文トリオ自身が戦うため、ダサイネンが竜子に作らせた伸縮メカ。ダサイネンの発注書に基づいて竜子が製作し、野球のリリーフカーに乗せて現場に持ってくる。操縦装置は竜子が口から吐き出す。
人間大ののっぺりとした人形だが、竜子が熱い息を吹きかけると膨張して巨大メカに変化(外観は自動的にその回に登場した妖怪をモチーフにしたものになる)。三悪はコックピットに、竜子は機関室に乗り込む(コックピットはデンデンメカと同じ内装になっており、なぜかおっぱいまで再現されている)。
第13話から登場。それまでの戦い方に視聴者からの批判が相次いだことから三悪の妖怪サポート方式は廃止され、
「妖怪が倒された後にメカ出現→妖怪が残したオシャカパズルを機体に取り込んでパワーアップ→イタダキマンと戦う」
というスタイルとなった(なお、番組に「自分の力で戦って」と投書した視聴者は、番組内で写真付きで紹介された)。
- カバメカ
「TVアニメマガジン」掲載の、コミカライズ版1話にのみ登場。その名の通りカバの姿をしており、四肢はタイヤ、口の中にコックピットがある。
「やっと出番だうれしいなー」のセリフとともに変身し、等身大のイタダキマンを押しつぶした(直後、二段変身で巨大化したイタダキマンにひっくり返され、そのまま三悪を巻き込み爆発した)。