概要
アニメ『美少女戦士セーラームーンR』に登場。
“宇宙のさすらい貴族”を自称するヒューマノイドタイプの植物型異星人で、物語の前半となる魔界樹編に登場するアンとエイルの正体でもある。
元々は地球とは別の世界で生まれ宇宙を彷徨っていた知的生命体“魔界樹”が、悠久の時を1人寂しく過ごしてきた孤独感から生み出した種族で、当初は皆それぞれが楽しく過ごしていたが、“愛”というものを知らなかった為に魔界樹のエナジーを巡って争い合うようになって行き、まだ生まれて間もないアンとエイル以外は滅び去ってしまった。
テレパシーでお互いが繋がっていたり、衝撃波を放ったりなどの超能力を行使できるが、エナジーが不足すると力を行使出来なくなるばかりか命を失ってしまう為、魔界樹からエナジーを分けてもらって命を繋いできたが、次第に魔界所が衰弱して来た為、魔界樹に与えるエナジーを求めて宇宙を彷徨っており、その旅路の果てに地球へと辿り着き、隕石のように飛来して十番街のとあるマンションの空き部屋へと潜入。そこを拠点として魔界樹に与える新鮮なエナジーを得る為にカーディガンを解き放ち、人々を襲い続けていた。
当初は上述したように“愛”を知らなかった為、お互いをパートナーとして認めあってはいたものの、自分本位で互いをいたわれていなかったが、うさぎや衛たちとの交流を得て真の愛というものを知りセーラー戦士たちと和解。最後は“幻の銀水晶”の力で生まれ変わった新しい魔界樹の芽を育てる為に別の世界へと旅立っていった…。
なお、劇場版『美少女戦士セーラームーンR』に登場するフィオレもアンとエイルと同じくヒューマノイドタイプの植物型宇宙人であり、容姿も2人にそっくりな事から彼らと同じ種族であり、何かの理由で2人が生まれる前に同族たちとはぐれてしまったものと推測されるが、詳細は不明。