概要
CV.沢城みゆき(ボイスコミック)
川口勇貴の漫画「レッドフード」に登場する主要人物の一人。狩人組合に所属している狩人の女性。
豊富な経験と知識を有する玄人(プロフェッショナル)。
魔女の呪いで普段は子どもの姿でいる。有事の際は制約付きで容姿端麗の大人に変身し、獲物を容赦なく追い詰める。
容姿
赤頭巾を纏う金髪碧眼の美女。目元は半目・吊り目で、相手を鋭い視線で射貫く強さを帯びている。
後述にある魔女の呪いで普段は子どもの姿でおり、この時は赤頭巾が体全体を覆い、持ち物の魔法みたいに何でも収納するカバンを背負って行動する。
(大人の姿になったグリム)
制限付きで大人へ変身した際は、容姿端麗の長身女性になる。
衣類は、体型変化から赤頭巾が胸元辺りまでになり、他は白シャツと緑系の長ズボンとブーツを身に着けている。そして、子どもの時にどう着込んでるかは不明だが、変身の事情でかなりぱっつんぱっつんに思える恰好となっている(そのためかなり豊満な体型が強調されている、ありがとうございます)。
また子ども時に背負っていたカバンは手持ちで携帯している。
人物
狩人組合に所属している狩人で相当な玄人(プロフェッショナル)。怪物退治の豊富な知識と経験、冷静沈着な判断力を有している。どんな人狼(怪物)も殺さねばならない矜持(プライド)を持ち、達観した姿勢で「狩りとは 人と獣の知恵比べ」といった狩人として確固な意思をもつ。
子どもでも活用するなど柔軟な思考も持つ。ただし判断に迷う状況で協力を必要とする場面では、真摯な言葉がけで相手の心に訴えかけ無理強いはしない。
利用できそうな事は偶々居合わせた有能な仕事人間みたいな所がありつつ、楽しめそうな場面は勝気な雰囲気を纏って向き合う一面がある。訓練で教官側へ途中参加した時は、おっかない台詞で冷徹な空気を纏う大人の姿と合わさり訓練生を怖気つかせた。確かに優秀な実力を有しており、それ故か油断なく強者の余裕をみせることもある。例え人喰いの人狼に武器を壊される状況でも、冷静に対処しつつ軽口(おどける)の反応もみせる(またこれは予備の所持品がある事情もあっての余裕な態度だった)。
完璧に思えて、重要でない事柄は大雑把な様で応える一面(ユニーク)もある。例として、自分が受けた魔女の呪いを説明する際、最後の方は真面目な語りから一転して雑な言葉遣いをする差異(ギャップ)をみせた。
多種多様の武器・道具を所持しており、これに因んでか異名で「百砲のグリム」とも呼ばれている。
魔女の呪い
人を子どもの姿に変える呪い
グリムは魔女に呪いを掛けられた為、普段は大人から子どもの姿でいる。
有事の際は、特殊な道具『表層時計』により1日1度3時間程で大人へ変身できる。効力が切れた後は、また子どもの姿に戻り戦闘不能となるほど極度の疲労感に苛まれてしまう。
本人曰く「め~ちゃつかれるのだ」
技能
子どもでも大人でも変わらず、かなりの広範囲を気配だけで人狼などの怪物を察知する探知力をもつ。
所持している大量の多彩な道具・武器を使い分け、索敵や攻撃の他、目くらましや臭い消しなど、状況により有効な対応力を発揮する。更に、その場にある事物を使う臨機応変さも兼ね備えている。
大人に変身してからは身体能力が向上する。物語序盤で、村の鐘楼を軽々と扱い人狼をぶったたいていた様子から、腕力はかなり強いと窺える。
pixivでは
『グリム』だけならば他作品に登場するキャラも指す。
そのためpixivにイラストを投稿・タグ付けするならば、本記事の『グリム(レッドフード)』を使用したり、関連タグとして『レッドフード(漫画)』など合わせて使うことが絞り込み検索を助ける。
案の定というか、美形な大人グリムで描かれる作品が多い。また主人公の少年とそっち関連で絡む創作もチラホラ散見される。
備考
グリム(Grimm)とは、ドイツ語圏で使用されている姓の一つ。著名人では、ドイツや周辺地域の民話を収集・編集した童話集で有名なドイツの文学者・言語学者であるグリム兄弟。
また彼らの童話集「通称・グリム童話(※)」に因んで創作基(モチーフ)にされやすい事から、本作「レッドフード(漫画)」のように物語へ用いられやすい名称の一つ。
※正式題は『子どもと家庭のメルヒェン集』などと要約されている。メルヒェンとは「昔話」を意味するドイツ語。
関連項目
レッドフード(漫画) 金髪碧眼 見た目は子供、頭脳は大人 ダイナマイトボディ
妖精騎士ガウェイン(TYPE-MOON製作:Fateシリーズより)・・・色々と「うぉ……でっか……」な体型、金髪碧眼の美女、力が強いといった大人時のグリムと類似項のある人物。因みに、子どもへ変身とかは無い(と思われる)。