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もしかして→ヒスイ地方

概要

CV:野沢雅子

ポケモン劇場版シリーズ第21作『みんなの物語』に登場する人物で、本作のキーパーソンの1人。

フウラシティに住む頑固者かつポケモン嫌いのお婆さんで、近所の子供たちから恐れられている。

一方で面倒見は良く、年の功もあって若い者が持たない知識が豊富。

杖を突いており、右手には常に黒い手袋をはめている。

風祭りの際何らかの書類をトリトの研究所に届けるが、あまいかおりの成分を使った薬品を誤って浴びてしまい以降ポケモンから付きまとわれる羽目になる。

何とか除去してもらおうと研究所を再度訪れるも、丁度研究発表が催され、運悪く泥棒騒ぎも重ねて発生し、そのままあれよあれよとフウラシティ最大の危機に巻き込まれていく。

つきまとったポケモン

最初につきまとい始めたポケモンたち。

やんちゃで自宅内の小物を触りだしたため止められる。

その晩自宅内にいつの間にかいたポケモン。

ほぼ全シーンで真顔を貫くその姿は実にシュール。

一晩経過した後何故かヒスイの側にいた。

最後に加わったポケモン。

本当にどこから現れたのだろうか……。

余談

ヒスイの声を演じた野沢雅子は本作以前にも『ピカチュウたんけんたい』のエレキッドや『アドバンスジェネレーション』のマサムネの声を演じている。

地方の名前に採用されている。人物における名前の由来も同じらしい。

本作では特別出演扱いだが、これは「声優界のレジェンド」の意味合いと思われる。

関連タグ

アニポケ みんなの物語 翡翠(北海道)

以下、物語の根幹に関わるネタバレがあります

ネタバレ

彼女はフウラシティ郊外の山頂に位置する旧発電所を設計した元・技術者であり、発電所が廃止されて久しい物語時点で、旧発電所を動かすことができる数少ない人物のひとりでもある。

旧発電所の起動キーを宝石箱の中に大切に保管しており、事件解決のために旧発電所を動かすべくカガチと共に旧発電所へ向かうこととなる。

彼女のポケモン嫌いは生来のものではなく、現役の技術者だった頃はブルーをパートナーに連れていた。

だが、50年前に発生した山火事の際、火災に巻き込まれた旧発電所でヒスイをはじめとした人員が避難する中、ブルーは起動キーを回収するため単身炎の中に飛び込み、起動キーを手渡すことには成功するものの、ブルー自身は炎に呑まれて落命してしまう(この時ヒスイも右手を炎に呑まれており、右手に常に手袋を常にはめているのはこの時負った火傷の跡を隠すためであることが窺える)。

以来、彼女は深い心の傷を負い、喪失を恐れるあまり、ポケモンから距離を置くようになってしまったのである。

カガチと共に旧発電所に向かう中、再び山火事に遭遇したことで事件の記憶がフラッシュバックし、先へ進むことを躊躇う。

しかし、カガチの激励と作戦前にサトシにかけられた『オレ達にはポケモンがいる』という言葉に支えられ、薬品の効果が切れても行動を共にし続けていたポケモン達、そして彼女の心の中に生き続けていたブルーの力を借り、山火事を鎮火し突破することに成功。

旧発電所に到達してからは装置の操作を行い、元・技術者の実力を遺憾なく発揮。カガチやトリト、そしてポケモン達と共に作戦を見事に成功させた。

この一件で喪失への恐怖も吹っ切ることができたようで、事件の収束後は、付いて来たポケモン達を自宅に住まわせている。

劇中彼女の行動を観察すると「1人でいい」などと独り言を言ったりリサイーブイが怪我をした際ほかの人間同様心配したりと心からポケモンを嫌ってはいないことがよく分かる。

関連タグ(ネタバレ)

ソウジ(アニポケ)-前年の劇場版作品の登場人物。パートナーと死別したことがきっかけで、ポケモンに触れることを恐れるようになってしまったという共通点がある。