概要
真ゲッターロボタラクとは、アニメ版ゲッターロボアークに登場した黒い真ゲッターロボの正式名称。
原作漫画版には登場しないアニメオリジナルのゲッター。
「煩悩を超越して進化した〝真ゲッターロボから分離した機体」と推察されている(ファンの推測ではなくアニメ公式での解説)。
パイロットは真ゲッターとともに火星へ消えたはずの一文字號。
劇中では最期まであくまで「(黒い)真ゲッター」とだけ呼ばれ、現実でもtwitter公式が正式名称発表するまでは公式の表記は「黒い真ゲッター」、視聴者には「ブラック真ゲッター」「真ブラックゲッター」などと呼ばれていた。
アークの真ゲッターはOVA三部作ではなく原作漫画版準拠であるため、それに準じているタラクは歴代の真ゲッターの中でも「號」最終決戦における触れたもの全てを取り込む歩く即死判定状態な覚醒真ゲッターを除けばおそらく最強のバージョンである。
名称の「タラク」とは宝生如来を指す。
外見
真ゲッターを黒くしてマウスシールドをつけた、初代ゲッターロボ→ブラックゲッターに準じたアレンジ。
ただしマウスシールドと耳に相当する突起物は銀ではなく金色。ブラックゲッターが不良のマスクモチーフなのに対して、こちらはマジンガーZのフェイスガードをイメージされている様子。
また公式曰く、翼とゲッターレザーを従来の真ゲッターの1.5倍のサイズでデザインされている。
武装
基本は真ゲッターに準じている。
両肩から飛び出すゲッター1系の機体ではお馴染みの武装。片手斧やハルバードなど、形状の使い分けが可能。
人差し指の先から放たれる超収束型ゲッターエネルギー。一瞬で敵の深部にまで影響を及ぼす。
これまたお馴染みの腹部から発射するゲッタービーム。
色は従来の赤紫ではなくゲッター線が元気な時でおなじみの光る緑であり、当たった箇所が切断されたように消滅していた為、威力は他作品の真ゲッターのものよりも上と思われる。
劇中ではアンドロメダ流国の圧倒的な物量に対抗する為に、発射しながら機体を回転させて大量の敵を殲滅するという驚きの使い方をされた。
真ゲッター1から受け継がれた武装の一つであり劇中の本機が使用したものの中では最強の武装。
一人乗り状態で発動したにも関わらず、余波で爆縮を引き起こすほどの威力を見せている。
劇中の活躍
ゲッターロボアークが恐竜帝国と合流すべく深海に向かった後、地上では地球全土にアンドロメダ流国の総攻撃が開始されていた。
早乙女研究所も例外ではなく、アーク不在の中ゲッターD2と国連軍のUAVステルバーでは侵攻を食い止めるのは難しく、追い詰められた末に隼人が地下に眠るゲッタードラゴンに早すぎる覚醒をさせようと決意したその時、號の雄叫びとともに時空を切り裂き現れたのがこの真ゲッターロボタラクであった。
早乙女研究所を襲うアンドロメダ流国の軍勢をゲッタートマホークで次々と斬り捨て、敵の転移ゲートであるストーカーからさらに送り込まれてくる増援部隊をストナーサンシャインでストーカーごと消し飛ばした後は地球全土を文字通りゲッター無双状態で転戦。各地の国連軍の危機をたった1機で救った。
そして恐竜帝国の協力で完成した地球製転移ゲートであるゾルドを使ってアンドロメダ流国の本拠地のある星系へ飛ぼうとするゲッターアークとゲッターザウルスに助太刀し、敵の攻撃によってセンターリングが損傷・暴走したゾルドを制御する為に機体そのものを媒介にする。
アークとザウルスがゾルドで飛んだ直後、「あとは任せたぜ」という號の言葉と共に消滅した。
余談
ゲッターともはや切っても切り離せないスーパーロボット大戦シリーズであるが、αシリーズ以前の色々と微妙だった頃のネタである指からゲッタービームの公式化に古参ファンは動揺を隠せなかった、いろいろな意味で(原作ではあくまで腕からのゲッタービームであった)。
そしてローリングゲッタービーム(仮)の存在とその活躍ぶりに今から怯えている模様。これがゲッターの恐ろしさか。
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