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ブレイブ・コッドの編集履歴

2021-09-11 22:30:43 バージョン

ブレイブ・コッド

ぶれいぶこっど

ブレイブ・コッドは、機動戦士ガンダムシリーズに登場する架空の人物。

人物像

地球連邦軍大尉。39歳。

映像化はされていないものの、ゲームなどでは玄田哲章が声を担当している。


一年戦争以来のベテランパイロットで、根っからの地球至上主義者でもある。性格は豪放磊落にして、一度こうと決めたら主張を翻さないタイプ。彼が動けばそこに皆が集うという天性のカリスマ性の持ち主であり、荒っぽい性質ながら仲間を鼓舞する言動も多く、同僚や部下達からの信頼も厚い。喜怒哀楽が激しく、新型MSを前にして子供のように目を輝かせたり、状況が思わしくないと苛立ちをあらわにする一面も持ち、同僚のトッシュ・クレイから度々宥められていた。

連邦軍のMSの機体制御データを収集する教導団に所属していたことから分かるように桁外れの操縦技能を持っており、ニュータイプ強化人間並の強靭な肉体は、通常のパイロットでは耐えられないレベルのGを克服するほどである。

『MSの性能は兵器としての完成度ではなく使い手の技量(ウデ)によって左右される=戦争は兵器の量ではなく使い手によって勝敗が決する』という、自らの経験に基づいた独自の哲学を持っている(劇中ではその例としてアムロ・レイRX-78ガンダムの挙げた戦果を引き合いに出している)。

参謀役のトッシュ・クレイは、彼に天賦の才である行動力を活かした指導者としての役割を期待していたが、コッド自身は最後まで戦士としての生き様を捨てることができず、結果としてMSパイロットとして前線に立ち続けた。


劇中での活躍

宇宙世紀0085年、ハイザックに搭乗して小惑星ペズン宙域の哨戒任務に当たっていたが、その頃ペズンに新設された地球連邦軍教導団に転属。その後、宇宙世紀0087年にシャア・アズナブルがダカールでの演説を行ったことをきっかけに連邦政府の姿勢がエゥーゴ寄りになると、これに不満を持ったコッドは教導団を中心に同志を集めて反乱組織ニューディサイズを結成、本拠地である小惑星ペズンを制圧し、連邦政府に反旗を翻した。


当初は司令官的な立場で部隊を指揮していたが、ニューディサイズ側に寝返ったブライアン・エイノー提督率いるX分遣艦隊と合流してガンダムMk-Ⅴを受領してからはその専属パイロットとなり、機体の性能と自らの卓越した技量をもって数々の戦績を打ち立てた。

討伐部隊であるα任務部隊との初戦闘時に、インコム・システムを使って敵の主力MSであるネロ9機(=サラミス改級巡洋艦1隻分のMS戦力)を一瞬で撃墜する。その後の月面都市エアーズ市防衛戦においては、月面上空で侵攻してくる主力艦隊とMSをたった1機で総崩れの状態に陥らせ、状況を打開するべく現れたFAZZ隊との戦闘に突入、鍛えられた肉体と精神力で食いしばった奥歯が砕けるほどのGを伴う高機動に耐えつつミサイル弾幕を突破し、敵の不得手である接近戦に持ち込んで全機撃墜という戦果を挙げた。更に月面降下の際、ブースターとして使用し放棄したシールドを狙撃されても構わず降下シークェンスを続行するなど、敵パイロットであるリョウ・ルーツをして驚嘆させるという胆力を見せる。


その後も、戦力で劣るニューディサイズのフラッグシップとして多大なる活躍を重ねていき、エアーズ市で遂にEx-Sガンダムと相対する。火力で劣っている上、操縦系に負荷を抱えているハンデをものともせず、巧みな操縦技術で相手を追い込み、重火器のほとんどを破壊して戦闘不能寸前まで追い詰める。しかし、ALICEの発動によってコクピットをビームサーベルで切り裂かれ、機体は爆散。コッドは自らが憧れ続けた地球の夢を見ながら戦死した。

自らの技量に自信を持っていた彼であったが、最後は自らが否定していた「機体の性能差」に敗れるという皮肉な最期を迎えることとなった。


余談ではあるが、彼の死後、ネオ・ジオンよりニューディサイズ残党に譲渡されたムサイ級巡洋艦に彼の名を冠した「ブレイブ」という艦名が付けられたというエピソードがある。ここからも、彼がどれだけ仲間たちに慕われていたかが分かるだろう。


備考

ブレイブ・コッドという名前は新撰組の局長近藤勇からきている。

そもそもはニューディサイズが新撰組の意訳と言われていることからきており、そのほかのメンバーの名前にも新撰組のメンバーの名前のもじりやアナグラム、他言語読みが使われている。

またニューディサイズ・メンバーは宇宙移民者(スペースノイド)を侮蔑的なニュアンスを込めて『宇宙人』呼ばわりする場面が多々あるが、彼の場合特にゲームで『宇宙人どもがァ!捻り潰してくれるわ!』というセリフに声が収録されていたため、ネット上では彼を象徴するセリフのように扱われている。


映像作品への登場が無く、知名度はさほど高くはないものの、操縦技術ではオールドタイプでも一二を争う実力者であることは間違いないだろう。


関連タグ

ガンダムMk-Ⅴ ガンダムセンチネル ニューディサイズ

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